ブラック・アイド・ピーズ
ブラック・アイド・ピーズ | |
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ブラック・アイド・ピーズ、2009年6月25日、パリにて 左からウィル、ファーギー、タブー、アップル | |
基本情報 | |
別名 | BEP |
出身地 | アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル | ヒップホップ、トランス、ダンス レゲトン |
活動期間 | 1995年 - 現在 |
レーベル | エピックレコード、インタースコープ、A&Mレコード |
共同作業者 | ジャスティン・ティンバーレイク、セルジオ・メンデス、プッシーキャット・ドールズ、メイシー・グレイ |
メンバー |
ウィル・アイ・アム アップル・デ・アップ タブー J.レイ・ソウル |
旧メンバー |
キム・ヒル ファーギー |
ブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)は、アメリカ合衆国のヒップホップ・ミクスチャーグループ。これまでにグラミー賞を6度受賞している。日本でのキャッチフレーズは「猿でも分かる○○」[注釈 1]。2009年のシングル「ブン・ブン・パウ」は、Billboard Hot 100で12週連続1位を獲得した。また、「アイ・ガッタ・フィーリング」(14週連続1位)と合わせて26週連続1位(2009年4月18日付〜10月10日付)となり、Billboard Hot 100の新記録を達成した[注釈 2]。
メンバー
[編集]現メンバー
[編集]- ウィル・アイ・アム(will.i.am[注釈 3])(1995年 - 現在)
- 本名:ウィリアム・ジェームズ・アダムス・Jr.(William James Adams Jr.)
- エスニシティ:アフリカン・アメリカン
- 誕生日:1975年3月15日
- アップル・デ・アップ(apl.de.ap[注釈 4])(1995年 - 現在)
- タブー(Taboo)(1995年 - 現在)
- 本名:ハイメ・ルイス・ゴメズ(Jaime Luis Gómez)
- エスニシティ:ヒスパニック/ネイティブ・アメリカン
- 誕生日:1975年7月14日
- J.レイ・ソウル(2018年 - 現在)
- 本名:ジェシカ・レイノソ(Jessica Reynoso)
元メンバー
[編集]ファーギーは2015年の再結成以来の楽曲に参加していないが脱退の正式な発表はなかった。これに対してウィル・アイ・アムは2020年に「ファーギーは母親として育児に専念しており、The Black Eyed Peasの活動は休止している」と話しているので、ファーギーは育休による活動休止が正しい。
経歴
[編集]1988年、同じ学校に通っていたウィルとアップルが出会い、ブレイクダンスグループのトライバル・ネイション(Tribal Nation)に入る。
1989年、ウィルとアップルは、トライバル・ネイションを脱退し、ヒップホップグループのアトバン・クラン(Atban Klann)を結成する。
1992年、イージー・E(Eazy-E)が社長だったことで有名な、Ruthless Recordと契約。『Grass Roots』をリリース。
1995年のイージー死去を機に、彼らはRuthless Recordを離れる。この頃に、ダンサーのタブーが加入し、ブラック・アイド・ピーズ(以下BEP)にグループ名を改める。ロサンゼルスを中心にライブ活動を始め、評判が広まっていった。
1997年に、BEPのパフォーマンスは多くのレコード会社の間で話題となり、契約合戦となった。最終的にインタースコープ(Interscope)と契約。
1998年6月、ファースト・アルバム『ビハインド・ザ・フロント(Behind the Front)』をリリース。また、この頃にファーギーがロサンゼルスでのBEPのライブを観てファンになる。
2000年9月、セカンド・アルバム『ブリッジング・ザ・ギャップ(Bridging the Gap)』をリリース。同年、Shibuya O-EASTでのイベントのため。初来日した。
2001年に、ウィルが初のソロ・アルバム『ロスト・チェンジ(Lost Change)』をリリース(日本盤なし)。
2003年4月頃、ファーギーが加入。6月に、3作目のアルバム『エレファンク(Elephunk)』をリリースし、ファースト・シングル「ホエア・イズ・ザ・ラヴ?(Where Is The Love)」が大ヒットした。11月には、iPodのCM曲に「ヘイ・ママ(Hey Mama)」が起用されてヒット。人気を確立する。
2004年9月、DVD『ビハインド・ザ・ブリッジ・トゥ・エレファンク(Behind The Bridge To Elephunk)』をリリース。
2005年6月、4作目のアルバム『モンキー・ビジネス(Monkey Business)』をリリース。年間アルバムトップセールスで5位を獲得した。
2006年5月、リミックス・アルバム「リネゴシエイションズ:ザ・リミキシーズ(Renegotiations:The Remixes)」リリース。7月に来日し、大阪城ホールと日本武道館での公演を果たす。7月17日放送の「SMAP×SMAP」に出演[注釈 5]、「ロンドン・ブリッジ」と「パンプ・イット」を披露した。
2009年6月、5作目のアルバム『ジ・エンド(ジ・エナジー・ネヴァー・ダイズ)』をリリース。4月にリリースされた先行シングル『ブン・ブン・パウ』が、初のBillboard Hot 100で1位を獲得。
2010年、『サムデイ(SOMEDAY)』が映画『ナイト&デイ』の主題歌に起用された。
2011年2月6日、NFL(アメリカンフットボール)・第45回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演。
2015年1月、2015年に結成20周年を迎えることを記念して再結成することをウィル・アイ・アムがメトロ紙にコメント。新作のレコーディングに向けてスタジオ入りを始めており、結成20周年記念ツアーも計画している[3]。
2019年10月、J・バルヴィンを客演に迎えた新曲『RITMO (Bad Boys for Life)』をリリース[4]。Billboard Hot 100で26位を記録し、活動再開以来初のチャートインとなった[5]。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US [6] |
AUS [7] |
AUT [8] |
CAN [6] |
FRA [9] |
GER [10] |
NL [11] |
NZ [12] |
SWI [13] |
UK [14] | ||||
1998 | Behind the Front |
|
129 | — | — | — | 149 | — | — | — | — | — | |
