ノアインドアステージ
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | テニススクール・ノア |
本社所在地 |
日本 〒672-8014 兵庫県姫路市東山524 |
設立 | 1980年5月 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 3140001060613 |
事業内容 | テニスクラブ及びテニススクールの企画・運営、テニスインストラクターの養成・派遣、テニスイベント企画運営、テニス用品販売、学習塾の経営[1] |
代表者 | 大西雅之(代表取締役社長) |
資本金 | 5,000万円(2017年3月31日時点)[1] |
売上高 | 55.6億(2022年3月)[1] |
従業員数 | 969名 2022年3月現在[1] |
決算期 | 3月末日 |
外部リンク | ノアインドアステージ公式サイト |
ノアインドアステージ株式会社(英称:Noah Indoor Stage Co., Ltd.)は、兵庫県姫路市東山524に本拠を置く日本のテニススクールを中心としたスポーツクラブを運営する企業である。テニスインストラクターの養成、派遣、テニスイベントの企画、運営、テニス用品販売、学習塾の経営なども行っている[1]。
概要
[編集]1900年(明治33年)創業の姫路市のマッチ製造業の老舗であり、広告用ティッシュペーパーや紙おしぼりの生産でも知られる日東社が、遊休地利用の一環として1980年に姫路テニスクラブとして設立。当初は関西を中心にテニススクールを各地に設けて急成長し[2][3]、現在では日本最大手のテニススクールとして、全国・海外に30校以上有し、現在生徒総数は約35,000人を擁する[4][5]。現在ではすべてのスクールで全天候型の冷暖房完備インドアテニスコートを採用している[6]。
それまでのテニススクールはアウトドアが主流であった。現社長である大西雅之は当初、日東社のマッチ、ライターなどの営業・販促などを行っていたが、半年後にテニス事業部の責任者が退職し急遽抜擢される。テニス事業運営については何もわからない状態であったが、テニスができた大西は休日である月曜日には、毎週のように大阪、岡山などの有名テニスクラブなどを利用、見学し通うこと2年、他社のよい点を取り入れるなど研究を重ねる。その後、自らコーチを務める自社での経験の中から、コートをインドアにする必要性を痛感し実行したところ、サービス性の高さと相まって好評を呼び、成長の原動力となる。しかし、すべてが順調だったわけではなく、5-6店舗に増え正社員が60名ほどになったころに、6-7名の社員が一斉にやめ別会社を設立する事態に遭遇する。この時、大西はそれまでの成果主義一辺倒を改め、従業員との対話を重視し現場の声をくみ上げる路線に転換。従業員アンケートを実施、人事評価制度を見直す中でノアイズムといわれる求心力を得、社風改革に取り組み、会社を変革させていった[7]。
こうした努力が実り、「就職すべき、働きがいのある成長企業」に贈られる賞であるインフォランスが運営する就活アワード(2014年)にて「働きがいのある企業」、「成長性の高い起業」の2部門にて受賞を果たした[8]。さらにベストモチベーションカンパニーアワード2012第3位入賞。経済産業省が主催した「おもてなし企業選50社」に選出されている[5]。また、経済産業省によって2020年度から2023年度の健康経営優良法人に認定されており[9]、世界60カ国7,000社を超える企業の働きがい調査であるGPTW運営2021年6月度「働きがい認定企業」にも選出されている[10]。
2013年9月、サンリオとの間で人気キャラクターである「ハローキティ」の宣伝や販促への使用のライセンス契約を締結した(2016年8月終了)。これはテニススクール業界では初である[5]。
沿革
[編集]以下にノアインドアステージ株式会社の沿革を記載する[6]。
- 1980年(昭和55年)- 8月、日東社により日東興業株式会社として設立。 姫路テニスクラブとして開業。当時は屋外コート10面の規模であった。
- 1990年(平成2年)- 3月、10面あった屋外コートのうち3面を室内コートとして改装する。
- 1994年(平成6年)- 2月、3面あった室内コートを1面増設し4面に。さらに室内コートをハードコートからカーペットコートに全面改装、快適化を図る。
- 1998年(平成10年)- 5月、西宮校開校(室内コート4面)。
- 1998年(平成10年)- 11月、加古川校開校(室内コート4面、屋外コート4面)。
- 1999年(平成11年)- 5月、日東興業株式会社からノアインドアステージ株式会社に社名変更。
- 2000年(平成12年)- 8月、宝塚校開校(室内コート4面)および姫路ブルーマウント校開校(室内コート3面)。
- 2001年(平成13年)- 9月、東大阪校開校(室内コート3.5面、2007年6月閉鎖)。
- 2003年(平成15年)- 10月、武蔵浦和校開校(3面、さいたま市南区)。
- 2003年(平成15年)- 12月、神戸名谷校開校(3.5面)。
- 2004年(平成16年)- 12月、京都西校開校(3.5面)。
- 2005年(平成17年)- 12月、和光成増校(3.5面)および南千里校開校(2.5面)。
- 2007年(平成19年)- 7月、鶴見校開校(2面、2017年6月閉鎖)、10月、天下茶屋校開校(3.5面)。
- 2008年(平成20年)- 4月、南草津校開校(2面、2022年9月26日閉鎖)、10月、北松戸校開校(3.5面、但し2010年4月よりアルドールテニスステージへ移譲)
- 2009年(平成21年)- 4月、つかしん校開校(3面、2022年に閉鎖後 2022年10月に開校した尼崎塚口校と合併)。
- 2010年(平成22年)- 2月 HAT神戸校開校(3面)、4月、国分寺校開校(3.5面)、5月、南千里校開校(3面)。
