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珊瑚島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
外交紛争のある島
現地名:
中国語: 珊瑚島
英語: Pattle Island
ベトナム語: Đảo Hoàng Sa
珊瑚島/パトル島/ホアンサ島
地理
珊瑚島の位置(南シナ海内)
珊瑚島
所在地南シナ海
座標北緯16度32分14秒 東経111度36分25秒 / 北緯16.53722度 東経111.60694度 / 16.53722; 111.60694座標: 北緯16度32分14秒 東経111度36分25秒 / 北緯16.53722度 東経111.60694度 / 16.53722; 111.60694
所属群島西沙諸島
実効支配
 中華人民共和国
海南省
地級市三沙市
領有権主張
 中華民国
 ベトナム

珊瑚島(中国語名)、パトル島[1]英語: Pattle Island)又はホアンサ島[2](黄沙島、ベトナム語Đảo Hoàng Sa / 島黃沙)は、西沙諸島(パラセル諸島)南西部のクレスセント諸島[3]英語: Crescent Group中国語: 永楽環礁)の西部に位置するのひとつである。甘泉島から2海里離れている。

東西の距離は800メートル、南北の距離は400メートル。島はほぼ楕円形をしており、面積は約0.31平方キロメートル[4]。中国語名の珊瑚島は、1909年広東艦隊提督であった李師が、島で多くのサンゴを発見したことから命名されたものである。

この島は中華人民共和国実効支配されており、海南省三沙市に組み込まれている。一方、中華民国台湾)とベトナムもこの島の主権を主張している。

1956年南ベトナムが本島を含む西沙諸島南西部の島礁群を実効支配した。西沙諸島の戦い1974年に起こされ、中国人民解放軍南ベトナム軍と衝突し、本島、甘泉島及び金銀島を占領した[5]

脚注

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  1. ^ チュオンサ、ホアンサに対するベトナムの主権を示す明らかな証拠が公開される 2014年05月13日付 VietnamPlus紙
  2. ^ ホアンサ(Hoang Sa)島地区 ダナンポータル
  3. ^ 南シナ海における中国の海洋進出および「海洋権益」維持活動について (PDF) 国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課 小谷俊介、レファレンス 平成25年11月号
  4. ^ 珊瑚島(中国語)[リンク切れ]
  5. ^ 野口和彦『パワー・シフトと戦争 : 東アジアにおける事例を用いた因果分析』早稲田大学〈博士(学術) 甲第2897号〉、2009年。 NAID 500000513105https://waseda.repo.nii.ac.jp/records/25131