神よツァーリを護り給え
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(ロシア帝国の国歌から転送)
露:Боже, царя храни | |
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Bozhe, Tsarya khrani! | |
和訳例:神よツァーリを護り給え | |
ロシア語の楽譜 | |
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作詞 | ヴァシーリー・アンドレーエヴィチ・ジュコーフスキー |
作曲 | アレクセイ・フョードロヴィチ・リヴォフ |
採用時期 | 1833年 |
採用終了 | 1917年 |
試聴 | |
『神よツァーリを護り給え』(かみよツァーリをまもりたまえ、ロシア語: Боже, царя храни)は、ロシア帝国の国歌。
概要
[編集]歌は1833年に開かれたコンテストで、詩人ヴァシーリー・アンドレーエヴィチ・ジュコーフスキー(Василий Андреевич Жуковский; 1783年 - 1852年)作詞、バイオリン奏者アレクセイ・フョードロヴィチ・リヴォフ(Алексей Фёдорович Львов; 1799年? - 1870年)公の作曲したものが選ばれ、同年12月23日ボリショイ劇場で初めて公開され、30日に正式に国歌に制定された[1]。1917年まで国歌として使われたが、ロシア革命(二月革命)により帝政が崩壊すると廃止され、臨時政権下では労働者のラ・マルセイエーズが国歌とされた。その後、1922年にソビエト連邦が成立すると、インターナショナルが新しい国歌となる。
楽曲はチャイコフスキー作曲の「序曲1812年」のフィナーレや「スラヴ行進曲」に引用され、また、米国ペンシルベニア州の州歌である「ペンシルベニア万歳 (Hail, Pennsylvania!)」や "God, the Omnipotent!"、Order of the Arrow の公式歌である "Firm Bound in Brotherhood" では同じ楽曲を別の歌詞と共に使っている。なお、ロシア帝国を否定したソ連時代には、チャイコフスキーの上記の作品などにおいて、この曲の引用部分を削除して別の曲に差し替えた改竄版が作成されていた(現在は元に戻されている)。
歌詞
[編集]全部で7番まであり、各節では前半と後半でそれぞれ2回繰り返す。
日本語訳
[編集]1番のみ。
出典
[編集]- ^ コムソモリスカヤ・プラヴダ紙1993年12月13日付、アレクサンドル・ガモフ記者署名記事より。
外部リンク
[編集]- 歌唱付きMP3ファイル - [1]より。
関連項目
[編集]- ソビエト連邦の国歌
- 愛国歌 (ロシア連邦)(1990年~2000年)
- ロシア人の祈り - ロシア帝国の旧国歌。(1816年〜1833年)
- ロシア連邦国歌(2000年~現在)
- ヨハン・シュトラウス2世(作品65の『ニコライ・カドリール』でメロディを引用している)
- ピョートル・チャイコフスキー(『スラヴ行進曲』『大序曲1812年』『戴冠式祝典行進曲』でメロディを引用している)