2000 | Bridging the Gap |
|
67 | 37 | — | — | — | 82 | — | 18 | — | 112 | |
2003 | Elephunk |
|
14 | 1 | 3 | 2 | 2 | 6 | 5 | 2 | 1 | 3 | |
2005 | Monkey Business |
|
2 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | 4 | |
2009 | The E.N.D. |
|
1 | 1 | 5 | 1 | 1 | 2 | 8 | 1 | 2 | 3 | |
2010 | The Beginning |
|
6 | 6 | 7 | 2 | 1 | 2 | 34 | 12 | 3 | 8 | |
2018 | Masters of the Sun Vol. 1 |
|
— | — | — | — | 112 | — | — | — | 55 | — | |
2020 | Translation |
|
52 | — | 45 | 8 | 13 | 57 | 18 | — | 11 | — | |
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
リミックス・アルバム
[編集]- リネゴシエイションズ - Renegotiations:The Remixes (2006年)
日本公演
[編集]- 2004年 Special Showcase
- 2月11日 恵比寿ザ・ガーデンホール
- 9月16日 STUDIO COAST
- 8月11日,12日 千葉幕張メッセ、大阪舞洲サマーソニック特設会場
グラミー賞受賞歴
[編集]部門 | 曲 / アルバム / ビデオ | 年 | 結果 |
---|---|---|---|
年間最優秀レコード賞 | "Where is the Love?" | 2004 | ノミネート |
最優秀ラップ・コラボレーション賞 | ノミネート | ||
Record of the Year | "Let's Get It Started" | 2005 | ノミネート |
Best Rap Performance by a Duo or Group | 受賞 | ||
最優秀ラップ・ソング賞 | ノミネート | ||
Best Rap Performance by a Duo or Group | "Don't Phunk with My Heart" | 2006 | 受賞 |
Best Rap Song | ノミネート | ||
最優秀ポップ・デュオ/グループ賞 | "Don't Lie" | ノミネート | |
最優秀ポップ・ヴォーカル・コラボレーション | "Gone Going" | ノミネート | |
Best Pop Performance by a Duo or Group | "My Humps" | 2007 | 受賞 |
Album of the Year | "The E.N.D." | 2010 | ノミネート |
Best Pop Vocal Album | 受賞 | ||
Record of the Year | "I Gotta Feeling" | ノミネート | |
Best Pop Performance by a Duo or Group | 受賞 | ||
Best Dance Recording | "Boom Boom Pow" | ノミネート | |
Best Short Form Music Video | 受賞 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ アルバム「エレファンク」及びファーギーのソロアルバムで用いられたフレーズ。
- ^ Hot 100発足以前を含めると、1940年にグレン・ミラーがビルボードのジュークボックス・チャートにおいて26週連続1位を達成しており、ブラック・アイド・ピーズはタイ記録となる。
- ^ 芸名はすべて小文字で「will.i.am」が正しい表記。
- ^ ウィル同様、アップルも芸名はすべて小文字表記。
- ^ 同番組には、これを含め現時点で3度出演しており、2007年9月17日放送分の番組トークにてSMAPへ「クチ・クサイ・ソング」を提供すると伝えたが、中居正広からやんわり断られた。ウィル曰く「50セントやバスタ・ライムスなども欲しがった」というその曲は、2008年に日本限定で発表された、ウィルの客演ベスト・アルバムに収録された(もちろん、SMAPは歌っていない)[1]。その後、「クチ・クサイ・ソング」の代わりかどうかは分からないが、ウィルはSMAPのアルバム「2008年のアルバム」に、アルバムのテーマ曲「Theme of 019」と香取慎吾のソロ「Here is your hit」を提供し、2009年6月22日放送分で3度目の出演をした際には、一緒に「Theme of 019」と自身のアルバム『The E.N.D』より「GOTTA FEELING」を披露した。
出典
[編集]- ^ BEPウィルの「クチ・クサイ・ソング」遂にリリース、BARKS、2008年5月18日 21:05。
- ^ MTVjapan 2011-11-29付
- ^ Métro 2015-1-5付
- ^ “ブラック・アイド・ピーズ、「RITMO (Bad Boys For Life)」チャート上昇中 ヒットの要素揃い復活なるか”. 2020年2月25日閲覧。
- ^ “Chart History The Black Eyed Peas”. 2020年6月11日閲覧。
- ^ a b “The Black Eyed Peas: Charts & Awards: Billboard Albums”. allmusic. Macrovision. 2011年3月9日閲覧。
- ^ “The Black Eyed Peas: Discography Singles”. australian-charts.com. Hung Medien. 2010年12月13日閲覧。
- ^ “The Black Eyed Peas: Discographie Singles” (German). austriancharts.at. Hung Medien. 2011年4月13日閲覧。
- ^ “The Black Eyed Peas: Discographie Singles” (French). lescharts.com. Hung Medien. 2010年12月13日閲覧。
- ^ “Chartverfolgung / Black Eyed Peas / Longplay” (German). Musicline.de. PhonoNet. 2010年12月13日閲覧。
