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東邦テナックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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東邦テナックス株式会社
Toho Tenax Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 3403
2007年8月28日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
100-8585
東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
霞が関コモンゲート西館)
設立 1950年7月1日
(創業 1934年6月15日
業種 ガラス・土石製品
法人番号 1010001034854 ウィキデータを編集
事業内容 炭素繊維、耐炎繊維、活性炭素繊維
代表者 代表取締役社長 乾 秀桂
資本金 179億9,200万円
売上高 515億4,200万円(2008年3月期連結)
純利益 23億6,000万円(2008年3月期連結)
従業員数 1,328名(2008年)
決算期 3月
主要株主 帝人 (100%)
主要子会社 関連会社参照
外部リンク 閉鎖
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東邦テナックス株式会社(とうほうテナックス)は、かつて存在したPAN系炭素繊維メーカー。東京都千代田区に本社を置いていた。

2018年4月1日付で、親会社の帝人に吸収合併され解散した[1]

概要

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昭和9年(1934年)創業の東邦人造繊維株式会社をルーツとする。世界を代表する規模を誇り、生産高は世界第2位であった。主力製品である炭素繊維は、風力発電のブレード(羽根)や高圧タンク向けなどの産業用途のほか、仏エアバス社の超大型旅客機エアバスA380を始めとした航空宇宙分野向けに出荷されていた。

2006年3月期決算は、大垣工場跡地売却損の発生により44億円の赤字決算となった。

2000年2月に帝人の子会社となるまでは芙蓉グループであった。

沿革

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  • 1934年(昭和9年)6月 ‐ 東邦人造繊維株式会社を創業(創業者・後宮信太郎[2]
  • 1950年(昭和25年)7月 ‐ 東邦レーヨン株式会社を設立。
  • 2000年(平成12年)2月 ‐ 帝人の子会社となる。
  • 2001年(平成13年)7月 ‐ 東邦テナックス株式会社に商号変更。
  • 2007年(平成19年)
    • 5月28日帝人の完全子会社となることを発表。
    • 8月 ‐ 上場廃止。
    • 9月1日 ‐ 帝人の完全子会社となる。
  • 2018年(平成30年)4月 - 帝人へ吸収合併され解散。

関連会社

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  • 東邦化工建設株式会社
  • 東邦機械工業株式会社
  • 東邦セールス株式会社
  • 東邦テキスタイル株式会社

脚注

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  1. ^ 子会社の吸収合併による特別損失の発生(個別)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)帝人株式会社、2018年11月4日。オリジナルの2021年5月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210511233713/https://www.teijin.co.jp/news/2018/jbd180509_05.pdf2024年2月22日閲覧 
  2. ^ 東邦人造繊維社長 後宮信太郞『次代を背負ふ財界人』(人物評論社, 1937)

外部リンク

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