Mk.76 ミサイル射撃指揮装置
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AN/SPG-55レーダー(2基の円形カセグレンアンテナ) | |
種別 | パルス・ドップラー・レーダー |
---|---|
目的 | ミサイル射撃指揮(追尾、イルミネーター) |
開発・運用史 | |
開発国 | アメリカ合衆国 |
送信機 | |
周波数 |
Cバンド(追尾モード) Xバンド(射撃指揮モード) |
パルス幅 |
26 / 1.5マイクロ秒(追尾モード) 連続波照射(ミサイル誘導モード)[1] |
パルス繰返数 | 203 - 225 pps(追尾モード)[1] |
送信尖頭電力 |
1 MW(追尾モード) 5 kW(ミサイル誘導モード) |
アンテナ | |
形式 | 円形カセグレンアンテナ[1] |
直径・寸法 |
直径96 in (2.4 m)アンテナのみ 175 in (4.4 m)×218 in (5.5 m)(マウント部含む)[1] |
アンテナ利得 |
39 dB(追尾モード) 47 dB(ミサイル誘導モード) |
ビーム幅 |
1.6°(追尾モード) 0.8°(ミサイル誘導モード) 72°(補助ビーム、Xバンド)[1] |
探知性能 | |
探知距離 |
120 nmi (220 km)(追尾モード) 80,000 yd (73 km)(ミサイル誘導モード)[1] |
探知高度 | 50,000 ft (15,000 m) - 80,000 ft (24,000 m)(ミサイル誘導モード)[1] |
その他諸元 | |
重量 | 12,970 lb (5,880 kg)(レーダーマウント部含む) |
Mk.76 ミサイル射撃指揮装置(英語: Mark 76 Guided Missile Fire Control System:Mk.76 GMFCS)とは、アメリカ海軍のミサイル射撃指揮装置である。
Mk.76 GMFCSは、テリア・システムを構成するシステムの一つであり、RIM-2 テリア / RIM-67 スタンダードERの射撃誘導に用いられる。
火器管制レーダー
[編集]火器管制レーダーとしては、当初はAN/SPQ-5が用いられた。これは、タロス用のAN/SPG-49から派生して開発されたCバンドの追尾レーダーで、ビームライディング誘導機能を備えていた。
その後、テリアミサイルが誘導方式をセミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)に変更して以降はAN/SPG-55に変更された。これはCバンドのパルス波で目標の追尾を行い、Xバンドの連続波照射によりミサイルを誘導するものであった[2]。
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搭載艦
[編集]- キティホーク級航空母艦(シースパローに換装され後日撤去)
- ボストン級ミサイル巡洋艦
- プロビデンス級ミサイル巡洋艦
- 原子力ミサイル巡洋艦「ロングビーチ」
- リーヒ級ミサイル巡洋艦
- 原子力ミサイル巡洋艦「ベインブリッジ」
- ベルナップ級ミサイル巡洋艦
- 原子力ミサイル巡洋艦「トラクスタン」
- ファラガット級(クーンツ級)ミサイル駆逐艦
- ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級巡洋艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」(後日装備)
- アンドレア・ドーリア級ヘリコプター巡洋艦
- ヘリコプター巡洋艦「ヴィットリオ・ヴェネト」
- デ・ロイテル級巡洋艦「デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン」(後日装備。ペルー海軍への売却時にヘリコプター巡洋艦に改装され撤去)
参考文献・サイト
[編集]- ^ a b c d e f g Norman Friedman (1997). The Naval Institute guide to world naval weapon systems 1997-1998. Naval Institute Press. pp. 380. ISBN 9781557502681
- ^ Norman Friedman (1981). Naval Radar. Naval Institute Press. ISBN 9780870219672
外部リンク
[編集]関連項目
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、AN/SPQ-5に関するカテゴリがあります。
- ウィキメディア・コモンズには、AN/SPG-55に関するカテゴリがあります。
- テリアミサイル
- Mk.74 ミサイル射撃指揮装置 - ターター・システムのミサイル射撃指揮装置。
- Mk.99 ミサイル射撃指揮装置 - イージスシステムのミサイル射撃指揮装置。