- ^ “The Black Eyed Peas: Discographie Singles” (Dutch). dutchcharts.nl. Hung Medien / hitparade.ch.. 2010年12月13日閲覧。
- ^ “The Black Eyed Peas: Discography Singles”. charts.org.nz. Hung Medien. 2011年4月13日閲覧。
- ^ “The Black Eyed Peas: Discographie Singles” (German). hitparade.ch. Hung Medien. 2011年4月12日閲覧。
- ^ “The Black Eyed Peas”. Chart Stats. 2013年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月29日閲覧。
- ^ a b Grein, Paul (March 9, 2011). “Week Ending March 6, 2011: Albums: Across The Pond”. Chart Watch. Yahoo! Music. March 9, 2011閲覧。
- ^ a b c d “Gold & Platinum: Search Results”. Recording Industry Association of America. 2010年12月13日閲覧。
- ^ “ARIA Charts – Accreditations – 2004 Albums”. Australian Recording Industry Association (2004年). 2010年12月13日閲覧。
- ^ a b c “Gold & Platin" (in German).”. IFPI Austria. 2011年2月20日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum Certification - December 2005”. Canadian Recording Industry Association (December 2005). 2012年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月13日閲覧。
- ^ “Certifications Albums Platine - année 2004” (French). Syndicat National de l'Édition Phonographique (2004年). 2012年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月13日閲覧。
- ^ a b c d “Gold-/Platin-Datenbank (Black Eyed Peas)”. Bundesverband Musikindustrie. Febrary 4, 2011閲覧。
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- ^ a b c d “Certified Awards Search” (To access, user must enter the parameter "Black Eyed Peas" into the Search field with "Search by" set to Keyword). British Phonographic Industry. 2010年12月13日閲覧。
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- ^ Lipshutz, Jason (2014年9月15日). “Fergie's 'The Dutchess' Turns Eight: An Appreciation”. Billboard. Prometheus Global Media. 2014年9月15日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 2009 Albums”. Australian Recording Industry Association (2009年12月31日). 2010年12月13日閲覧。
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- ^ “Certifications Albums Diamant - année 2010” (French). Syndicat National de l'Édition Phonographique (2010年). 2012年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月1日閲覧。
- ^ “IFPI Platinum Europe Awards - 2010”. International Federation of the Phonographic Industry. January 3, 2013閲覧。
- ^ “2009 Certification Awards – Multi Platinum”. Irish Recorded Music Association (2009年). 2010年12月14日閲覧。
- ^ a b “Latest Gold / Platinum Albums”. RadioScope. 2011年1月5日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 2010 Albums”. Australian Recording Industry Association (2010年12月31日). 2011年1月19日閲覧。
- ^ “Certifications Albums Diamond - année 2011” (French). Syndicat National de l'Édition Phonographique (2011年). 2012年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月3日閲覧。
- ^ “IFPI Platinum Europe Awards - 2011”. International Federation of the Phonographic Industry. January 3, 2013閲覧。
- ^ “MASTERS OF THE SUN VOL. 1 by The Black Eyed Peas”. 2018年10月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- ブラック・アイド・ピーズ | Black Eyed Peas (日本公式サイト)
- ブラック・アイド・ピーズ (blackeyedpeas) - Facebook