藤枝駅
藤枝駅 | |
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北口(2018年4月) | |
ふじえだ Fujieda | |
◄CA21 西焼津 (3.3 km) (4.6 km) 六合 CA23► | |
所在地 | 静岡県藤枝市駅前一丁目1-1 |
駅番号 | CA 22 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■東海道本線(静岡地区) |
キロ程 | 200.3 km(東京起点) |
電報略号 | フエ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
8,815人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)4月16日 |
備考 |
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藤枝駅(ふじえだえき)は、静岡県藤枝市駅前一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。駅番号はCA22。
運行形態の詳細は「東海道線 (静岡地区)」を参照。
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1913年(大正2年)11月16日:藤相鉄道(後の静岡鉄道)の藤枝新駅が開業。
- 1914年(大正3年)9月3日:藤相鉄道 藤枝新 - 大井川間が開業。
- 1919年(大正8年)8月:国鉄と駿遠線の乗り換えが不便だったため、藤枝新駅が国鉄藤枝駅の隣に移転。
- 1943年(昭和18年)4月:駅構内で出征兵士を見送る人々が列車に轢かれる[3][4]。
- 1956年(昭和31年)1月1日:藤枝新駅が新藤枝駅に改称。
- 1970年(昭和45年)8月1日:新藤枝駅廃止(静岡鉄道駿遠線廃止に伴う)。
- 1975年(昭和50年)7月20日:橋上駅舎化[5]。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる[1]。
- 1992年(平成4年)12月12日:自動改札機を導入[7]。
- 2004年(平成16年)4月21日:市制50周年記念事業としての藤枝駅南北自由通路整備事業が始まり、起工式が行われる[7]。
- 2005年(平成17年)8月2日:南北自由通路が先行開業[7]。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 1月:改築工事完了。
- 油庫の屋根瓦が葺き替えられる[9]。
- 2008年(平成20年)3月1日:TOICAのサービス開始。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅[14]。1番線が副本線、2・3番線が本線となっており、1番線は一部の上り普通列車がホームライナーを待避するために使用していたが、2020年3月14日のダイヤ改正から使用されなくなった。この他、数本の側線を持つ。駅の南北を結ぶ橋上駅舎を備える。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、六合駅を管理している。駅舎内部にはJR全線きっぷうりばが設置されている[14]。また、1番線ホームに設置されているレンガ造りの油庫(ランプ小屋・危険品庫)は、貴重なフランドル積みの建造物である(原駅 のそれも同様のフランドル積みである)[15]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1・2 | 東海道本線 | 上り | 静岡・沼津方面 | 1番線は予備ホーム |
3 | 下り | 浜松・豊橋方面 |
(出典:JR東海:駅構内図)
南北自由通路整備と橋上駅舎改築により、完全バリアフリー化された。工事により、南北自由通路(パープルロード)に、エレベーター2基、エスカレーター4基、公衆トイレ(身体障害者対応トイレ)2か所、音声誘導システム、休憩コーナー1か所が整備された。また、橋上駅舎内にはエレベーター1基、エスカレーター2基、トイレ(身体障害者対応トイレ)が1か所整備された[14]。
-
改札口(2022年9月)
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切符売り場(2022年9月)
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南北自由通路(パープルロード)(2006年8月)
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休憩コーナー(2006年8月)
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1番線ホーム(2022年9月)
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2・3番線ホーム(2022年9月)
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油庫(2011年11月)
利用状況
[編集]「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は8,815人である[16]。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)15,598 | [16] |
1994年(平成 | 6年)14,786 | |
1995年(平成 | 7年)14,565 | |
1996年(平成 | 8年)14,842 | |
1997年(平成 | 9年)14,273 | |
1998年(平成10年) | 13,845 | |
1999年(平成11年) | 13,329 | |
2000年(平成12年) | 13,171 | |
2001年(平成13年) | 13,121 | |
2002年(平成14年) | 12,668 | |
2003年(平成15年) | 12,351 | |
2004年(平成16年) | 12,195 | |
2005年(平成17年) | 12,120 | |
2006年(平成18年) | 11,939 | |
2007年(平成19年) | 11,775 | |
2008年(平成20年) | 11,643 | |
2009年(平成21年) | 11,405 | |
2010年(平成22年) | 11,470 | |
2011年(平成23年) | 11,336 | |
2012年(平成24年) | 11,443 | |
2013年(平成25年) | 11,708 | |
2014年(平成26年) | 11,414 | |
