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沖黒島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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沖黒島

沖黒島(右下)と地黒島(左上)の空中写真。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(2008年撮影。)
所在地 日本の旗 日本大分県佐伯市
所属諸島 豊後諸島
面積 約0.085 km²
海岸線長 1.6 km
最高標高 134 m
プロジェクト 地形
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沖黒島(おきぐろしま[1]、おきのくろしま[2])は、大分県佐伯市米水津湾沖にある無人島である。沖の黒島沖ノ黒島と表記されることもある[3]

地理

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米水津村と旧蒲江町(2005年3月に合併し、ともに佐伯市の一部となった)の境界にあるキシメギ埼の約2km南東の沖合にあり、島自体も合併前は米水津村と蒲江町に二分されていた[2][1]。沖黒島とキシメギ埼との間には、沖黒島から約1km北西の位置に同じく無人島の地黒島があり、沖黒島と地黒島は合わせて黒島とも呼ばれる。沖黒島と地黒島の中間には水取碆(みずとりばえ)と呼ばれる岩礁がある。

全域が日豊海岸国定公園の特別保護地区に指定されている[1]。周囲は断崖で、海食洞等の浸食地形が散在する。日向灘に面する東岸には沖黒島灯台が立つ[4]

自然

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ビロウ樹ヤブニッケイバクチノキタブシイアオキなどの原生林に覆われており、「沖黒島の自然林」として大分県の天然記念物に指定されている[5]。また、国の天然記念物であるカラスバトの生息地[6]カワウ[7]オオミズナギドリの繁殖地[8]でもある[4]

沖黒島及び周辺の岩礁は、同じく佐伯市内にある横島鶴御崎などと並び、九州を代表する磯釣りのポイントとして知られている。

交通

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本土との間に定期船はなく、島へは瀬渡し船などで渡る。

脚注

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  1. ^ a b c 矢野彌生「海部の地理 13 : 米水津村の位置と自然環境」『佐伯史談』第167巻、佐伯史談会、1994年10月、19-36頁。 
  2. ^ a b 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 44 大分県』角川書店、1980年1月、p.215
  3. ^ 柳田國男「海南小記」(ちくま文庫『柳田國男全集 1』p.324)
  4. ^ a b 『日本の島ガイド SHIMADAS(シマダス)第2版』財団法人日本離島センター、2004年7月、p.698
  5. ^ 大分県内の県指定文化財一覧 (PDF) 大分県
  6. ^ レッドデータブック カラスバト (PDF) 大分県
  7. ^ レッドデータブック 沖黒島のカワウ繁殖個体群 大分県
  8. ^ レッドデータブック 沖黒島のオオミズナギドリ繁殖個体群 大分県

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯32度52分48秒 東経132度1分57秒 / 北緯32.88000度 東経132.03250度 / 32.88000; 132.03250