CHIHARU (メイクアップアーティスト)
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(矢吹翔から転送)
CHIHARU(ちはる、4月26日 - )は、ヘアメイクアーティスト。元宝塚歌劇団花組の男役。在団中の芸名は、矢吹 翔(やぶき しょう)。
愛知県西春日井郡西春町(当時)出身。身長169cm、血液型B型。
略歴
[編集]小学校の時に「ベルサイユのばら」を見て、タカラジェンヌを志す。
1986年、72期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は45人中21番[1]。『レビュー交響楽』で初舞台。同年雪組に配属される。同期生には香寿たつき(元星組トップスター)、紫吹淳(元月組トップスター)、真織由季、五峰亜季がいる。
2004年11月21日[1]、『La Esperanza/TAKARAZUKA舞夢!』の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。
退団後は、ヘアメイクアーティスト「CHIHARU」として活動。宝塚歌劇団のポスターや写真集のほか、タレントのヘアメイクも手掛ける。
その他
[編集]芸名の「矢吹 翔」は矢吹本人が、はばたく意味を持つ“翔”の字をつけたかったことが先にあり、その名に合う名字を実母が考えたものだという。
2014年5月19日、NHKの情報番組『あさイチ』において、宝塚100周年に伴う宝塚OGの現在を特集した。そのなかで「矢吹翔」の芸名の由来を『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈にあやかったものと紹介された。同日、矢吹本人がTwitterで「事実と違う」と反論した。しかし、一部のファンから「以前、トークショーで『冗談だけど』としながらも“あしたのジョー由来説”を語ったことがあるのでそれを誇張されたのではないか」と指摘され、一部認めた[2]。
宝塚時代の主な舞台
[編集]雪組時代
[編集]- 1989年2月、「ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション!」新人公演:レニエ(本役:高嶺ふぶき)
- 1989年8月、「ベルサイユのばら-アンドレとオスカル編-」新人公演:オルレアン公爵(本役:沙羅けい)
- 1990年6月、「黄昏色のハーフムーン/パラダイス・トロピカーナ」新人公演:ロイ(本役:古代みず希)
- 1991年2月、「花幻抄/恋さわぎ/スイート・タイフーン」新人公演:海賊(本役:古代みず希)
- 1991年4月、「微笑みの国」(バウ)フー・リー、ナン
- 1991年8月、「華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト」警視総監、新人公演:ウィルソン(本役:古代みず希)
- 1992年4月、「この恋は雲の涯まで」青竜、新人公演:佐藤忠信(本役:海峡ひろき)
- 1992年5月、「微笑みの国」(東京特別・名古屋特別)ナン
- 1992年11月、「忠臣蔵 -花に散り雪に散り-」 新人公演:多門伝八郎/綿屋喜左衛門(本役:立ともみ)
- 1994年1月、「二人だけの戦場」(バウ・東京特別・名古屋特別)ノバロ・ジョクレア
- 1996年2月、「エリザベート -愛と死の輪舞(ロンド)-」シュバルツェンベルグ
- 1996年4月、「アリスの招待状 -チェシャ猫ホテルへようこそ-」ジェイコブ
- 1997年9月、「真夜中のゴースト/レ・シェルバン」オースティン
花組時代
[編集]- 1997年12月、「ザッツ・レビュー」伝六 *東宝のみ
- 1998年2月、「ザッツ・レビュー」(中日)伝六
- 1998年5月、「SPEAKEASY -風の街の純情な悪党たち-/スナイパー -恋の狙撃者-」マシュー
- 1998年7月、「真矢みきコンサート・Miki in Budokan」
- 1998年10月、「Endless Love」(バウ・名古屋特別・東京特別)ジェームス
- 1999年1月、「夜明けの序曲」仁田鶴吉
- 1999年8月、「タンゴ・アルゼンチーノ/ザ・レビュー 99」アントニオ
- 2000年2月、「タンゴ・アルゼンチーノ/ザ・レビューIV」(中日)アントニオ
- 2000年4月、「源氏物語あさきゆめみし/ザ・ビューティーズ」左大臣
- 2000年9月、「トム・ジョーンズの冒険」(バウ・東京特別)フィッツ・パトリック
- 2000年11月、「ルードヴィヒII世/Asian Sunrise」ホルシュタイン伯爵
- 2001年4月、「マノン」(バウ・東京特別)フェルナンド
- 2001年7月、「ミケランジェロ/VIVA!」レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 2002年3月、「琥珀色の雨にぬれて/Cocktail」シャルル・ド・ボーモン伯爵
- 2002年8月、「あかねさす紫の花/Cocktail」中臣鎌足
- 2002年10月、「エリザベート -愛と死の輪舞(ロンド)-」ツェップス
- 2003年3月、「おーい春風さん/恋天狗」(バウワークショップ)親方/竹庵先生
- 2003年5月、「野風の笛/レビュー誕生」本多正信
- 2003年10月、「二都物語」(バウ・東京特別)ドファージュ
- 2004年1月、「天使の季節/アプローズ・タカラヅカ!」ペペロンチ
- 2004年5月、「Naked City」(バウ・東京特別)ウィリアム・ウィルソン
- 2004年8月、「La Esperanza/TAKARAZUKA舞夢!」ギジェルモ *退団公演
書籍
[編集]- GINGER特別編集 CHIHARU式美顔造形メイク(2014年2月20日、幻冬舎)ISBN 978-4344025417
外部リンク
[編集]- CHIHARU'S DIARY(本人のブログ) - ウェイバックマシン(2016年12月4日アーカイブ分)
- CHIHARU (@CHIHARUflourish) - X(旧Twitter) - twitter
- 産経ENAK The name of タカラジェンヌ
脚注
[編集]- ^ a b 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、98頁。ISBN 9784484146010
- ^ 元タカラジェンヌ「芸名の由来が違う!」NHKあさイチに「ちょっと失礼だと思う」J-CASTビジネス&メディアウォッチ 2014年5月19日