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ちちぶエフエム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちちぶエフエム株式会社
Chichibu FM
ちちぶエフエム、2024年3月撮影。
地図
地図
座標: 北緯35度59分41秒 東経139度04分53秒 / 北緯35.994833度 東経139.081443度 / 35.994833; 139.081443
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
368-0043
埼玉県秩父市中町4-11
法人番号 7030001126743
代表者 代表取締役社長 磯田 恵美
外部リンク https://chichibufm.com/
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ちちぶエフエム株式会社
Chichibu FM
愛称 ちちぶFM
コールサイン JOZZ3CT-FM
周波数/送信出力 79.0 MHz/20 W
本社・所在地
368-0043
埼玉県秩父市中町4-11
開局日 2019年10月7日
演奏所 本社と同じ
送信所 秩父市山田トヤバ4394
中継局 なし
放送区域 秩父市、横瀬町、皆野町、小鹿野町の各一部
ネット配信 FM++
公式サイト https://chichibufm.com/

ちちぶエフエム株式会社は、埼玉県秩父市秩父郡横瀬町皆野町小鹿野町の各一部地域を放送対象地域[1]として超短波放送FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。 ちちぶFMの愛称でコミュニティ放送をしている。

概要

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2019年(令和元年)開局。2016年(平成28年)に活動を開始したインターネットラジオちちぶあっぱれでぃおを運営していた三人の女性が設立した[2]もので、代表取締役社長には磯田恵美[3]が就任した。

代表取締役社長の磯田恵美は2011年の東日本大震災をきっかけに、地元・秩父の情報が不足していると感じ、正確な情報を提供する手段として秩父にラジオ局を設立した[4]

本社・演奏所(スタジオ)は、秩父市中町に、送信所は秩父市山田にあり、特定地上基幹放送局呼出符号JOZZ3CT-FM呼出名称ちちぶエフエム周波数79.0MHz、空中線電力20Wで放送区域は秩父市、横瀬町、皆野町、小鹿野町の各一部地域[1]

インターネット配信FM++による。

可聴エリアを秩父市・横瀬町・小鹿野町・皆野町・長瀞町の一部[5]と称している。

FMきらら山口県宇部市)方式[6]により、7時~21時までの14時間が生放送(深夜は放送休止)。1時間~2時間の番組で構成されている。これらはパーソナリティーのローテーションによる。

浦山ダム滝沢ダムを管理する水資源機構荒川ダム総合管理所と二瀬ダムを管理する関東地方整備局二瀬ダム管理所とは「災害情報の放送に関する協定」を、秩父市とは「防災・防犯情報の緊急放送に関する協定」を締結している。

3か月に一度、ちちぶFMclubマガジン[1] という冊子(番組表、加盟店紹介)を発行しており、

加盟店、ちちぶエフエム玄関前で配布している。

沿革

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2019年(令和元年)

    • 6月27日 - 本社を荒川贄川から中町に移転[7]
    • 8月20日 - 特定地上基幹放送局の予備免許取得[1]
    • 9月12日 - 荒川ダム総合管理所と二瀬ダム管理所と「災害情報の放送に関する協定」を締結[8]
    • 10月4日 - 特定地上基幹放送局の免許取得[9]
    • 10月7日 - 開局[9]、FM++によるインターネット配信も開始[10]
    • 10月12日 - 令和元年東日本台風(台風19号)によりスタジオと送信所を結ぶ専用線が断線し停波。インターネット配信のみで台風情報を伝えた。[11]
    • 10月26日 - 秩父市熊木町の市役所隣の秩父市歴史文化伝承館に臨時送信所を設置し放送再開[12]
  • 2020年(令和2年)
    • 2月7日 - 秩父市と「防災・防犯情報の緊急放送に関する協定」を締結[13]
    • 3月18日 - 送信所よりの放送を再開[14]
  • 2023年(令和5年)
    • 6月24日 - 令和五年度 内閣府女性のチャレンジ賞受賞[15]

パーソナリティー

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(50音順) (2024年10月現在)[16]

  • 磯田 恵美
  • 出浦 ゆみ
  • ゑ川 史子
  • 金子 暁
  • 暮林 まどか
  • 坂本 典明
  • 桜井 勇佑
  • 白石 田鶴子
  • 水野 晋太郎
  • 宮城 和歌夫
  • 山口 博子
  • 山中 優子
  • 若林 忠弘

過去のパーソナリティー

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  • 久保 春菜
  • 三上 隼
  • 小松 穂波(現 秩父市議会議員)
  • 倉林 克弥
  • 赤岩 恵子
  • 伊藤 美裕紀

脚注

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  1. ^ a b c 埼玉県秩父市のコミュニティ放送局に予備免許(関東総合通信局 報道資料 令和元年8月20日)(2019年9月1日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  2. ^ コミュニティFM「ちちぶエフエム」設立、地域で育てるFM局(秩父新報 2018年10月3日) - ウェイバックマシン(2020年9月26日アーカイブ分)
  3. ^ <ひと物語>地域の話題 生で発信 ちちぶエフエム社長・磯田恵美さん(東京新聞 首都圏ニュース 埼玉 2020年3月2日) - ウェイバックマシン(2021年5月6日アーカイブ分)
  4. ^ ちちぶエフエム株式会社【今、地域の情報発信をしていることが嬉しい】”. 一般社団法人キャリアビジョン協会 (2024年5月30日). 2024年6月4日閲覧。
  5. ^ ちちぶエフエムとは - ウェイバックマシン(2020年6月20日アーカイブ分)
  6. ^ 『ちちぶエフエム』まちづくり・地域防災メディアとしてのコミュニティFMが2019年に開局(Fun! Chichicbu 2018年12月20日) - ウェイバックマシン(2020年9月26日アーカイブ分)
  7. ^ a b ちちぶエフエム株式会社の情報(法人番号公表サイト)
  8. ^ コミュニティFMを活用したダム情報の提供と地域連携の強化(関東地方整備局 - スキルアップセミナー関東 令和2年度スキルアップセミナー )(2020年7月23日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  9. ^ a b コミュニティ放送の現状 令和2年11月1日現在(総務省電波利用ホームページ - 電波利用システム - 放送関係)(2020年12月1日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  10. ^ FM++ご利用のFMコミュニティ一覧(FM++) - ウェイバックマシン(2019年12月16日アーカイブ分)
  11. ^ 台風19号 ちちぶエフエム休止 土砂崩れで断線、今月中の復旧目指す(東京新聞 埼玉 2019年10月17日) - ウェイバックマシン(2021年5月29日アーカイブ分)
  12. ^ 台風19号 ちちぶエフエム、2週間ぶり再開 アンテナ仮設置(毎日新聞 埼玉 2019年10月29日) - ウェイバックマシン(2021年5月29日アーカイブ分)
  13. ^ 市長ブログ(令和2年)2020年2月8日 防災・防犯協定締結式(秩父市 - 市長ブログ(令和2年))(2020年4月5日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  14. ^ 送信所切り替え工事に伴うお知らせ 2020年3月17日(ちちぶエフエム - お知らせ) - ウェイバックマシン(2020年7月10日アーカイブ分)
  15. ^ 令和5年度女性のチャレンジ賞受賞者名簿 | 内閣府男女共同参画局”. www.gender.go.jp. 2024年5月29日閲覧。
  16. ^ ちちぶエフエムとは”. ちちぶエフエム 79.0MHz (2019年10月11日). 2023年3月15日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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