フカル川
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フカル川 | |
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延長 | 497.50 km |
平均流量 | 49.22 m3/s |
流域面積 | 21578.50 km2 |
水源 | スペイン カスティーリャ=ラ・マンチャ州 |
水源の標高 | 1,700 m |
河口・合流先 | 地中海 |
流域 | スペイン |
フカル川(フカルがわ、スペイン語:Río Júcar)またはシュケル川(シュケルがわ、バレンシア語:Xúquer)は、スペイン東部の川。クエンカ県に源を発し、バレンシア州クリェラで地中海に注ぐ。
地理
[編集]標高1,810mのウニベルサーレス山に端を発し、上流部は峡谷をなしていくつもの滝を持つ[1]。上流部では年平均降水量800mmの高地を南北に流れ、この部分はカルスト地形となっている。川が渓谷や峡谷を刻み、石灰岩質の川岩を侵食した洞窟、ドリーネが点在する。
フカル川の広大な中流は均一でなく、蛇行しながら丘陵地帯をゆく。秋から冬には洪水が発生しやすく、乾燥する夏は流量が著しく減少する[1]。アラルコンではこの地形を利用して川がダムとなっている。ラ・マンチャ地方で川は90度方向を変え東進する。
下流域では園芸農業、果樹栽培、米作が行われ、フカル川の水が灌漑に使用されている[1]。海抜の低い湿地帯となり、アルブフェーラ潟がある。河口付近には砂丘、潟湖、塩水湖が分布しており[1]、かつて蛇行する川に囲まれ文字通り島のようであったアルシラ、スエカ、クリェラの町がある。クリェラで地中海に注いでいる[1]。497km[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 三省堂編修所『コンサイス外国地名事典 改定版』三省堂、1995年。