コンテンツにスキップ

鳴海邦碩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鳴海 邦碩(なるみ くにひろ、1944年7月27日 - )は、日本の都市環境デザイン研究家。アーバンデザイナー大阪大学大学院ビジネスエンジニアリング専攻教授。専門は環境工学専攻都市環境デザイン学領域。

来歴・人物

[編集]

青森県出身。1968年京都大学工学部建築学第二学科卒業。1970年同大学院修士課程修了。1972年から兵庫県技師。その後京都大学建築系学科助手から1979年大阪大学環境工学科助教授に赴任。主な作品に、堺市の大小路通りシンボルロード(竹中工務店開発計画本部井口勝文らと)、奈良町100年計画:Creating The Future Tradition(1993年、田端修、江川直樹他と)、湊町地区環境・サイン計画(1994年、大阪市 小浦久子他と)、エコシティ - 新・水の都大阪(1995年 日建設計増田昇らと)北摂住宅地区ゆりのき台環境共生住宅街区基本計画「自然に親しみ自然を育てる街」 がある。

1988年、『アーバン・クライマクス』を中心とした業績でサントリー学芸賞受賞。

1995年、地球駅・OCA環境デザインを監修したOCATウォーク・デザインで、1997年第4回空間デザイン・コンペティション-ガラスブロック作品例部門佳作。阪神・淡路大震災の震災復興まちづくりへの提言で兵庫県功労者表彰を共同受賞。1990年、ダイキンOSAKAアトリオA・Bの企画構想で、第10回大阪都市景観建築賞奨励賞受賞。

著書

[編集]
  • 『都市の自由空間 道の生活史から 』中公新書 1982
    • 『都市の自由空間 街路から広がるまちづくり』学芸出版社 2009
  • 『アーバン・クライマクス 現象としての生活空間学』筑摩書房 1987

共編著

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
文化
先代
進士五十八
日本都市計画学会会長
第29代:2005年 - 2006年
次代
大西隆