兵庫県立淡路佐野運動公園
兵庫県立淡路佐野運動公園(ひょうごけんりつあわじさのうんどうこうえん)は、兵庫県淡路市佐野新島にある運動公園で、兵庫県の県立都市公園でもある。愛称は「ボールパークあわじ」だが、後述の第1野球場は「淡路球場」(あわじきゅうじょう)とも呼ばれる。
2002 FIFAワールドカップでは、イングランドチームのキャンプ地として使用されたことでも知られる。また、2006年(平成18年)ののじぎく兵庫国体ではサッカー少年の部の会場として使用された。
施設概要
[編集]野球場2面、サッカー場3面(天然芝2面、人工芝1面)、多目的グラウンド2面等で構成される。
野球場については、全国高等学校野球選手権兵庫大会などで使用。プロ野球では、オリックス・バファローズや阪神タイガースが二軍(ウエスタン・リーグ)公式戦、兵庫県内から関西独立リーグ (初代)に加盟していた明石レッドソルジャーズ(2009 - 2010年)・神戸サンズ(2011 - 2012年)、日本女子プロ野球機構に加盟していた兵庫ディオーネが公式戦を主催した実績を持つ。
2023年からは、関西独立リーグ (2代目)(さわかみ関西独立リーグ)に同年から加盟した淡路島ウォリアーズが本拠地に使用[1]。また、全国高等学校女子硬式野球選手権大会において、2023年の第27回大会からの1・2回戦の一部を第1・第2野球場で開催することが発表されている[2]。
サッカー場は関西サッカーリーグ、関西女子リーグなどが使用する。
第1野球場
[編集]2008年(平成20年)8月31日、プロ野球ウエスタン・リーグのサーパス対福岡ソフトバンクホークス戦が開催され、優勝までのマジックナンバーを1としていたソフトバンクが7-6で勝利し、当地で南海時代以来24年ぶり6度目の同リーグ優勝を果たした。
2012年(平成24年)6月2日と3日、同じくプロ野球ウエスタン・リーグの阪神タイガース対オリックス・バファローズ戦が開催された。
- 両翼:100m、センター:122m
- 収容人員:6,000人(メインスタンド[ベンチ席]及び内野芝生席:3,000人、外野芝生席:3,000人)
- 内野:黒土舗装、外野:天然芝
- スコアボード:フルカラーLED式電光掲示板(2代目、2023年~)
- 初代:磁気反転式(2003年5月~2022年12月)
第2野球場
[編集]- 両翼 95m、センター 120m
- スタンド 300人収容
- 内野 黒土舗装、外野 天然芝
- 磁気反転式スコアボード(得点のみ)
第1サッカー場
[編集]80m × 110m 天然芝ピッチ
第2サッカー場
[編集]80m × 110m 天然芝ピッチ
第3サッカー場
[編集]68m × 105m 人工芝ピッチ
多目的グラウンド
[編集]210m × 210mの広さで少年野球・草野球用の内野グラウンド4面(黒土2面、真砂土2面)以外は天然芝である。バックネットも4基あるため、ラグビー用のグラウンドの場合は1面、野球は4面、一般向けサッカー(96m × 64m)は2面、少年向けサッカー(80m × 46m)の場合は6面取ることができる。
第2多目的グラウンド
[編集]少年野球用の内野グラウンドが2面(真砂土)あり、内野以外は天然芝である[3]。施設側は他に使用例としてソフトボール、グラウンドゴルフを挙げている[3]。
沿革
[編集]- 1997年(平成9年) - 1998年(平成10年)度に兵庫県企業庁と当時の津名町が共同でサッカー場を整備した。
- 2000年(平成12年) 兵庫県が都市公園事業として、事業計画を策定する。
- 2001年(平成13年) 2002 FIFAワールドカップでイングランドチームのキャンプ地として使用するためにサッカー場を先行整備。
- 2002年(平成14年) 野球場、多目的グラウンドを含めた公園全体整備に着手する。
- 2003年(平成15年)5月3日 供用開始
脚注
[編集]- ^ “新球団は「淡路島ウォリア-ズ」 元近鉄の赤堀監督が打撃投手、独立リーグ参入へトライアウト”. 神戸新聞. (2022年12月2日) 2023年1月7日閲覧。
- ^ “【女子野球】今年も甲子園で高校決勝、新たに淡路でも予選開催”. スポーツ報知. (2023年5月12日) 2023年5月12日閲覧。
- ^ a b “施設紹介 第2多目的グラウンド(少年軟式野球場)”. 兵庫県立淡路佐野運動公園ホームページ. 兵庫県園芸・公園協会. 2024年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月27日閲覧。