青空/magic

映像外部リンク
	Salyu 「青空」視聴トレーラー

「青空/magic」
Salyu のシングル
初出アルバム『photogenic』
A面	青空; magic;
リリース	2011年7月13日
規格	マキシシングル
録音	日本
ジャンル	J-POP
時間	5分1秒 (#1); 4分23秒 (#2);
レーベル	トイズファクトリー
作詞・作曲	桜井和寿 (#1); 小林武史 (#2);
プロデュース	小林武史
チャート最高順位
	週間16位（オリコン）; 週間4位 (Billboard Japan Hot 100); 週間17位 (Billboard Japan Top Singles Sales);
Salyu シングル年表
『photogenic』収録曲
ミュージックビデオ
	「青空」; - YouTube
EANコード
	EAN 4988061893341; (TFCC-89334)
	テンプレートを表示

『青空/magic』（あおぞら/マジック）は、日本の歌手・Salyuの15枚目のシングル。2011年7月13日にトイズファクトリーより発売された^[4]。

背景

本作の表題曲1曲目である「青空」は、Mr.Childrenの桜井和寿が作詞および作曲を手掛けている^[4]。桜井が他アーティストへの楽曲提供で作詞・作曲どちらも担当するのはこれが初となる。

Salyuは4年ほど前から桜井への楽曲提供のオファーを行なっていたものの、その度に「今はタイミング的に難しい」と断られ続けていた^[5]。そんな中、2010年4月13日にOORONG STUDIO TOKYOで開催されたMr.Childrenの関係者向けスタジオライブ『Mr.Children Shooting Live SPLIT THE DIFFERENCE』にゲスト出演し、セッションで「虜」「to U」を披露^[6]。その際の打ち上げで桜井から「今だったら書けるかも」という言葉があったため、改めて正式にオファーし実現に至った^[7]。その後早い段階で楽曲の叩き台は出来上がっていたものの、salyu × salyuとしての活動も決定していたため、2011年にsalyu × salyu名義で発売したアルバム『s(o)un(d)beams』を引っ提げたツアー『salyu × salyu tour s(o)un(d)beams』を終えてから本格的に制作がスタートした^[8]。

制作・音楽性

「青空」について、Salyuは「人の耳に心に気さくに入っていける楽曲」と語っている。今回の楽曲提供に際しては、「桜井さんが私から受ける純粋な印象を知りたかった」という理由からSalyu側から具体的な要望は出さなかったという^[9]。一方、作詞・作曲を担当した桜井和寿は、「サビの後半で彼女が声を張ってく感じを、そもそもイメージして作ってた」と発言している^[10]。元々、桜井は「擬態」を提供曲として制作していたが、「そのうち、人に提供するのではなく、自分たちで歌いたいと思うようになった」ため、代わりに書かれたのが本楽曲である^[11]。

「青空」のレコーディングについて、楽曲の中に「ダイナミズムっていうか、穏やかに歌うところも、叫びきって歌うところも、いろいろ共存してる」ため、歌うのはすごく難しかったとSalyuは発言している^[12]。桜井からは「あまり難しいことを考えずに、伸び伸びと歌って」とアドバイスを受けた^[13]ほか、ボーカルに関する具体的なディレクションも受けたという^[8]。

リリース・プロモーション

通常盤のみの1形態で発売。前作『LIFE』以来約11か月ぶりとなるシングル。

本作のアートディレクターはTHROUGH.が担当。

発売日当日の2011年7月1日には、本作の発売を記念してUstreamで特別番組が配信された^[14]。

収録曲

全編曲・プロデュース：小林武史 / 全弦編曲：小林武史・四家卯大

青空 [5:01]
- 作詞・作曲：桜井和寿
2015年にジャパン・スローシネマ・ネットワーク配給映画『ちえりとチェリー』主題歌として起用された^[15]。

ミュージック・ビデオが制作されており、トイズファクトリーおよびSalyuの公式YouTubeチャンネルで公開されている。

16thシングル『Lighthouse』には、2011年11月30日から12月1日まで開催されたライブ『a brand new concert issue "m i n i m a" -ミニマ- Salyu × 小林武史』のライブ音源が収録されている^[16]。
magic [4:23]
- 作詞・作曲：小林武史
フジテレビ系情報番組『めざにゅ〜』テーマソング^[17]（2010年10月4日 - 2011年3月31日）。

参加ミュージシャン

小林武史：Piano / Keyboards
田中義人：Electric Guitar (#1)
名越由貴夫：Electric Guitar (#2)
桜井和寿：Acoustic Guitar (#1)
前田啓介：Bass (#1)
キタダマキ：Bass (#2)
河村“カースケ”智康：Drums (#1)
白根賢一：Drums (#2)
四家卯大ストリングス：Strings (#1, #2)
ASA-CHANG：Percussion (#1)
ヤマグチヒロコ：Chorus (#1)
安達練：Computer Programming

