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葵青コンテナターミナル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上空から葵青コンテナターミナルを眺める
茘景から上葵青コンテナターミナルを眺める
夜の葵青コンテナターミナル
貨櫃碼頭南路の周り
夜の9号コンテナターミナル

葵青コンテナターミナル(きせいコンテナターミナル、中国語葵青貨櫃碼頭英語Kwai Tsing Container Terminal)は香港にあるコンテナターミナルで、新界葵涌青衣島に集中している。葵涌側で1号コンテナターミナルが1972年に建ち、その約二十年後、8号コンテナターミナルまでこの地区に建った。2000年以降、葵涌に隣接する青衣島において9号コンテナターミナルが建った。

現在葵青コンテナターミナルは合計24コンテナバースとなり、コンテナバースの水深は15.5メートルに達し、1万TEUの大型コンテナ船は寄れるようになった。毎年1900万TEUのコンテナの取扱に達し、約香港全体取扱量の70パーセントを占めている。

九つターミナルが5社のコンテナターミナルオペレーターによって運営されている。5社は現代貨箱碼頭香港国際貨櫃碼頭中遠-国際貨櫃碼頭亜洲貨櫃碼頭杜拜港貨櫃碼頭

コンテナ取扱量

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葵青コンテナターミナルは1989年から2004年にかけて、コンテナ取扱量において世界第1位の港湾であった。香港の中国大陸より高い港湾料金や華南港湾からの競争などのせいか、2005年以降、シンガポールに次いで、上海寧波-舟山深圳広州釜山青島のコンテナ取扱量が香港を上回り、2019年まで香港の取扱量は第8位に落ちている。 [1]

ターミナルの資料

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コンテナターミナル(北から南まで)
コンテナターミナル[2] オペレーター 水深
(メートル)
バース 長さ
(メートル)
岸壁クレーン 面積
(平方メートル)
取扱量
(千TEU)
使用年
葵涌バース
5号ターミナル 現代貨箱碼頭[3] 14 1 6 1988
1号ターミナル 現代貨箱碼頭 14 1 4 1972
2号ターミナル 現代貨箱碼頭 14 1 4 1972
3号ターミナル 杜拜港貨櫃碼頭[4] 14 1 305 4 167,000 1,200超え 1972
4号ターミナル 香港国際貨櫃碼頭[5] 12.5 3 8 1976
6号ターミナル 香港国際貨櫃碼頭 12.5-15.5 3 11 1989
7号ターミナル 香港国際貨櫃碼頭 15.5 4 15 1990
8号ターミナル(東) 中遠-国際貨櫃碼頭[6] 15.5 2 640 9 300,000 1,800 1993
8号ターミナル(西) 亜洲貨櫃碼頭[7] 15.5 2 740 8 285,000 2,000超え 1993
青衣バース
9号ターミナル(北) 香港国際貨櫃碼頭 15.5 2 700 9 190,000 2,600超え (N&S) 2003
9号ターミナル(南) 現代貨箱碼頭 15.5 4 1,240 16 490,000 2003

脚注

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  1. ^ 香港港の現状と香港系GTOの戦略的動向
  2. ^ 1号から8号までコンテナターミナルが葵涌と昂船洲にあり、9号コンテナターミナルが青衣島にある
  3. ^ 九龍倉招商局国際捷成洋行によって運営
  4. ^ 杜拜環球港務シンガポール港務局によって運営
  5. ^ 和記黄埔港口集団、シンガポール港務局華潤集団によって運営
  6. ^ 中遠太平洋と香港国際貨櫃碼頭によって運営
  7. ^ 和記黄埔港口集団によって運営