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ファビヤナ・ビティチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファビヤナ・ビティチ
2016年
基本情報
通称 天使の拳
階級 アトム級
身長 164 cm
国籍  チェコ
誕生日 (1995-12-30) 1995年12月30日(28歳)
出身地 ウースチー・ナド・ラベム
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 24
勝ち 21
KO勝ち 5
敗け 1
引き分け 2
無効試合 0
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ファビヤナ・ビティチ(Fabiana Bytyqi、 発音 [ˈfabɪjana byˈtyc͡çi]1995年12月30日 - )は、チェコの女子プロボクサーである。ウースチー・ナド・ラベム出身。元WBC女子世界アトム級王者[1][2]。チェコ出身の女子プロボクサーとして初めて主要団体の世界王座を獲得した[3]

トレーナーはルーカス・コネチ[4]

チェコ国内では「天使の拳(Andělská pěst)」と呼ばれている[5]

経歴

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プロ前

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4歳より空手を習い始め、後にキックボクシングムエタイを経てボクシングを始める[1]

プロ時代

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2015年3月7日、ドイツマクデブルクのマリティム・ホテルにてハンガリーのアンドレア・ジェネイ相手にプロデビュー。TKO勝利[6]

次の5試合を連勝後の2016年3月、ブルガリアのテオドラ・バチェバ相手にWBCユース女子世界ミニマム級王座に挑戦。初タイトル獲得[7]

2018年9月、地元ウースチー・ナド・ラベムにてイギリスのデニス・キャッスルとのWBC女子世界アトム級王座決定戦に挑み、3-0判定で勝利、チェコ女子として初となる世界王座獲得となった[2][3][8]

2019年4月6日、ウースチー・ナド・ラベムにてメキシコのマリア・ソレダト・バルガス相手に世界王座初防衛戦。10回1-1引き分けに終わり初防衛を果たしたものの15戦目で初めて勝利を逃した。両者は再戦を待ち望んでいる[9][10]

2019年11月30日、アナ・アラソラを3-0判定で勝利し2度目の防衛成功。

2022年7月29日、エリザベート・ロペスと対戦し、10回1-1で引き分けたものの3度目の防衛に成功した。

2023年4月15日、エリザベート・ロペスと再戦し、10回3-0の判定勝ちで4度目の防衛に成功した。

2024年1月13日、ドイツ・フリードリヒスハインにて元ミニマム級王者のティナ・ルプレヒトと対戦するが、0-3判定でプロ初黒星を喫し王座から陥落した。

2024年8月3日、ジュディット・ハッハボールドと再戦し、6回3-0の判定勝ちで再起に成功した。

2024年11月23日、ハイデルベルクでティナ・ルプレヒト対松田恵里の前座で山中菫が持つIBF女子世界アトム級王座に挑む予定だったが[11]、ビティチが脱水症状を起こしたため中止となった[12]

戦績

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  • プロボクシング:24戦 21勝(5KO)2分 1敗


日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2015年3月7日 4R 1:48 TKO アンドレア・ジェネイ  ハンガリー プロデビュー戦
2 2015年4月11日 2R 1:40 TKO アグネス・ドラクスラー  ハンガリー
3 2015年6月13日 6R 判定3-0 グロリア・バシレバ  ブルガリア
4 2015年9月12日 6R 判定3-0 マリベル・デ・ソーサ スペインの旗 スペイン
5 2015年11月14日 6R 判定2-1 テオドラ・バチェバ  ブルガリア
6 2016年1月9日 6R 判定3-0 クラウディア・フェレンツィ スロバキアの旗 スロバキア
7 2016年3月5日 10R 判定3-0 テオドラ・バチェバ  ブルガリア WBC女子世界ミニマム級ユース王座決定戦
8 2016年6月25日 7R 2:00 TKO テオドラ・バチェバ  ブルガリア WBCユース王座防衛1
9 2016年11月19日 10R 判定3-0 ハリマ・ブンジャベイ タンザニアの旗 タンザニア WBCユース王座防衛2
10 2017年3月11日 10R 判定3-0 エフゲニア・ザブロツカヤ ロシアの旗 ロシア
11 2017年9月30日 10R 判定3-0 ルイサナ・ボリバル ベネズエラの旗 ベネズエラ WBCユース王座防衛3
12 2017年12月2日 2R 1:50 TKO ファトゥマ・ヤジドゥ タンザニアの旗 タンザニア WBC女子世界ミニマム級シルバー王座決定戦
13 2018年6月9日 1R 0:40 TKO テオナ・ピロスマナシュビリ ジョージア (国)の旗 ジョージア
14 2018年9月22日 10R 判定3-0 デニス・キャッスル イギリスの旗 イギリス WBC女子世界アトム級王座決定戦
15 2019年4月6日 10R 判定1-1 マリア・ソレダド・バルガス メキシコの旗 メキシコ WBC防衛1
16 2019年11月30日 10R 判定3-0 アナ・アラソラ メキシコの旗 メキシコ WBC防衛2
17 2020年9月25日 8R 判定3-0 クラウディア・フェレンツィ スロバキアの旗 スロバキア
18 2021年2月27日 6R 判定3-0 ジュディット・ハッハボールド  ハンガリー
19 2021年10月2日 6R 判定2-0 ファラ・エル・ボウサイリ スペインの旗 スペイン
20 2022年3月5日 6R 判定3-0 イバンカ・イワノワ  ブルガリア
21 2022年7月29日 10R 判定1-1 エリザベート・ロペス メキシコの旗 メキシコ WBC防衛3
22 2023年4月15日 10R 判定3-0 エリザベート・ロペス メキシコの旗 メキシコ WBC防衛4
23 2024年1月13日 10R 判定0-3 ティナ・ルプレヒト ドイツの旗 ドイツ WBC陥落
24 2024年8月3日 6R 判定3-0 ジュディット・ハッハボールド  ハンガリー
テンプレート

