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アイデアル (洋傘メーカー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社アイデアル
IDEAL CO., LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
110-0055
東京都台東区三筋一丁目10番14号
設立 1990年8月
業種 その他製品
事業内容 の製造・販売
代表者 代表取締役社長 村田政雄
資本金 4500万円
売上高 約5億円(2005年8月期)
従業員数 12名
決算期 8月
特記事項:株式会社丸定商店(1936年創業、1952年6月設立)の事業を引き継ぐ形で設立。
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アイデアルとは、かつて日本に存在した洋傘メーカー。商号は、株式会社アイデアルIDEAL CO., LTD.)。本社は、東京都台東区三筋一丁目。

コメディアン植木等出演のテレビCMと「なんである、アイデアル」のキャッチコピーで知られた[1]

歴史・概要

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1936年、現在の東京都葛飾区四つ木で洋傘骨メーカー「丸定商店」として村田啓一(1912年生まれ)により創業[2]戦後プロレス中継で見た関節技を参考にして、傘骨にスプリングを付けた折り畳み傘を発売し、売り上げを増加させた[1]

1952年6月、「株式会社丸定商店」として法人[3]

1963年9月から信和クリエイティブ制作による、植木出演による5秒のテレビCMを放映開始し、知名度を上げていく(1965年8月まで放送)[1]。また、プロ野球球団ロッテ・オリオンズ本拠地球場である東京スタジアムスコアボードにも上記キャッチコピーの入った広告を掲示した[4]

1990年8月、新たに株式会社アイデアルを設立し、丸定商店の事業を引き継いだ[3]。また、創業から2代目の社長である村田政雄が当時手掛けた信和クリエイティブのスタッフに声をかけ、深夜早朝限定ながら25年ぶりに当時と同じく植木を出演させたテレビCMを制作・放映した[1]

1999年、公式サイト「なんであるアイデアルホームページ」を開設(翌2000年2月より、自社サーバー「www.kasa.co.jp」に新ウェブサイトを開設)[2]

2006年、安価な外国製の傘の流入などの影響もあり売り上げは低迷(1991年8月期の約24億円をピークとし、前年8月期には約5億円まで減少)し、6月9日に事業停止、自己破産を申請した[3]

2017年現在、倒産した洋傘メーカーの社名を踏襲して現在は貸しビルとなっている。

製造・販売していた傘

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脚注

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  1. ^ a b c d 外部リンク(『ZAKZAK』)
  2. ^ a b 外部リンク(『なんであるアイデアルホームページ』)
  3. ^ a b c 外部リンク(『帝国データバンク』)を参照。
  4. ^ 参考:雑誌『ベースボールマガジン』2001年夏季号 「野球場」大特集(同誌に掲載された、1970年の日本シリーズ当時の写真で確認できる)。

関連書籍

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  • 傘骨つくって四十年 アイデアル・村田啓一の歩み
1966年叢文社発行。著:白水胖国立国会図書館の所蔵情報

外部リンク

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※いずれも、参考文献。