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窃視症(せっししょう、scopophilia[1])とは、裸体などを覗き見ることによって興奮し、性的快感を得ること[1]、その症状。DSM-5では窃視障害(せっししょうがい英語: Voyeuristic Disorder)に名称が変更された。
通常は、警戒していない見知らぬ人の裸や衣服を脱ぐ行為、または他の人の性行為を見ることに強い性的嗜好を有すること。瞠視症(どうししょう)とも言う[1]。日常語では「覗き癖」、「出歯亀」などとよばれる。
"Mercury and Herse"(マーキュリーとヘルセ)、Jacopo Caraglio(英語版)作『The Loves of the Gods』(神々の愛)の一場面、メルクリウス、Herse、Aglaurusを描いた
精神医学的障害の一種である。
- 窃視症の診断基準
- (出典:別冊日本臨床領域別症候群シリーズNo.39[2])
- A. 少なくとも6カ月間にわたり、警戒していない人の裸、衣服を脱ぐ行為、または性行為を行っているのを見るという行為に関する、強烈な性的に興奮する空想、性的衝動、または行動が反復する。
- B. その人が性的衝動を行動に移している、またはその性的衝動や空想のために、著しい苦痛または対人関係上の困難が生じている。
類似概念のいくつかを以下に挙げる。
- Scoptlagnia
- 他者の性行動を見ることで性的に興奮すること。
- Scopophilia
- 他者が衣服を脱ぐのを見ることで性的に興奮すること。
- Scoptophilia
- 同意のある他者の性器や性行動を見て性的に興奮すること。
- Troilism
- 自分のパートナーが他者と性行動をしているのを見て性的に興奮すること。
- Pictophilia
- 性的な画像やビデオを見ることで性的に興奮すること。[2]
- ^ a b c デジタル大辞泉「窃視症」
- ^ a b 別冊日本臨床領域別症候群シリーズNo.39精神医学症候群・ 291-293P 2003
関連項目[編集]
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