神明神社 (京都市下京区)
表示
神明神社 | |
---|---|
拝殿 | |
所在地 | 京都府京都市下京区綾小路通高倉西入ル神明町 |
位置 | 北緯35度00分09.7秒 東経135度45分41.8秒 / 北緯35.002694度 東経135.761611度座標: 北緯35度00分09.7秒 東経135度45分41.8秒 / 北緯35.002694度 東経135.761611度 |
主祭神 | 天照大神、菅原道真 |
創建 | 不明 |
例祭 | 9月第2土・日曜日 |
神明神社(しんめいじんじゃ)は、京都府京都市下京区の神社。天照大神と菅原道真公を祭神とする。通称、榎神明(えのきしんめい)の名でも知られる。
由緒
[編集]当地は平安時代末期、近衛天皇がしばしば皇居としたと伝わる藤原忠通の屋敷跡で、「四条内裏」または「四条東洞院内裡」と呼ばれた、この邸内にあった鎮守の社が神明神社である。
社伝によると、近衛天皇の時代、頭は猿、尾は蛇、手足は虎の「鵺(ぬえ)」という怪鳥が毎夜、空に現れ都を騒がせた。弓の名手であったという源頼政は退治の命を受け、当社に祈願をこめた後、見事に鵺を退治した。この時使われた弓矢の「やじり」2本が宝物として伝わっており、今でも祭礼の時に飾られる。厄除け・火除けの神と呼ばれるゆえんである。
その後、天台宗の護国山立願寺円光院という寺によって管理されていたが、明治初期の神仏分離令によって神社だけが残され、それ以来、神明町が管理を行っている。榎の大木があったので「榎神明」とも呼ばれた。
また、当社には豊園(ほうえん)小学校内(現在の洛央小学校)に祀られている文子天満宮の祭神が戦後、合祀されている。