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高木新平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
片岡慶三郎から転送)
たかぎ しんぺい
高木 新平
本名 高木 慶吉(たかぎ けいきち)
別名義 片岡 慶左衛門(かたおか けいざえもん)
片岡 慶三郎(かたおか けいさぶろう)
生年月日 (1902-11-03) 1902年11月3日
没年月日 (1967-04-21) 1967年4月21日(64歳没)
出生地 日本の旗 日本 長野県諏訪郡下諏訪町
死没地 日本の旗 日本
職業 俳優映画監督映画プロデューサー
ジャンル 劇映画時代劇現代劇剣戟映画サイレント映画トーキー)、テレビ映画
活動期間 1920年 - 1966年
活動内容 1920年 マキノ俳優養成所
1923年 映画初出演
1925年 東亜キネマ残留
1927年 高木新平プロダクション設立
1928年 マキノ・プロダクション入社
1930年 帝国キネマ演芸移籍
1933年 宝塚キネマ
1935年 エトナ映画社
1954年以降、黒澤明作品の常連となる
配偶者 生野初子 1925年 - 1935年 離婚
主な作品
快傑鷹
ロビンフットの夢
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高木 新平(たかぎ しんぺい、1902年11月3日 - 1967年4月21日[1])は、日本俳優映画監督映画プロデューサーである。初期には片岡 慶左衛門(かたおか けいざえもん)、片岡 慶三郎(かたおか けいさぶろう)と名乗った。本名は慶吉(-けいきち)[1]。身のこなしの軽さから「鳥人」として知られる[1][2]

人物・来歴

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1902年(明治35年)11月3日長野県下諏訪町に「高木慶吉」として生まれる[1][3]。神田英語学校卒業。

1920年(大正9年)、マキノ俳優養成所に入り、牧野省三に師事した[3]。1923年(大正12年)6月、片岡 慶左衛門片岡 慶三郎の名で映画に出演し始める[4]。1925年(大正14年)の東亜キネマからの牧野の分離独立後も、東亜キネマに残留する[3][5]。同年、女優の生野初子と結婚する[6][7]

1927年(昭和2年)に独立[1]、吉田山麓に高木新平プロダクションを設立、監督業も行うが[5]、翌1928年(昭和3年)、マキノ・プロダクションに改めて入社する[3][5]。牧野の没後、1930年(昭和5年)に帝国キネマ演芸に移籍[5]、1933年(昭和8年)には宝塚キネマ[5]、1935年(昭和10年)にはエトナ映画社に移籍する[5]が、同年以降、第二次世界大戦終結まで出演の記録がない[5]。同年、妻の生野初子と離婚した[7]

戦時中は近衛連隊に所属。 戦後、1949年(昭和24年)に東横映画に出演して復活する[5]が、1950年(昭和25年)でまた途絶える[5]。1954年(昭和29年)、東宝黒澤明監督の『七人の侍』、1957年(昭和32年)、おなじく『蜘蛛巣城』に出演する[5]新東宝の映画に出演したあと、1961年(昭和36年)、ふたたび黒澤明監督の『用心棒』に出演している[5]

1958年(昭和33年)のテレビ番組『月光仮面』では、怪獣「マンモスコング」のぬいぐるみを制作、自らこれを着けてマンモスコングを演じている[8]

1966年(昭和41年)、NHK大河ドラマ源義経』に出演した後、1967年(昭和42年)4月21日、病気により死去した[1]。64歳だった。

おもなフィルモグラフィ

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出演
造型・メイク

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  1. ^ a b c d e f 『無声映画俳優名鑑』、無声映画鑑賞会編、マツダ映画社監修、アーバン・コネクションズ、2005年、p.96-97。
  2. ^ 石橋春海『'60年代 蘇る昭和特撮ヒーロー』コスミック出版〈COSMIC MOOK〉、2013年12月5日、19頁。ISBN 978-4-7747-5853-4 
  3. ^ a b c d 『日本俳優名鑑 - 映画俳優の部』、「芝居とキネマ」昭和4年1月号新春付録、1929年。
  4. ^ #外部リンク、「片岡慶左衛門」「片岡慶三郎」リンク先、日本映画データベース、2009年10月26日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k #外部リンク、「高木新平」リンク先、日本映画データベース、2009年10月26日閲覧。
  6. ^ 菅家紅葉氏談話立命館大学、2009年11月16日閲覧。
  7. ^ a b 『芸能人物事典 明治大正昭和』、日外アソシエーツ、1998年、「生野初子」の項。
  8. ^ 『月光仮面を創った男』(平凡社新書)
  9. ^ a b c 竹書房/イオン編 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、39頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 

外部リンク

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