ウチムラサキ
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ウチムラサキ | |||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||
NOT EVALUATED (IUCN Red List) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Saxidomus purpurata Sowerby II. 1852 | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
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和名 | |||||||||||||||||||||
ウチムラサキ |
ウチムラサキ(内紫、学名:Saxidomus purpurata)は、マルスダレガイ科の二枚貝である[1]。学名は、1852年にジョージ・ブレッティンガム・サワビー2世によって命名された。
特徴
[編集]殻は楕円形で厚く、殻長は9cm程度になる。殻表は黄褐色で粗い成長輪脈があり、内部は和名の通り紫色を呈する[2]。
分布
[編集]北海道南部から九州東部にかけての太平洋沿岸と、ピョートル大帝湾、ポシェト湾以南の日本海および黄海の水深2mから20mにかけての砂礫底で夏季の水温が17度から19度の海域に棲息する[2][3]。
利用
[編集]普通種の食用貝として利用されており、潜水漁などで漁獲される。近年漁獲量が減少しているため、人口採苗などで生息数の回復が行われている[4][5]。
異名
[編集]- Saxidomus purpuratus (Sowerby II, 1852)
- Tapes purpurata (Sowerby II, 1852)
- 大アサリ(オオアサリ) - 伊勢湾や三河湾沿岸地域の特産品として知られる[6]が、アサリとは属が異なる。
- 橋立貝(ハシダテガイ) - 殻の内側の形状を天橋立に見立てた異名[7]。丹後地方や若狭地方などで用いられる[7]。
脚注
[編集]- ^ Rosenberg, G. (2012). “Saxidomus purpurata (Sowerby II, 1852)”. World Register of Marine Species. 2018年1月20日閲覧。
- ^ a b ЕВСЕЕВ Ж.А, ЯКОВЛЕВ Ю.М. “Saxidomus purpuratus”. ДВГИ ДВО РАН. 2018年1月19日閲覧。
- ^ 原田和弘. “日本沿岸におけるウチムラサキガイの分布”. 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター. 2018年1月19日閲覧。
- ^ “「ウチムラサキ着底稚貝飼育方法」”. 兵庫県立農林水産技術総合センター. 2018年1月19日閲覧。
- ^ “ウチムラサキ増殖技術の開発”. 兵庫県立農林水産技術総合センター. 2018年1月19日閲覧。
- ^ “大アサリ”. コトバンク. 2018年1月27日閲覧。
- ^ a b “ウチムラサキ貝/オオアサリ/大あさり:生態や特徴と産地や旬”. 旬の食材百科. フーズリンク. 2018年10月18日閲覧。
外部リンク
[編集]ウチムラサキの外部識別子 | |
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Encyclopedia of Life | 3110173 |
GBIF | 5855773 |
WoRMS | 582808 |