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国家遺産庁

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文化財庁から転送)
国家遺産庁
各種表記
ハングル 국가유산청
漢字 國家遺産廳
発音 クッカユサンチョン
日本語読み: こっかいさんちょう
英語表記: Cultural Heritage Administration
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国家遺産庁(こっかいさんちょう)は、大韓民国における文化体育観光部傘下の国家行政機関

沿革

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国家遺産庁の沿革[1]、及び国立文化遺産研究院の沿革[2]などによる。

  • 1945年11月08日 - 米軍政庁管轄の下、李王職より承継して旧皇室事務庁が発足し、文化財管理業務を管掌
  • 1955年06月08日 - 旧皇室財産事務総局に改編
  • 1961年10月02日 - 文教部の外局として文化財管理局が設置される
  • 1968年07月24日 - 文化公報部に移管
  • 1975年04月17日 - 文化財管理局の所属機関として文化財研究所、民俗博物館を新設
  • 1983年12月30日 - 昌慶苑を昌慶宮に名称変更
  • 1988年09月01日 - 文化財研究所に遺跡調査研究室を新設
  • 1989年12月30日 - 文化部に移管
  • 1990年
    • 01月03日 - 慶州文化財研究所(現・国立慶州文化遺産研究所)、扶余文化財研究所(現・国立扶余文化遺産研究所)、昌原文化財研究所、木浦海洋遺物保存処理所を新設
    • 11月14日 - 無形文化財課を新設
  • 1992年10月30日 - 徳寿宮事務所を宮中遺物展示館に改編
  • 1993年03月06日 - 文化体育部に移管
  • 1994年05月04日 - 木浦海洋遺物保存処理所を国立海洋遺物展示館に改称し、文化財管理局の直属機関に管轄変更
  • 1995年11月22日 - 文化財研究所が国立文化財研究所に機関名称変更
  • 1996年06月29日 - 懿陵地区管理事務所を新設
  • 1998年02月28日 - 文化観光部に移管
  • 1999年05月24日 - 政府組織法改定により文化財管理局文化財庁に昇格
  • 2004年03月11日 - 政府組織法改定により文化財庁が次官庁に昇格
  • 2005年08月16日 - 宮中遺物展示館を国立古宮博物館と徳寿宮管理所に改編し、国立文化財研究所に復元技術研究室と羅州文化財研究所(現・国立羅州文化遺産研究所)を新設
  • 2006年04月06日 - 国立文化財研究所に自然文化財研究室を新設
  • 2007年11月30日 - 国立文化財研究所に中原文化財研究所(現・国立中原文化遺産研究所)を新設、昌原文化財研究所を伽倻文化財研究所(現・国立伽倻文化遺産研究所)に名称変更
  • 2008年
    • 2月29日 - 文化体育観光部に移管
    • 8月07日 - 韓国伝統文化大学に伝統文化研修院を新設
    • 8月12日 - 遺跡調査研究室を考古研究室に、美術工芸研究室を美術文化財研究室に、伝統建築研究室を建築文化財研究室に、芸能民俗研究室を無形文化財研究室に名称変更
  • 2009年04月27日 - 国立文化財研究所に文化財保存科学センター(現・文化遺産保存科学センター)を新設、伝統文化研修院に研修企画課を新設
  • 2011年05月25日 - 文化財活用局・国外文化財チームを新設
  • 2012年09月12日 - 朝鮮王陵管理所(3チーム3地区管理所)を新設
  • 2013年
    • 03月23日 - 高度保存チーム及び国外文化財チームを廃止
    • 10月01日 - 国立無形遺産院及び企画運営課、伝承支援課を新設
  • 2014年03月11日 - 文化財保存局・高度保存育成課、国立無形遺産院・無形遺産振興課を新設
  • 2015年12月30日 - 文化財活用局・世界遺産教育チームを新設
  • 2016年
    • 05月10日 - 万人の総管理所を新設
    • 11月17日 - 文化財活用局・文化遺産教育チームを新設
  • 2017年
    • 1月01日 - 国立文化財研究所・安全防災研究室を新設
    • 2月28日 - 国立文化財研究所に江華文化財研究所(現・国立ソウル文化遺産研究所)を新設
    • 6月20日 - 国立海洋文化財研究所に西海文化財課を新設
  • 2019年
    • 1月01日 - 宮陵遺跡本部を新設
    • 7月23日 - 国立文化財研究所に完州文化財研究所(現・国立完州文化遺産研究所)を新設
  • 2022年
    • 02月22日 - 国立文化財研究所が国立文化財研究院に機関名称変更
    • 12月29日 - 国立文化財研究院にデジタル文化財研究情報チーム新設、国立江華文化財研究所を国立ソウル文化財研究所に名称変更
  • 2024年5月17日 - 文化財庁が国家遺産庁に再編。所管の各種文化財も「国家遺産」に改称[3]。所属機関の名称中の「文化財」は「文化遺産」に改称。

役割

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文化財(国家遺産)の保存、管理、活用、調査、研究及び宣揚に関する事務を遂行する。

所在地

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組織

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2019年2月現在[4]

幹部

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  • 庁長
    • 代弁人
  • 次長
    • 企画調整官

下部組織

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  • 運営支援課
  • 文化財政策局
  • 文化財保存局
  • 文化財活用局

所属機関

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  • 韓国伝統文化大学校
    • 伝統文化教育院
  • 国立古宮博物館
  • 顕忠祠管理所
    • 陰峰分所
  • 七百義塚管理所
  • 万人義塚管理所
  • 国立無形遺産院
  • 国立文化遺産研究院
    • 地方文化遺産研究所(慶州、扶余、伽耶、羅州、中原、ソウル、完州)
    • 文化遺産保存科学センター
  • 国立海洋遺産研究所
  • 宮陵遺跡本部

脚注

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  1. ^ 国家遺産庁 沿革”. 国家遺産庁. 2025年2月4日閲覧。
  2. ^ 沿革”. 国立文化遺産研究院. 2025年2月4日閲覧。
  3. ^ 鄭憙靖「文化財の総称が「国家遺産」に 国家遺産庁も発足=韓国」『聯合ニュース』2024年5月17日。2024年5月20日閲覧。
  4. ^ 大統領令第29590号(2019年2月26日改正・施行)『文化財庁とその所属機関職制』、文化体育観光部令第348号(2019年2月26日改正・施行)『文化財庁とその所属機関職制施行規則』

関連項目

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外部リンク

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