ヤマトグサ属
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(ヤマトグサ科から転送)
ヤマトグサ属 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヤマトグサ Theligonum japonicum
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Theligonum L. |
ヤマトグサ属(学名: Theligonum L.)は、アカネ科に分類される植物の属の一つ。4種が東アジアとヨーロッパに隔離分布する。小型の草本で、葉は対生し、見かけはハコベに似る。雌雄同株で、葉腋に単性の花がつく。花被は1種類で、雌花は花被が合生する。雄花は花被が4枚ほどに分かれ、長い雄蕊が多数垂れ下がる[1]。
かつては単型のヤマトグサ科(学名: Theligonaceae)に分類され、フトモモ目などに入れる考えもあったが、アカネ科に近縁と考えられるようになり、新しいAPG植物分類体系ではアカネ亜科に分類されている。
種
[編集]次の4種が認められている[2]。
- Theligonum cynocrambe L. - タイプ種。カナリア諸島、地中海地域からイラン北西部にかけて分布。
- Theligonum formosanum Ohwi & T.S.Liu(繁体字中国語: 台灣纖花草)- 台湾西部にのみ見られる。
- Theligonum japonicum Ôkubo & Makino ヤマトグサ(大和草)- 中国(安徽省、浙江省、陝西省)、日本中部および南部に分布。牧野富太郎が発見し、日本人として初の新種報告であることからこの和名をつけた。
- Theligonum macranthum Franch.(中: 假繁缕)- 中国(湖北省西部、四川省、浙江省)に分布。
脚注
[編集]- ^ The families of flowering plants Theligonaceae
- ^ Govaerts, R., Ruhsam, M., Andersson, L., Robbrecht, E., Bridson, D., Davis, A., Schanzer, I., Sonké, B. (2022). World Checklist of Rubiaceae. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; https://wcsp.science.kew.org/qsearch.do?plantName=Theligonum Retrieved 15 March 2022