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大田区歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大田音頭から転送)
大田区歌

区歌の対象
大田区

作詞 向井みどり
高橋掬太郎(補作)
作曲 山田耕筰
採用時期 1954年10月30日[1]
言語 日本語
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大田区歌」(おおたくか)は、東京都大田区が制定した区歌である。作詞・向井みどり、作曲・山田耕筰

本記事では、区歌と同日に制定された「大田音頭」(おおたおんど)についても解説する。

解説

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大田区制定 大田音頭 / 大田区歌」
(A面) 久保幸江青木光一 /
(B面) 伊藤久男安西愛子
シングル
A面 大田音頭
B面 大田区歌
リリース
規格 SPレコード
ジャンル 音頭区歌
レーベル 日本コロムビア(PR-1479)
作詞・作曲 作詞:向井みどり(#A), 高橋掬太郎(#B)
補作:高橋掬太郎(#A)
作曲:山田耕筰(#A, B)
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1954年(昭和29年)に大田区民会館の落成竣工を記念して歌詞を懸賞募集し、制定されたものである[2]。応募総数は332篇で[1]、審査委員の高橋掬太郎が補作したものを採用として旧「東京市歌」や「千代田区歌」を手掛けた山田耕筰に作曲を依頼し、10月30日付で制定告示が行われた[3]

発表演奏は12月3日の区民会館落成式に合わせて実施され、その席上では高橋が作詞・山田が作曲した区民音頭大田音頭」も発表されている。翌1955年(昭和30年)4月に日本コロムビアA面久保幸江青木光一が歌唱する「大田音頭」、B面に伊藤久男安西愛子が歌唱する「大田区歌」を吹き込んだSPレコード規格品番:PR-1479)300枚を委託製造した[3]。「大田区歌」と「大田音頭」の歌詞と楽譜は制定時に1万枚が印刷されて希望者への配布を行ったのをはじめ[3]、1996年(平成8年)刊の『大田区史』下巻に収められている[4]

なお2018年(平成30年)には区制70周年を記念して新規の愛唱歌「笑顔、このまちから」(作詞:湯川れい子、作曲・編曲:千住明)を選定したが[5]、同時期に旧来の「中野区歌」を廃止して2代目区歌「未来カレンダー Forever nakano」へ代替わりさせた中野区とは異なり、大田区役所では「大田区歌」を存続させるとしている。

参考文献

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「大田区歌」と「大田音頭」の発表演奏が行われた大田区民会館(現:区立池上会館)
  • 『大田区政十年 本編』(大田区役所、1957年) NCID BN13474794
  • 大田区史編さん委員会 編『大田区史』下巻(大田区役所、1996年) NCID BN00528121
  • 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版、2012年) ISBN 978-4-490-20803-0

出典

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  1. ^ a b 中山(2012), p158
  2. ^ 区史・下(1996), p840
  3. ^ a b c 区制十年(1957), p1
  4. ^ 区史・下(1996), pp838-839
  5. ^ 大田区イメージソング”. 大田区役所. 2024年4月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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