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物理変化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
物理過程から転送)

物理変化(ぶつりへんか、英語:physical change)とは、物体物質変化のなかで、物の材質は変わらないような変化である。具体的には次のようなものがある。

物の材質が変わるような変化には、化学変化核反応素粒子反応がある。ミクロに見れば、原子間の結合の組み替えが起きるのが化学変化であり、分子位置のみが変化するのが物理変化である。どちらも原子自体は変化しないが、原子が別の原子に変化するのが核反応である。関与する1モル当たりのエネルギーは、物理変化<化学変化<核反応、の順に大きくなる。

なお現在の自然科学の分類では、化学変化を扱う分野は化学、物理変化を扱う分野は物理または物理化学、核反応や素粒子反応を扱う分野も物理と分類されている。

物理変化と化学変化の境界

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以下に物理変化とも化学変化とも見なしうる例を挙げる。このような変化について、無理に化学変化か物理変化かという二分法を当てはめようとすることは建設的とは言えない。

関連項目

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