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八雲温泉 (北海道)

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高見温泉から転送)
八雲温泉
露天風呂
温泉情報
所在地

北海道二海郡八雲町鉛川

八雲温泉 (北海道)の位置(北海道内)
八雲温泉
八雲温泉
八雲温泉 (北海道)の位置(北海道南部内)
八雲温泉 (北海道)
北海道地図
座標 北緯42度11分10.7秒 東経140度7分25.3秒 / 北緯42.186306度 東経140.123694度 / 42.186306; 140.123694座標: 北緯42度11分10.7秒 東経140度7分25.3秒 / 北緯42.186306度 東経140.123694度 / 42.186306; 140.123694
交通 八雲ICから約17km、20分
泉質 ナトリウム - 塩化物・炭酸水素塩泉
泉温(摂氏 45.5 °C
湧出量 600L/min(動力揚湯)
pH 6.4
液性の分類 中性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 1
外部リンク 八雲温泉 おぼこ荘
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八雲温泉(やくもおんせん)は、北海道二海郡八雲町鉛川にある温泉である。鉛川温泉とも呼ばれる。

泉質

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2種類の源泉がある。

  • ナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)[1]
    • 源泉温度 49.1℃[1]

温泉地

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遊楽部川支流鉛川上流に、宿泊施設「八雲温泉 おぼこ荘」および日帰り入浴施設「おぼこレクリエーションセンター」が隣接して建つ。宿泊施設の客は日帰り入浴施設をそのまま利用できる。施設名は近くにそびえる雄鉾岳に由来する。「おぼこレクリエーションセンター」は男女それぞれに内風呂と露天風呂を備える。加水掛け流し方式。

上記の2施設のほか、研修宿泊施設「小牧荘」にも温泉施設があるが、一般利用はできない。

周辺には「鉛川温泉キャンプ場」がある。

歴史

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明治時代にはこの付近にあった鉱山から、温泉が湧出し利用されていた。のちに高見米太郎が浴場を作り高見温泉と呼ばれた[3]。高見温泉は昭和初期には鉱山会社の保養所となった[3]。これとは別に約1km上流に温泉宿が建てられ、鉛川温泉と称していた。これら2つの温泉は1969年(昭和44年)の鉛川鉱山の閉山とともに閉鎖された。

1974年昭和49年)、八雲町は旧高見温泉付近で温泉掘削に成功し、翌1975年(昭和50年)公衆浴場「町営八雲温泉」を開業した[3]1980年(昭和55年)には増改築し宿泊施設も兼ねた「町営八雲温泉 おぼこ荘」となった[3][4]2005年平成17年)に町営温泉を閉鎖。同年民営にて新築オープンした[5]

アクセス

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道央自動車道八雲ICから約17km、車で20分。

脚注

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  1. ^ a b c d 温泉”. 八雲温泉おぼこ荘. 2019年7月28日閲覧。
  2. ^ 泉質は館内掲示の温泉分析書(平成17年付)による
  3. ^ a b c d おぼこ荘の歴史”. 八雲温泉おぼこ荘. 2019年7月28日閲覧。
  4. ^ 第4編 産業と経済 - デジタル八雲町史(2011年12月31日閲覧)
  5. ^ 会社概要”. 八雲温泉おぼこ荘. 2019年7月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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