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統一時代百貨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
統一阪急百貨から転送)
統一百華股份有限公司[1]
Uni-President Department Stores Corporation
種類 股份有限公司[1]
本社所在地 台湾台北市[1]
設立 2006年2月24日[1]
業種 小売業
事業内容 百貨店業[1]
代表者 林蒼生[1]
主要株主 統一超商股份有限公司70%
統一企業股份有限公司30%
2010年7月21日時点)[1]
外部リンク 公式ウェブサイト
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統一時代百貨(とういつじだいひゃっか、: Uni-President Department Store)は、台北市や高雄市にある百貨店である。

歴史・概要

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2001年2月21日に台湾の大手食品メーカーで大手流通グループでもある統一企業グループと髙島屋が合弁契約書に調印し[2]、10月8日に同グループの統一超商との合弁で[3]資本金10億元を折半出資して統一高島屋百華股分有限公司を設立し[2]、台北市信義地区に統一企業グループが建設する[2]統一国際タワー中国語版の地上6階から地下2階に店舗面積は約25,000m2の1号店を出店する計画が進められた[3]が実現しなかった(その後、出店予定地には後述する誠品書店が出店した)。

そのため、2006年3月に統一企業グループは今度は阪急百貨店(現在の阪急阪神百貨店)が百貨店の運営に関して業務提携したのが始まりである[4]

2007年5月12日に台湾第二の都市である高雄市に完成した当時台湾最大のショッピングセンターだった統一夢時代の核店舗として統一阪急百貨高雄店を開店して営業を開始した[5]

2010年10月7日には台湾の首都で最大の都市である台北市に2号店を開店し[6]、統一企業グループの事業展開のスピードの速さ[7]と阪急百貨店の店舗運営のノウハウ[4]を生かして急速に成長を遂げている[7]

なお、2006年3月の提携開始当時から現在まで阪急阪神百貨店(当初は阪急百貨店)側は出資を全くしていない純粋な業務提携となっているため阪急阪神百貨店の出資比率は0%である[4][8]

2016年2月17日、阪急阪神百貨店との業務提携を解除し、名称を「統一時代百貨」に変更すると発表した。3月3日、新名称での営業を開始。

2023年6月28日、同年末で統一国際タワーの賃貸借期限を迎える誠品書店信義旗艦店との契約を更新せず、跡地に直営のショッピングモール「Dream Plaza」を2025年にオープンすることを発表する。

店舗

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台北店

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統一時代百貨台北店
店舗概要
所在地 台湾台北市信義区忠孝東路五段8号[9]
開業日 2010年10月7日[6]
正式名称 統一時代百貨台北店[6]
施設管理者 統一百華[7]
敷地面積 約16,800 m2[1]
延床面積 約144,000 m2[1]
商業施設面積 約26,000 m2[4][10]
店舗数 約300[6]
最寄駅 台北捷運板南線市政府駅[1]
外部リンク 公式ウェブサイト
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台湾一の超高層ビルとして有名な台北101に近い台北市中心部の信義区の[4]捷運板南線市政府駅に直結した[1]ホテル(Wホテル)やバスターミナル(市府転運站)なども併設した[4]31階建ての[6]大型複合施設の地下2階から地上7階までのフロアに約26,000m2の売場面積を持つ百貨店である[4]

阪急阪神百貨店が店長経験者ら4人を派遣して開店準備を支援し[10]2010年10月7日に開業した[6]

地下1階にユニクロの台湾1号店が入居し、台湾進出の橋頭堡としている[6]

また、地下鉄駅に直結している立地を考慮してフードコートの営業は早朝から行われている[9]

高雄店

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統一時代百貨高雄店
店舗概要
所在地 台湾高雄市前鎮区中華五路789号
開業日 2007年5月12日[5]
正式名称 統一時代百貨高雄店
施設管理者 統一百華[7]
商業施設面積 約23,000 m2[5]
最寄駅 高雄捷運紅線凱旋駅
環状軽軌夢時代駅
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2007年5月12日に台湾第二の都市である高雄市に完成した当時台湾最大のショッピングセンターだった統一夢時代の核店舗としてを開店した[5]

阪急百貨店(現在の阪急阪神百貨店)と統一企業グループの業務提携による統一阪急百貨の1号店として、日本では一般的に3年掛かるとされる新店舗を業務提携からわずか1年ちょっとの短期間で開業に漕ぎ着けるなど統一企業グループの業務展開の速さが象徴的に表れた店舗でもある[7]

また、当店が開店した影響で太平洋そごう高雄店の売上が約10%ダウンするなどライバルにも大きな影響を与えている[11]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 「統一阪急百貨 台北店」開業に関するお知らせ (Report). エイチ・ツー・オー リテイリング. 21 July 2010.
  2. ^ a b c 第138期 中間決算説明資料 (Report). 高島屋. 9 October 2003.
  3. ^ a b “2004年、高島屋と統一企業グループ合弁の百貨店が台北市信義地区にオープン”. 中華民国台湾投資通信 June 2003 vol.94 (中華民国 経済部 投資業務処) (2003-6). 
  4. ^ a b c d e f g “阪急阪神百貨店「台北店」、10月オープン 台湾2店目”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2010年7月21日) 
  5. ^ a b c d 株主通信 平成19年6月 (Report). 阪急百貨店. June 2007.
  6. ^ a b c d e f g “台北阪急オープン 台湾初のユニクロも”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2010年10月8日) 
  7. ^ a b c d e “台湾、「統一」アジア視野 外資と提携、ノウハウ吸収”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2008年3月10日) 
  8. ^ “百貨店などで海外進出を検討 H2Oリテイリング”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2012年6月22日) 
  9. ^ a b 株主通信 (Report). エイチ・ツー・オー リテイリング. November 2010.
  10. ^ a b “H2O、統一企業と協力、台北で提携店舗”. 日経MJ (日本経済新聞社). (2009年5月1日) 
  11. ^ “現地発!台湾月刊レポート 台湾商圏について 第2回-南部編-”. とっとり貿易支援センター情報誌 VOL.14 (とっとり貿易支援センター). (2008-1-16).