ライブ映像作品


曲名	作品名
青空	photogenic^{[注 1]}
	ap bank fes '11 Fund for Japan
	Salyu 10th Anniversary concert "ariga10"

収録アルバム

『photogenic』 (#1, #2)
『Salyu 20th Anniversary Tribute Album "grafting"』 (#1) - セルフカバーとして新録。

カバー

青空

桜井和寿（2015年6月28日） - 自身が所属するユニット・ウカスカジーのライブ『MIFA Football Park 1st anniversary party』内での自身のソロコーナーにてセルフカバー^[18]。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 初回限定盤に収録。

出典

^ “青空/magic | Salyu”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年4月16日閲覧。
^ “Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年9月3日閲覧。
^ “Billboard Japan Top Singles Sales | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年9月3日閲覧。
^ ^a ^b “Salyuニューシングルで小林武史×桜井と5年ぶりコラボ”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年5月16日). 2021年1月25日閲覧。
^ 小野島大 (2011年7月13日). “Salyu 新しい挑戦に満ちたシングル「青空/magic」”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年9月3日閲覧。
^ 小貫信昭 2010, p. 10.
^ 鹿野淳 2011, p. 96.
^ ^a ^b 小野島大 (2011年7月13日). “Salyu 新しい挑戦に満ちたシングル「青空/magic」(2/5)”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2021年1月25日閲覧。
^ 竹内美保 (2011年7月13日). “「世界観が新しいアート」。Salyuニューシングル「青空/magic」リリース！”. FanplusMusic. Fanplus. 2021年1月25日閲覧。
^ 小貫信昭 2011, p. 83.
^ 小貫信昭 2020, p. 208.
^ 小野島大 (2011年7月13日). “Salyu 新しい挑戦に満ちたシングル「青空/magic」(3/5)”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年9月3日閲覧。
^ 永堀アツオ. “Salyu アルバム『photogenic』（インタビュー02）”. エキサイトミュージック. エキサイト. 2021年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月3日閲覧。
^ “明日シングル発売Salyuの1日をUst密着生中継”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年7月12日). 2024年9月3日閲覧。
^ “Salyu「青空」が星野源参加アニメ映画「ちえりとチェリー」主題歌に”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2015年6月19日). 2021年1月25日閲覧。
^ “Salyu、年明け2月発売のニューシングル＆アルバム詳細”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年12月22日). 2024年9月3日閲覧。
^ “Salyuが歌で起こしますよ！「めざにゅ～」新テーマ曲に決定”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2010年10月1日). 2021年1月25日閲覧。
^ “MIFA Football Park 1st Anniversary Party 第2弾レポート後編！！”. MIFA (2015年7月12日). 2024年9月3日閲覧。

参考文献

小貫信昭「SPECIAL CROSS TALK スガシカオ×桜井和寿」『別冊カドカワ総力特集スガシカオ』第396巻、角川マガジンズ、2011年8月10日、75 - 83頁、ISBN 978-4-04-731102-2。
小貫信昭「PRODUCTION DIARY」『Mr.Children / Split The Difference』付属ブックレット、トイズファクトリー、2010年11月10日、5 - 12頁。
小貫信昭「2010 - 2012 擬態」『Mr.Children 道標の歌』水鈴社、2020年11月20日、201 - 218頁、ISBN 978-4-16-401002-0。
鹿野淳「Salyu、ポップの広い空を羽ばたく」『MUSICA』第5巻第8号、FACT、2011年8月15日、94 - 97頁。

外部リンク

告知映像
- Salyu 「青空」視聴トレーラー - YouTube
ミュージック・ビデオ
- Salyu「青空」MV (Full) - YouTube
- Salyu「青空」MUSIC VIDEO - YouTube
歌詞
- 「青空」 - 歌ネット
- 「magic」 - 歌ネット
インタビュー
- Salyu 新しい挑戦に満ちたシングル「青空/magic」 - 音楽ナタリー
- 「世界観が新しいアート」。Salyuニューシングル「青空/magic」リリース！ - FanplusMusic

[18] 初回限定盤に収録。

[1] “青空/magic | Salyu”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年4月16日閲覧。

[2] “Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年9月3日閲覧。

[3] “Billboard Japan Top Singles Sales | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年9月3日閲覧。

[ナタリー-4] “Salyuニューシングルで小林武史×桜井と5年ぶりコラボ”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年5月16日). 2021年1月25日閲覧。

[5] 小野島大 (2011年7月13日). “Salyu 新しい挑戦に満ちたシングル「青空/magic」”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年9月3日閲覧。

[FOOTNOTE小貫信昭201010-6] 小貫信昭 2010, p. 10.