獲得タイトル

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  • WBC女子世界ミニマム級ユース王座
  • WBC女子世界ミニマム級シルバー王座
  • 第3代WBC女子世界アトム級王座(防衛4)

脚注

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  1. ^ a b Fabiana Bytyqi: Něco málo o české krásce v profesionálním ringu” (cs h). profiboxing.cz (2015年6月2日). 2019年4月22日閲覧。
  2. ^ a b “Fabiana Bytyqi Becomes First Czech Female to Win a World Title and the Youngest Reigning WBC Champion in Defeating Denise Castle for the Atomweight Crown” (英語). WBC. (23 September 2018). http://www.womenofboxing.com/fabiana-bytyqi-becomes-first-czech-female-to-win-a-world-title-and-the-youngest-reigning-wbc-champion-in-defeating-denise-castle-for-the-atomweight-crown/ 2019年4月22日閲覧。 
  3. ^ a b ATOMWEIGHT - World Boxing Council”. wbcboxing.com. WBC. 2019年4月24日閲覧。
  4. ^ “Box s Fabianou a Luckou: poslední kafíčko, v sobotu to vypukne!” (チェコ語). TV Nova. (2016年3月4日). https://sport.tn.nova.cz/clanek/box-s-fabianou-a-luckou-posledni-kaficko-v-sobotu-to-vypukne.html 2019年4月22日閲覧。 
  5. ^ “Mladá a krásná Andělská pěst. Kam se probije tato česká panenka?” (チェコ語). (2015年10月29日). https://www.sport.cz/behani/bezkyne-sobe/clanek/719567-mlada-a-krasna-andelska-pest-kam-se-probije-tato-ceska-panenka.html 2019年4月22日閲覧。 
  6. ^ Event:707733” (英語). BoxRec (2015年3月17日). 2019年4月22日閲覧。
  7. ^ Fabiana Bytyqi derrota a Teodora Bacheva” (スペイン語). Notifight (2016年3月6日). 2019年4月22日閲覧。
  8. ^ “Bytyqi wins WBC atomweight title” (英語). (2018年9月23日). https://fightnews.com/bytyqi-wins-wbc-atomweight-title/30508 2019年4月22日閲覧。 
  9. ^ “WBC atomweight champ Fabiana Bytyqi makes first title defense at home” (英語). (2019年2月28日). http://realfight.ph/boxing/wbc-atomweight-champ-fabiana-bytyqi-makes-first-title-defense-home/ 2019年4月22日閲覧。 
  10. ^ “Fabiana Bytyqi Retains her WBC Atomweight Championship after Draw with Maria Soledad Vargas” (英語). WBC. (2019年4月7日). http://www.womenofboxing.com/fabiana-bytyqi-retains-her-wbc-atomweight-championship-after-draw-with-maria-soledad-vargas/ 2019年4月22日閲覧。 
  11. ^ Tina Rupprecht To Face Eri Matsuda In Inaugural Ring Atomweight Title Clash”. RingTV (2024年10月17日). 2024年10月21日閲覧。
  12. ^ 【ボクシング】アトム級統一王者松田恵里が計量パス、IBF王者山中菫は挑戦者棄権でV1戦中止 日刊スポーツ 2024年11月23日

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
小関桃
第3代WBC女子世界アトム級王者

2018年9月22日 - 2024年1月13日

次王者
ティナ・ルプレヒト