ラグビーワールドカップ1995
概要 | |
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開催国 | 南アフリカ共和国 |
期間 | 1995年5月25日 – 6月24日 |
出場国数 | 16ヶ国 (予選出場45ヶ国+自動出場9ヶ国) |
最終結果 | |
優勝国 | 南アフリカ共和国 |
準優勝国 | ニュージーランド |
3位 | フランス |
統計 | |
試合数 | 32 |
観客動員数 | 1,100,000人 (1試合平均34,375人) |
最多得点選手 | ティエリー・ラクロワ (112得点) |
最多トライ選手 |
ジョナ・ロムー (7トライ) マーク・エリス (7トライ) |
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ラグビーワールドカップ1995は、1995年5月25日から6月24日まで、南アフリカ共和国で開催された第3回ラグビーワールドカップ。
これまでアパルトヘイトの影響によりIRB主催大会から除名されていた南アフリカが初開催とともに初出場、そして初優勝を果たした。
予選
[編集]開催国である南アフリカと、第2回大会ベスト8が予選を免除され、残りの7枠を各大陸に割り当てた。
大陸予選
[編集]- アジア1
- オセアニア1
- アフリカ1
- アメリカ大陸1
- ヨーロッパ3
アジア予選
[編集]1994年アジアラグビーフットボール大会を制した日本が本大会出場権を獲得。
- アジア予選敗退(台湾、マレーシア、スリランカ、韓国、香港、タイ、シンガポール)
日本が本大会進出。
オセアニア予選
[編集]フィジーとトンガが対戦し、2戦合計34-26で勝利したトンガが本大会出場権を獲得した。
1993年6月12日 |
フィジー | 11–24 | トンガ | スバ フィジー |
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1993年7月17日 |
トンガ | 10–15 | フィジー | ヌクアロファ, トンガ |
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トンガが本大会進出。
アフリカ予選
[編集]1次予選を通過した4チームが出場し、1回総当たりのリーグ戦で上位1チームが本大会出場権を獲得。
- 1次予選敗退(ケニア、アラビアンガルフ、チュニジア)
出場国 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 総得点 | 総失点 | 得失点差 | 勝ち点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コートジボワール | 3 | 2 | 0 | 1 | 39 | 39 | +0 | 7 |
ナミビア | 3 | 1 | 1 | 1 | 53 | 49 | +4 | 6 |
モロッコ | 3 | 1 | 1 | 1 | 42 | 46 | -4 | 6 |
ジンバブエ | 3 | 1 | 0 | 2 | 51 | 51 | +0 | 5 |
コートジボワールが本大会進出。
アメリカ大陸予選
[編集]1993年南米ラグビー選手権を制したアルゼンチンとバミューダを破ったアメリカ合衆国が対戦し、2連勝したアルゼンチンが本大会出場権を獲得。
- 南米予選敗退(ウルグアイ、パラグアイ、チリ)
1994年5月28日 |
アメリカ合衆国 | 22–28 | アルゼンチン | ロングビーチ アメリカ合衆国 |
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1994年6月20日 |
アルゼンチン | 16–11 | アメリカ合衆国 | ブエノスアイレス, アルゼンチン |
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アルゼンチンが本大会進出。
ヨーロッパ予選
[編集]1次予選を通過した8チームとウェールズの計9チームが参加した。3チームずつ3組の1回総当たりのリーグ戦で上位1チームが本大会出場権を獲得。
- 予備予選敗退(デンマーク、アンドラ、ルクセンブルク(棄権)、ハンガリー、ユーゴスラビア(失格))
- 1次予選敗退(ベルギー、スイス、スウェーデン、イスラエル、ポーランド、ジョージア、ラトビア、リトアニア)
2次予選(西)
[編集]出場国 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 総得点 | 総失点 | 得失点差 | 勝ち点 |
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ウェールズ | 2 | 2 | 0 | 0 | 156 | 11 | +145 | 6 |
スペイン | 2 | 1 | 0 | 1 | 35 | 73 | -38 | 4 |
ポルトガル | 2 | 0 | 0 | 2 | 30 | 137 | −107 | 2 |
2次予選(中央)
[編集]出場国 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 総得点 | 総失点 | 得失点差 | 勝ち点 |
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イタリア | 2 | 2 | 0 | 0 | 167 | 17 | +150 | 6 |
オランダ | 2 | 1 | 0 | 1 | 44 | 72 | -28 | 4 |
チェコ | 2 | 0 | 0 | 2 | 17 | 139 | −122 | 2 |
2次予選(東)
[編集]出場国 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 総得点 | 総失点 | 得失点差 | 勝ち点 |
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ルーマニア | 2 | 2 | 0 | 0 | 45 | 28 | +17 | 6 |
ロシア | 2 | 1 | 0 | 1 | 43 | 35 | +8 | 4 |
ドイツ | 2 | 0 | 0 | 2 | 15 | 40 | −25 | 2 |
1位のウェールズ、2位のイタリア、3位のルーマニアが本大会進出。(順位は3チームによるリーグ戦の結果による)
出場チーム
[編集]予選名 | 前回大会順位
予選順位 |
出場チーム | 出場回数 |
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開催国 | 南アフリカ共和国 | 初出場 | |
前回大会 ベスト8 |
優勝 | オーストラリア | 3大会連続3回目 |