[FOOTNOTE鹿野淳201196-7] 鹿野淳 2011, p. 96.

[ナタリーインタビュー-8] 小野島大 (2011年7月13日). “Salyu 新しい挑戦に満ちたシングル「青空/magic」(2/5)”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2021年1月25日閲覧。

[9] 竹内美保 (2011年7月13日). “「世界観が新しいアート」。Salyuニューシングル「青空/magic」リリース！”. FanplusMusic. Fanplus. 2021年1月25日閲覧。

[FOOTNOTE小貫信昭201183-10] 小貫信昭 2011, p. 83.

[FOOTNOTE小貫信昭2020208-11] 小貫信昭 2020, p. 208.

[12] 小野島大 (2011年7月13日). “Salyu 新しい挑戦に満ちたシングル「青空/magic」(3/5)”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年9月3日閲覧。

[13] 永堀アツオ. “Salyu アルバム『photogenic』（インタビュー02）”. エキサイトミュージック. エキサイト. 2021年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月3日閲覧。

[14] “明日シングル発売Salyuの1日をUst密着生中継”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年7月12日). 2024年9月3日閲覧。

[15] “Salyu「青空」が星野源参加アニメ映画「ちえりとチェリー」主題歌に”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2015年6月19日). 2021年1月25日閲覧。

[16] “Salyu、年明け2月発売のニューシングル＆アルバム詳細”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年12月22日). 2024年9月3日閲覧。

[17] “Salyuが歌で起こしますよ！「めざにゅ～」新テーマ曲に決定”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2010年10月1日). 2021年1月25日閲覧。

[19] “MIFA Football Park 1st Anniversary Party 第2弾レポート後編！！”. MIFA (2015年7月12日). 2024年9月3日閲覧。

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表話編歴 Billboard JAPANラジオ・エアプレイ・チャート「Hot Top Airplay」第1位（2011年7月25日付）
1月	3日 A winter fairy is melting a snowman（木村カエラ） 10日 - 17日 (合算週) マリー・ユー〜ふたりの未来（ブルーノ・マーズ） 24日ワット・ザ・ヘル（アヴリル・ラヴィーン） 31日イット・ダズント・ストップ（マイア・ヒラサワ）
2月	7日イット・ダズント・ストップ（マイア・ヒラサワ） 14日銀河の星屑（桑田佳祐） 21日 Watching you feat.WISE（LIL） 28日 Blue Bird（コブクロ）
3月	7日銀河の星屑（桑田佳祐） 14日ワット・ザ・ヘル（アヴリル・ラヴィーン） 21日愛してるって言えなくたって（山下達郎） 28日スロー（ルーマー）
4月	4日スロー（ルーマー） 11日ボーン・ディス・ウェイ（レディー・ガガ） 18日ひとつの恋が終るとき（松任谷由実） 25日 Life（Ms.OOJA）
5月	2日 Life（Ms.OOJA） 9日あの太陽が、この世界を照らし続けるように。（コブクロ） 16日 Have a Good Day!（のあのわ） 23日マイホーム（関ジャニ∞） 30日ブーン!（マイア・ヒラサワ）
6月	6日ジューダス（レディー・ガガ） 13日奇跡（くるり） 20日プライス・タグ feat.B.o.B（ジェシー・J） 27日花束（back number）
7月	4日・11日花束（back number） 18日波乗りかき氷（Not yet） 25日青空（Salyu）
8月	1日・8日明日へのマーチ（桑田佳祐） 15日 Chu Chu（moumoon） 22日希望という名の光（山下達郎） 29日明日へのマーチ（桑田佳祐）
9月	5日フライングゲット（AKB48） 12日家族になろうよ（福山雅治） 19日 TRY AGAIN for JAPAN（長渕剛） 26日 Rising Sun（EXILE）
10月	3日 More Kiss（Fairies） 10日たいせつな光（fumika） 17日思い出せなくなるその日まで（back number） 24日イフ・アイ・ハッド・ア・ガン（ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ） 31日神様（玉城千春）
11月	7日風は吹いている（AKB48） 14日 Superman（Crystal Kay） 21日ラヴ・ラヴ・ラヴ〜世界のあいことば（アバランチ・シティ） 28日 Sexy Zone（Sexy Zone）
12月	5日歩いていこう（いきものがかり） 12日ウィー・ファウンド・ラヴ feat.カルヴィン・ハリス（リアーナ） 19日ザ・サン・ザ・トゥリーズ〜木漏れ日の下で（ロシアン・レッド） 26日僕の半分（SMAP）
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