コンテンツにスキップ

大樹連司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
前島賢から転送)
大樹 連司
(おおき れんじ)
ペンネーム 大樹 連司
(おおき れんじ)
誕生 前島 賢
(まえじま さとし)
(1982-08-08) 1982年8月8日(42歳)
日本の旗 日本茨城県
職業 小説家脚本家・ライター・評論家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 国際基督教大学
活動期間 2007年 -
ジャンル ライトノベル
サイエンス・フィクション
代表作 『スマガ』シリーズ
『ボンクラーズ、ドントクライ』など
デビュー作 『ぼくらの〜alternative〜』
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

大樹 連司(おおき れんじ、1982年8月8日 - )は、日本小説家ライトノベル作家、脚本家茨城県出身[1]。本名の前島 賢(まえじま さとし)名義ではライター、評論家として活動[2]

略歴

[編集]

自由の森学園高等学校[3]国際基督教大学教養学部卒業。

2000年よりNHK真剣10代しゃべり場』第1期レギュラー。

東浩紀が2003年12月から2005年1月まで発行していたメールマガジン『波状言論』編集スタッフを経て、2004年にライターデビュー[4][5]

2005年、ユリイカ増刊号『オタクVSサブカル!』(青土社)掲載評論「僕をオタクにしてくれなかった岡田斗司夫へ」にて文筆活動を開始。

2007年より大樹連司名義でライトノベル作家としても活動を始める。

2008年より数年[要説明]にわたり『ドラゴンマガジン』にてライトノベル紹介コラムを担当。

2014年10月、eBookJapanにて『ラノベ漂流20年!「前島賢の本棚晒し」』の連載を開始。2017年3月に終了。

2016年、大樹連司と前島賢が同一人物であることを明かした[6]

2017年より大樹連司名義でニトロプラスに所属[7](前島賢名義では個人として活動[8])。

2021年まで10年間、前島賢名義で朝日新聞にてライトノベルを中心とした書評『茶話 ラノベ』『エンタメ for around 20』を連載[9]

2024年、ニトロプラスを退社しフリーランスとなる[10]

人物

[編集]

著作

[編集]

大樹連司名義(小説)

[編集]

オリジナル小説

[編集]
  • 『勇者と探偵のゲーム』(2009年6月、一迅社文庫
  • 『ほうかごのロケッティア School escape velocity』(2009年12月、ガガガ文庫
  • 『星灼のイサナトリ』(2010年4月、一迅社文庫)
  • 『お嬢様のメイドくん』(2010年12月、一迅社文庫)
  • 『オブザデッド・マニアックス』(2011年5月、ガガガ文庫)
  • 『ボンクラーズ、ドントクライ』(2012年1月、ガガガ文庫)
  • 『おまえは私の聖剣です。』全3巻(2012年5月 - 2013年1月、GA文庫

ノベライズ

[編集]

アンソロジー等収録

[編集]

「」内が大樹連司の作品

  • 『スマガ&スマガスペシャル Perfect Graphics』(2009年12月、マックス) - 「スマガTG」
  • 『日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙』(編:伴名練、2020年7月、ハヤカワ文庫JA) - 「劇画・セカイ系」

その他媒体

[編集]
  • 「走れ、沖!」(『スマガ』&『スマガスペシャル』公式サイト[13]
  • REVENGER』「No one knows what the future holds.」(2023年4月、『REVENGER』Blu-ray 上巻 封入特典[14]
  • 『REVENGER』「A man dies, his name remains.」(2023年7月、『REVENGER』Blu-ray 下巻 封入特典[15]

同人(文芸)

[編集]

いずれも共著。「」内が大樹連司の作品

  • 『正常小説。』(2011年8月、ラノベ作家休憩所) - 「劇画・セカイ系」
  • 『中性小説。』(2012年8月、ラノベ作家休憩所) - 「学園都市DDR」
  • 『救世小説。』(2014年8月、ラノベ作家休憩所) - 「Unforgiven Stranger」

前島賢名義

[編集]
  • 『探偵小説のクリティカル・ターン』(編:限界小説研究会、2008年1月、南雲堂) - 共著。「『ひぐらしのなく頃に』の二つの顔――竜騎士07論」を執筆
  • セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史』(2010年2月、ソフトバンク新書
    • 【改題】『セカイ系とは何か』(2014年4月、星海社文庫

ゲーム

[編集]

アニメ

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 一迅社文庫 著者プロフィール より
  2. ^ 『楽園追放2.0 楽園残響』商品の説明 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)”. Amazon.co.jp. 2016年1月22日閲覧。
  3. ^ 自由の森学園関連の本
  4. ^ ライトノベルコラム ラノベ漂流20年!「前島賢の本棚晒し」 - 電子書籍はeBookJapan”. www.ebookjapan.jp. 2018年7月5日閲覧。
  5. ^ 『セカイ系とは何か』著者紹介
  6. ^ MAEJIMA Satoshi [@MAEZIMAS] (2016年1月22日). "この度、拙作のアニメ『楽園追放』スピンオフ小説をハヤカワ文庫JAで文庫化して頂きまして、さすがにSFライターとしてハヤカワ文庫JAのラインナップに入った名前を「知らん」と言い続けるのも無理があると考え、この機会に、前島=大樹とオープンにさせて頂いた次第です。". X(旧Twitter)より2020年4月13日閲覧
  7. ^ MAEJIMA Satoshi [@MAEZIMAS] (2017年10月4日). "ご報告が遅れてしまいましたが、この度、大樹連司・名義での創作のお仕事は、ニトロプラス所属のライターとして行っていくこととなりましたので、よろしくお願いいたします。". X(旧Twitter)より2020年4月13日閲覧
  8. ^ 大樹連司(ニトロプラス) [@range_nitro] (2017年10月4日). "なお、本名の前島賢・名義でのライティング等の活動に関しましては、今後も独立した個人として行って参りますので、こちらに関してはこれまでどおりご連絡頂ければ幸いです。". X(旧Twitter)より2021年1月6日閲覧
  9. ^ (エンタメ for around 20)前島賢インタビュー web発多数、年齢層広がったラノベ”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2021年3月27日). 2021年7月23日閲覧。
  10. ^ 大樹連司(ニトロプラス) [@range_nitro] (2024年4月15日). "【ご報告】この度、私、大樹連司は、株式会社ニトロプラスを退社し、独立することとなりましたので、ご報告申し上げます。今後はフリーランスの小説家、脚本家、シナリオライターとして活動していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。". X(旧Twitter)より2024年4月15日閲覧
  11. ^ 2015年8月、コミックマーケット88にて先行販売。
  12. ^ “ゴジラ:アニメ版の前日譚が小説に 虚淵玄が監修”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2017年10月2日). https://mantan-web.jp/article/20171001dog00m200018000c.html 2017年10月2日閲覧。 
  13. ^ Web特別書き下ろしショートストーリー「走れ、沖!」”. 『スマガ』&『スマガスペシャル』公式. 2021年1月30日閲覧。
  14. ^ Blu-ray”. オリジナルアニメ「リベンジャー」公式サイト. 2023年5月13日閲覧。
  15. ^ Blu-ray”. オリジナルアニメ「リベンジャー」公式サイト. 2023年5月13日閲覧。
  16. ^ range_nitroの2022年6月17日のツイート2022年11月25日閲覧。
  17. ^ “アニメ「REVENGER」に虚淵玄が参加「久々にド真ん中狙いの剛速球ストレート」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年11月25日). https://natalie.mu/comic/news/502524 2022年11月25日閲覧。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]