2015年(平成27年) | 11,502 | |
2016年(平成28年) | 11,404 | |
2017年(平成29年) | 11,362 | |
2018年(平成30年) | 11,469 | |
2019年(令和元年) | 11,311 | |
2020年(令和 | 2年)8,517 | |
2021年(令和 | 3年)8,815 |
駅周辺
[編集]藤枝宿とは北東に約3km離れている。
北口
[編集]- 藤枝市文化センター
- 藤枝市営駐車場
- 東横イン藤枝駅北口
- 藤枝市役所
南口
[編集]バス路線
[編集]北口
[編集]「藤枝駅前」停留所にて、しずてつジャストラインが運行する路線バスが発着する。
- 1番乗り場[17]
- 2番乗り場[17]
- 中部国道線:岡部営業所南 / 静岡駅・新静岡バスターミナル
- 葉梨線:西北小学校・西北
- 3番乗り場[17]
- 志太温泉線:瀬古・清水山・市役所方面
- 藤枝吉永線:飯渕
南口
[編集]「藤枝駅南口」停留所にて、以下の路線バスが発着する。
- 5番乗り場[18]
- 6番乗り場[18]
- 高速バス
南口開発
[編集]藤枝市は「藤枝駅周辺にぎわい再生拠点施設整備事業」の一環として、市の所有する駅前南口の土地の開発計画についてコンペを行い、2006年に有限会社新日邦を事業者に選定した[19]。その後第1期事業と第2期事業に分けて再開発事業が行われた。なお正式なプロジェクト名は「藤枝駅南口西地区ABC街区開発事業」である[20]。
第1期事業(A街区)として複合商業施設オーレ藤枝が2010年に開業した。施設は地上9階建でコンビニや飲食店などの商業施設に加え445台を収容する自走式駐車場からなる。またビルの壁面には大規模なLEDビジョン「オーレビジョン」が設置された[21]。第2期事業(B街区)としてはホテルオーレが整備され、2016年に開業した。地下1階・地上14階建で、ホテル館内にはレストランやサロンといった複数の商業施設が設けられている[22][23][24]。 オーレ藤枝・ホテルオーレともに施工は安藤ハザマ、設計・監理は松田平田設計がそれぞれ担当した[25][26]。
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オーレ藤枝
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ホテルオーレ
隣の駅
[編集]※「ホームライナー静岡」「ホームライナー浜松」の隣の停車駅は東海道線 (静岡地区)を参照のこと。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、20-21頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「彙報 - 故肥田宮内省御料局長官履歴」『官報』1889年04月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 吉村昭『遠い幻影』(初版)文藝春秋、1998年 発行。ISBN 9784167169367。
- ^ 藤枝市教育委員会『藤枝市史研究 第7号』(初版)藤枝市教育委員会、2006年3月 発行。
- ^ 「橋上駅がオープン」『交通新聞』交通協力会、1975年7月23日、2面。
- ^ “東海道線2駅に「みどりの窓口」”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年3月14日)
- ^ a b c d e 藤枝市教育委員会・鉄道OB会藤枝支部『藤枝駅改築記念 トレインフェスタ イン ふじえだ』(初版)藤枝市教育委員会・鉄道OB会藤枝支部、2007年3月 発行、6頁。
- ^ “静岡県の事例紹介 藤枝駅北口”. 静岡県. 2018年2月10日閲覧。
- ^ “しずおか駅舎探訪(10)JR東海・藤枝駅(藤枝市)”. 静岡新聞. (2017年8月25日) 2018年2月10日閲覧。
- ^ 八木洋行、野本寛一共編『写真集 明治大正昭和 藤枝』「汽車時間表」 - 明治39年ごろの汽車の回数が、意外と少なかったことが判る。
- ^ 八木洋行、野本寛一共編『写真集 明治大正昭和 藤枝』「藤枝駅ホーム」 - 明治時代にはホームの東西に3本ずつ、事務所の脇に4本の桜があって、藤枝駅は桜の名所として知られたという。
- ^ 八木洋行、野本寛一共編『写真集 明治大正昭和 藤枝』「馬車バス並走のころ」 - 駅前広場もにぎわい始めた昭和初年。馬車とバスが同居した不思議な時代である。
- ^ 八木洋行、野本寛一共編『写真集 明治大正昭和 藤枝』「藤枝駅夕景」 - 昭和10年ごろの駅前。
- ^ a b c 藤枝駅駅構内図
- ^ “これイチ!藤枝 東海道線開通当時の油庫”. 藤枝市. 2018年2月10日閲覧。
- ^ a b “6.鉄道運輸状況(JR)” (xls). 長期時系列【統計年鑑編】(県・市町村の変遷~商業). 静岡県. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月16日閲覧。
- ^ a b c “藤枝駅前(ふじえだえきまえ)路線一覧/バス停時刻表検索|しずてつジャストライン”. しずてつジャストライン. 2022年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月6日閲覧。
- ^ a b “藤枝駅南口(ふじえだえきみなみぐち)路線一覧/バス停時刻表検索|しずてつジャストライン”. しずてつジャストライン. 2022年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月6日閲覧。
- ^ “藤枝駅南口西地区ABC街区開発事業者の決定について” (PDF). 藤枝市. 2017年11月30日閲覧。
- ^ “オーレ藤枝・ホテルオーレ整備事業(藤枝駅南口ABC街区開発事業)について”. 藤枝市. 2017年11月30日閲覧。
- ^ “「オーレ藤枝」2月24日オープン” (PDF). 2017年11月30日閲覧。
- ^ “藤枝駅南口開発B街区複合施設の整備について” (PDF). 有限会社新日邦・藤枝市. 2017年11月30日閲覧。
- ^ “館内施設 ホテルオーレ 【公式】 藤枝駅南口直結”. HOTEL OLE. 2017年11月30日閲覧。
- ^ “JR藤枝駅周辺、開発進む 居住者、歩行者が過去最高 /静岡”. 毎日新聞. (2017年5月25日) 2017年11月30日閲覧。
- ^ “藤枝駅南口駅前に大型駐車場445台、プールを完備したフィットネスジム、商業施設が来春誕生。” (PDF). 有限会社新日邦. 2017年11月30日閲覧。
- ^ “オーレ藤枝 第2期プロジェクト始動!”. ヨシコン. 2017年11月30日閲覧。