第一勧業信用組合
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(逓信信用組合から転送)
本店 | |
種類 | 信用協同組合 |
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略称 | かんしん、DKC |
本社所在地 |
日本 〒160-0004 東京都新宿区四谷二丁目13番地 北緯35度41分16.9秒 東経139度43分25.4秒 / 北緯35.688028度 東経139.723722度座標: 北緯35度41分16.9秒 東経139度43分25.4秒 / 北緯35.688028度 東経139.723722度 |
設立 |
1920年(大正9年)7月23日 (保証責任信用購買利用組合互援会) |
業種 | 銀行業 |
法人番号 | 2011105001104 |
金融機関コード | 2254 |
事業内容 | 預金の受入れ、資金の貸出し 他 |
代表者 | 野村勉(理事長) |
資本金 |
162億6300万円 (出資金、2022年3月31日現在)[1] |
売上高 |
66億0348万2000円 (経常収益、2022年3月期)[1] |
経常利益 |
11億4322万1000円 (2022年3月期)[1] |
純利益 |
11億5810万7000円 (2022年3月期)[1] |
純資産 |
215億5700万円 (2022年3月31日現在)[1] |
総資産 |
4521億4600万円 (2022年3月31日現在)[1] |
従業員数 | 393人(2022年3月31日現在)[1] |
支店舗数 | 27店(22支店(本店営業部含む)、4出張所、1法人営業所) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | みのり監査法人[1] |
主要子会社 | #関連企業参照 |
外部リンク | https://www.daiichikanshin.com/ |
第一勧業信用組合のデータ | |
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法人番号 | 2011105001104 |
貸出金残高 | 2774億4500万円 |
預金残高 | 3533億9000万円 |
特記事項: 2022年3月31日現在[1] |
第一勧業信用組合(だいいちかんぎょうしんようくみあい)は、東京都新宿区四谷に本店を置く信用組合。略称は「かんしん」。国際サスティナブル金融機関ネットワークである「Global Alliance for Banking on Values(GABV)」に、日本で唯一加盟している[2]。
概要
[編集]日本勧業銀行の職域組合を母体として設立された経緯から、みずほフィナンシャルグループ(旧・第一勧業銀行)と親密であるため、全店に宝くじ販売ブースがあるほか、かつては看板やロゴの書体などが旧第一勧業銀行と同一であった。営業拠点は東京都区部26拠点(22支店及び4出張所)と千葉県1法人営業所の計27拠点である[3]。
2018年3月時点で、業態が異なる地方銀行や信用金庫を含む金融機関、地方自治体のほか大学、コンサルティング会社、業界団体など全国約50の金融機関や自治体と連携協定を結んでおり(後述)、顧客企業のビジネス拡大や地方物産の都内への販路拡大などを支援している[4]。定年制の廃止、副業の認可、フレックスタイム制の導入など[5]、他の地域信組とは異なる経営路線から、「銀行に近い信組」と言われる[6]。
その他の特徴として支店ごとに食堂を設けたり、本部にてレジャー施設の割引制度を設けたりして福利厚生の充実を図っている。
沿革
[編集](出典:[7])
- 1920年(大正10年) - 7月23日、当時は特殊銀行であった日本勧業銀行の職員を対象とした職域組合として、保証責任信用購買利用組合互援会の名称で同行本店がある東京市麹町区内山下町1丁目1番地、現在の東京都千代田区内幸町1丁目にて設立。
- 1950年(昭和25年) - 2月28日、中小企業等協同組合法施行により、互援会信用組合となる。
- 1965年(昭和40年) - 5月10日、1963年(昭和38年)1月30日に破綻した東京昼夜信用組合の救済を要請され、それを受諾する形で職域信用組合から地域信用組合・日本勧業信用組合に転換。本店は新宿区神楽坂に置く。(現在の神楽坂支店)
- 1971年(昭和46年) -10月1日、日本勧業銀行と第一銀行が合併し、第一勧業銀行が誕生するにあたり、名称を第一勧業信用組合に変更。
- 1981年(昭和56年) - 10月1日、宝成信用組合(昭和28年10月28日設立)を合併し、青戸支店(旧本店)、足立支店、水元支店、南亀有支店を開店。
- 1981年(昭和56年)- 1月15日、四谷支店跡地に建設した新本店開業。従来の本店は神楽坂支店に改称。
- 1998年(平成10年) - 経営破綻した逓信信用組合の事業を譲り受ける。
