五島灘
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五島灘 | |
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![]() 五島灘に沈む夕陽と島々 | |
五島灘(およその位置) | |
座標 | 北緯32度45分 東経129度20分 / 北緯32.750度 東経129.333度座標: 北緯32度45分 東経129度20分 / 北緯32.750度 東経129.333度 |
上位水域 | 東シナ海 |
国 |
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主な沿岸自治体 | 長崎、西海、五島など |
五島灘(ごとうなだ)は、長崎県の九州本島(本土)と五島列島の間にある東シナ海の海域(灘)。
概要
[編集]
一般的には長崎半島・西彼杵半島・大島・江島・平島・五島列島で囲まれた海域を指す。面積は約3,600平方km。佐世保湾の沖から五島列島の北部まで、平戸島以南の海域も含まれることもある。
海底は水深50~200mで南方にゆるやかに傾斜し、天草灘を経て東シナ海につながる。西彼杵半島沿岸海域には「角力灘(すもうなだ)」の別称がある[1]。
灘には暖流の対馬海流が流入し、天然岩礁が多く好漁場として知られる。主にイワシ・アジ・サバなどが獲れ、巻き網漁業が盛んに行われている。アカウミガメ等のウミガメも見られる他にも、沿岸部の海岸にはニシヤモリも分布している[2]。
江戸時代や明治時代までは、日本の古式捕鯨でも最大規模の猟場の一つであった「西海捕鯨」の拠点の一つでもあり、沿岸部に回遊するヒゲクジラ類を対象とした捕鯨基地が沿岸部に点在した[3][4]。
沿岸市町
[編集]脚注
[編集]- ^ 深川元太郎「令和3年度 長崎市自然環境調査報告書:水生生物」『長崎市自然環境調査報告』、長崎市、2021年、1-11頁、2025年3月2日閲覧。
- ^ 「爬虫類」、長崎市、2025年3月3日閲覧。
- ^ 地域資源を活かした観光拠点形成推進協議会事務局. “捕鯨文化が根ざし栄えた、歴史の痕跡を辿る生月の旅”. 平戸観光協会. 2025年3月2日閲覧。
- ^ 『西海鯨鯢記』 13巻〈平戸市の文化財〉、1980年3月。 NCID BN15724724 。
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203