準優勝 | イングランド | 3大会連続3回目 | |
3位 | ニュージーランド | 3大会連続3回目 | |
4位 | スコットランド | 3大会連続3回目 | |
ベスト8 | フランス | 3大会連続3回目 | |
アイルランド | 3大会連続3回目 | ||
西サモア | 2大会連続2回目 | ||
カナダ | 3大会連続3回目 | ||
ヨーロッパ地区 | 1位 | ウェールズ | 3大会連続3回目 |
2位 | イタリア | 3大会連続3回目 | |
3位 | ルーマニア | 3大会連続3回目 | |
アジア地区 | 1位 | 日本 | 3大会連続3回目 |
オセアニア地区 | 1位 | トンガ | 2大会ぶり2回目 |
アメリカ地区 | 1位 | アルゼンチン | 3大会連続3回目 |
アフリカ地区 | 1位 | コートジボワール | 初出場 |
プールステージ
[編集]プールA
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
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南アフリカ共和国 | 3 | 0 | 0 | 68 | 26 | 9 |
オーストラリア | 2 | 0 | 1 | 87 | 41 | 7 |
カナダ | 1 | 0 | 2 | 45 | 50 | 5 |
ルーマニア | 0 | 0 | 3 | 14 | 97 | 3 |
プールB
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
---|---|---|---|---|---|---|
イングランド | 3 | 0 | 0 | 95 | 60 | 9 |
西サモア | 2 | 0 | 1 | 96 | 88 | 7 |
イタリア | 1 | 0 | 2 | 69 | 94 | 5 |
アルゼンチン | 0 | 0 | 3 | 69 | 87 | 3 |
プールC
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
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ニュージーランド | 3 | 0 | 0 | 222 | 45 | 9 |
アイルランド | 2 | 0 | 1 | 93 | 94 | 7 |
ウェールズ | 1 | 0 | 2 | 89 | 68 | 5 |
日本 | 0 | 0 | 3 | 55 | 252 | 3 |
プールD
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
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フランス | 3 | 0 | 0 | 114 | 47 | 9 |
スコットランド | 2 | 0 | 1 | 149 | 27 | 7 |
トンガ | 1 | 0 | 2 | 44 | 90 | 5 |
コートジボワール | 0 | 0 | 3 | 29 | 172 | 3 |
決勝トーナメント
[編集]準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
6月10日 - Ellis Park, ヨハネスブルグ | ||||||||||
南アフリカ共和国 | 42 | |||||||||
6月17日 – Kings Park Stadium, ダーバン | ||||||||||
西サモア | 14 | |||||||||
南アフリカ共和国 | 19 | |||||||||
6月10日 – Kings Park Stadium, ダーバン | ||||||||||
フランス | 15 | |||||||||
フランス | 36 | |||||||||
6月24日 – Ellis Park, ヨハネスブルグ | ||||||||||
アイルランド | 12 | |||||||||
南アフリカ共和国 (a.e.t.) | 15 | |||||||||
6月11日 – Newlands, ケープタウン | ||||||||||
ニュージーランド | 12 | |||||||||
イングランド | 25 | |||||||||
6月18日 – Newlands, ケープタウン | ||||||||||
オーストラリア | 22 | |||||||||
イングランド | 29 | |||||||||
6月11日 – Loftus Versfeld, プレトリア | ||||||||||
ニュージーランド | 45 | 3位決定戦 | ||||||||
ニュージーランド | 48 | |||||||||
6月22日 – Loftus Versfeld, プレトリア | ||||||||||
スコットランド | 30 | |||||||||
フランス | 19 | |||||||||
イングランド | 9 | |||||||||
決勝
[編集]6月24日 15:00(SAST) |
南アフリカ共和国 | 15 – 12 (延長戦) | ニュージーランド | エリス・パーク・スタジアム(ヨハネスブルグ) 観客数: 63,000人 レフリー: エド・モリソン (イングランド協会) |
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Pen: Stransky (3) Drop: Stransky (2) |
Report | Pen: Mehrtens (3) Drop: Mehrtens |
1995 ワールドカップ優勝国 |
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南アフリカ共和国 初優勝 |
日本代表
[編集]今大会で日本はC組でウェールズ、アイルランド、ニュージーランドと同組になり、3戦すべてブルームフォンテーンのフリーステイト・スタジアムで戦った。
しかし、日本代表は、3戦全敗に終わり、特にニュージーランドに対しては17-145と、1試合最多失点の大会記録となる大敗を喫し、「ブルームフォンテーンの悪夢」(メディアによっては「ブルームフォンテーンの惨劇」とも)[1]と呼ばれている。この試合はニュージーランド代表の最大差勝利試合及び、日本代表の最大差敗戦試合にもなっている。
映画『インビクタス/負けざる者たち』では、マンデラ大統領(モーガン・フリーマン)がニュージーランドの145得点を聞き、その強さに驚愕するシーンがある。
脚注
[編集]- ^ “「ブルームフォンテーンの惨劇」から24年、ラグビーW杯日本大会で見る夢 - スポーツ報知”. スポーツ報知 (2019年10月15日). 2023年11月30日閲覧。
関連項目
[編集]- インビクタス/負けざる者たち - 今大会を題材とした映画作品。