- 2002年(平成14年)
- 3月 - 当時の第一勧業銀行及びその親密先より優先出資80億円を受け入れる。
- 6月 - 経営破綻した都民信用組合の事業の一部を譲り受ける
- 2003年(平成15年)6月 - 提携した法科大学院の学費を対象とした融資を学生本人に対して行う「法科大学院生専用ローン(教育ローン)」を民間金融機関として初めて開発し、2004年より取り扱い開始。
- 2011年(平成23年)5月 - 東日本大震災復興応援定期預金「希望」の義援金寄付を受け付け開始。
- 2015年(平成27年)
- 12月 - 全国信用協同組合連合会、フューチャーベンチャーキャピタルと共同でかんしん未来投資事業有限責任組合(かんしん未来ファンド)を組成。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 1月12日 - 全国信用協同組合連合会、フューチャーベンチャーキャピタルと共同でかんしん未来第2号投資事業有限責任組合(かんしん未来2号ファンド)を組成。
- 2月15日 - まち・ひと・しごと創生本部より、金融機関等の「特徴的な取組事例」として表彰[11]。
- 6月18日 - Global Alliance for Banking on Values(GABV)加入。
- 2019年(令和元年)
- 5月31日 - かんしん事業承継支援投資事業有限責任組合(かんしん事業承継支援ファンド)を設立。
- 12月25日 - 第17回企業フィランソロピー大賞受賞[12]。
- 2020年(令和2年)
- 1月31日 - 京都信用金庫、フューチャーベンチャーキャピタル、NCOshiga(合)と共同で、WAOJE海外進出支援投資事業有限責任組合(WAOJE海外進出支援基金)を設立。
- 3月9日 - 千葉県市川市に「市川法人営業所」を開設。
- 7月15日 - 出資先である、KIYOラーニング株式会社(7353)が東証マザーズ市場に上場。
- 2021年(令和3年)
- 11月29日 - 一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)が事務局を務める「インパクト志向金融宣言」に署名[13]。
- 2022年(令和4年)
提携機関
[編集]ギャラリー
[編集]-
第一勧業信用組合本店営業部
-
第一勧業信用組合目白支店
-
第一勧業信用組合亀有支店
-
第一勧業信用組合篠崎支店
-
第一勧業信用組合神楽坂支店
-
第一勧業信用組合大森駅前支店
-
第一勧業信用組合羽田支店
-
第一勧業信用組合目黒支店
関連企業
[編集]- 恒信サービス株式会社(第一勧業信用組合100%出資会社)
- かんしん未来投資事業有限責任組合
- かんしん未来第2号投資事業有限責任組合
- かんしん事業承継&未来創造投資事業有限責任組合
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i “2022版ディスクロージャー誌 第一勧業信用組合の現況” (PDF). 第一勧業信用組合. 2022年8月28日閲覧。
- ^ “第一勧業信用組合(東京)、国際的なサステナブルバンク・ネットワークのGABVに参加へ。”. 一般社団法人環境金融研究機構. 2020年5月25日閲覧。
- ^ ATM・店舗のご案内第一勧業信用組合(2018年5月3日閲覧)。
- ^ 地方創生第一勧業信用組合(2018年5月3日閲覧)。
- ^ “人を幸せにするために企業は存在する ― 第一勧業信用組合 新田信行理事長 インタビュー前編 ―”. あしたの人事オンライン. あしたの人事オンライン (2019年1月). 2020年5月25日閲覧。
- ^ “銀行に近い性格を持ち中小企業金融で先行する第一勧業信用組合” (PDF). 農林中金総合研究所. 農林中金総合研究所 (2004年3月). 2020年4月20日閲覧。
- ^ 第一勧業信用組合20年史. 第一勧業信用組合. (1985年4月)
- ^ “新潟と東京の3信組が連携 食材の販路開拓支援”. 日本経済新聞. 2016年2月17日閲覧。
- ^ “塩沢信組が、第一勧業信用組合と連携協定を結ぶ。(地場産品の紹介や取引先企業の販路拡大)”. facebook. 2016年2月17日閲覧。
- ^ “地域の農業法人を支援 全国9信組がファンド設立へ”. 日本放送協会. 2017年3月5日閲覧。
- ^ “地⽅創⽣への取組状況に係るモニタリング調査結果”. まち・ひと・しごと創⽣本部事務局. 2020年5月25日閲覧。
- ^ “第17回企業フィランソロピー大賞贈呈先決定”. 公益社団法人日本フィランソロピー協会. 2020年5月25日閲覧。
- ^ “インパクト志向金融宣言”. インパクト志向金融宣言. 2022年10月4日閲覧。
- ^ “外国人起業家の資金調達を支援”. 産業労働局, 政策企画局. 2022年10月4日閲覧。