- 2011年(平成23年)- 10月、横浜綱島校開校(3.5面)。
- 2012年(平成24年)- 4月、久宝寺校開校(2.5面)、9月 、倉敷校開校(2.5面)。
- 2013年(平成25年)- 2月27日、就活AWARD 2014において「働きがいのある企業」、「成長性の高い起業」の2部門にて受賞[8]。
- 2013年(平成25年)- 3月、広島西校開校(室内4面・屋外3面、2022年閉鎖)。
- 2013年(平成25年)- 9月。サンリオとの間で人気キャラクターである「ハローキティ」の宣伝や販促への使用のライセンス契約を締結。2016年8月まで続いた[5]。
- 2015年(平成27年)- 2月、横浜センター南校開校(室内3.5面)。11月、国際大会「ノアチャレンジャー」開催[11]。
- 2016年(平成28年)
- 4月、岡山校開校(室内3.5面)。
- 10月、神戸御影校開校(室内3.5面)。
- 11月、タイ・バンコク校開校(室内2面・屋外4面)。
- 2017年(平成29年)
- 4月、フットサル事業部を株式会社ブラーボデザインとして分社化。
- 7月、深江橋校開校(室内3.5面)。
- 11月、都島校開校(室内3.5面)。
- 2018年(平成30年) - 2月、横浜東戸塚校開校(室内3.5面)。
- 2019年(平成31年)- 4月、川崎溝の口校開校(室内3.5面)。
- 2019年(平成31年)- 7月、苫小牧校開校(室内2.5面)。
- 2021年(令和3年)- 5月、ノアテニスアカデミー千葉白子開校(屋外6面)。
- 2021年(令和3年)- 6月8日、世界60カ国7,000社を超える企業の働きがい調査 GPTW運営「働きがい認定企業」に選出[10]。
- 2021年(令和3年)- 11月、バンデテニスアカデミー川口校開校(室内2.5面)。
- 2022年(令和4年)
- 4月、東京都 23区内初出店、世田谷桜新町校開校(室内2.5面)。
- 4月、大阪通天閣前校開校(室内2.5面)。
- 7月、大阪横堤校開校(室内2.5面)。
- 7月、川崎宮前平校開校(室内2.5面)。
- 10月、尼崎塚口校開校(室内2.5面)。
- 2023年(令和5年)
- 1月、横浜井土ヶ谷校開校(室内3.0面)。
- 4月、大阪池田校開校 (室内2.5面) 。
- 4月、大阪阿波座校開校 (室内4.5面) 。
- 7月、東海地区初出店、名古屋瓢箪山校開校 (室内2.5面) 。
- 2024年 (令和6年)
- 7月、南町田校開校 (室内3.5面)。
事業所(スクール)
[編集]以下にノアインドアステージ株式会社の事業所の一覧を記載する[6]。
- テニススクール・ノア 姫路校
- テニススクール・ノア 姫路青山ブルーマウント校
- テニススクール・ノア 加古川校
- テニススクール・ノア 神戸名谷校
- テニススクール・ノア 宝塚伊丹校
- テニススクール・ノア 西宮校
- テニススクール・ノア HAT神戸校
- テニススクール・ノア 南千里校
- テニススクール・ノア 深江橋校
- テニススクール・ノア 天下茶屋校
- テニススクール・ノア 京都西校
- テニススクール・ノア 武蔵浦和校
- テニススクール・ノア 和光成増校
- テニススクール・ノア 国分寺校
- テニススクール・ノア 横浜綱島校
- テニススクール・ノア 大阪久宝寺校
- テニススクール・ノア 倉敷校
- テニススクール・ノア 横浜センター南校
- テニススクール・ノア 岡山校
- テニススクール・ノア 神戸御影校
- テニススクール・ノア 茨木校
- テニススクール・ノア 都島校
- テニススクール・ノア 横浜東戸塚校
- テニススクール・ノア 川崎溝の口校
- テニススクール・ノア バンコク校
- ノア・ジュニアテニスアカデミー
- ノアテニスアカデミー千葉白子
- バンデテニスアカデミー川口校
- テニススクール・ノア 世田谷桜新町校
- テニススクール・ノア 大阪通天閣前校
- テニススクール・ノア 大阪横堤校
- テニススクール・ノア 川崎宮前平校
- テニススクール・ノア 尼崎塚口校
- テニススクール・ノア 横浜井土ヶ谷校
- テニススクール・ノア 大阪池田校
- テニススクール・ノア 大阪阿波座校
- テニススクール・ノア 名古屋瓢箪山校
- テニススクール・ノア 南町田校
関連事業
[編集]- ITTO個別指導学院[6]
脚注
[編集]- ^ a b c d e ノアインドアステージ公式サイト - 会社概要
- ^ 日東社 会社情報
- ^ “事業多角化へテニス学校 姫路のマッチ会社、神戸に8校目”. 朝日新聞・朝刊・兵庫: p. 29. (2003年12月16日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “屋内テニス場をJRが今秋開業 武蔵浦和駅近く”. 朝日新聞・朝刊・埼玉: p. 34. (2003年4月18日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ a b c d ValuePress 2013年9月27日 14時「テニススクール業界初!ハローキティを広告宣伝・販促に起用」
- ^ a b c d ノアインドアステージHP 会社沿革
- ^ ノア・インドアステージ株式会社 大西雅之 KENJA GLOBAL
- ^ a b 就活AWARD 2014(ノアインドアステージ株式会社)
- ^ “過去の認定企業一覧 - ACTION!健康経営|ポータルサイト(健康経営優良法人認定制度)”. 経済産業省. 2024年9月18日閲覧。
- ^ a b Great Place to Work® Institute Japan 2021年6月度「働きがい認定企業」
- ^ “Hyogo tennis Association公式サイト”. 2019年1月30日閲覧。