池笑然
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名前 | ||||||
カタカナ | チ・ソヨン | |||||
ラテン文字 | JI So-yun | |||||
ハングル | 지소연 | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 大韓民国 | |||||
生年月日 | 1991年2月21日(33歳) | |||||
出身地 | ソウル特別市 | |||||
身長 | 160cm | |||||
体重 | 50kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | シアトル・レインFC | |||||
ポジション | FW、MF | |||||
ユース | ||||||
1998-200? | 里門小学校 | |||||
2003-2005 | 梧州中学校 | |||||
2006-2008 | 東山情報産業高等学校[1] | |||||
2009-2010 | 漢陽女子大学 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2011-2013 | INAC神戸レオネッサ | 48 | (21) | |||
2014-2022 | チェルシーFC | 124 | (37) | |||
2022-2023 | 水原FC | 23 | (8) | |||
2024- | シアトル・レインFC | |||||
代表歴2 | ||||||
2007-2008 | U-17韓国 | 15 | (11) | |||
2007-2010 | U-20韓国 | 17 | (13) | |||
2006- | 韓国 | 154 | (69) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月25日現在。 2. 2023年11月1日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
池 笑然 (チ・ソヨン、ハングル: 지소연、ローマ字表記: JI So-yun、1991年2月21日 - ) は、大韓民国ソウル特別市出身の女子サッカー選手。NWSLのシアトル・レインFC所属。韓国女子代表。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。韓国では「女メッシ」の異名を持つ[2]。
来歴
[編集]里門 (イムン) 小学校2年次在学中にサッカーを始める。同小学校には男子サッカー部しかなかったため、男子選手に混じってサッカーに打ち込んだ[2]。2003年に梧州 (オジュ) 中学校に入学。同中学に入学するため、里門小学校から別の小学校へ転校している[3]。梧州中学校在籍中に同校女子サッカー部の60連勝という記録に貢献した[4]。2006年に東山情報産業高等学校に進学して同高女子サッカー部に入部。同年10月に開催されたピースクイーンカップに出場する韓国代表に選出され、ブラジル代表との試合でフル代表に15歳8ヶ月でデビュー、韓国代表における最年少出場記録を更新した[4]。翌11月にはカタール・ドーハで開催されたアジア競技大会に出場し、チャイニーズタイペイ戦で2得点を挙げ、最年少得点記録を更新した。
2008年、U-17韓国代表の一員として2008 FIFA U-17女子ワールドカップに出場。主将として臨んだこの大会で4試合[5][6][7][8]に出場し、うちナイジェリア戦、イングランド戦で1得点ずつ挙げ[5][7]、大会ベスト8を経験した。
2009年、漢陽女子大学に進学してサッカー部に入部。また韓国代表にも引き続き招集され、同年8月に中国で開催されたAFC U-19女子選手権2009では大会準優勝を経験した他、4得点を挙げて大会得点王となった[9]。またセルビア・ベオグラードにて開催されたユニバーシアードにも韓国代表の一員として出場し、同国初の世界選手権優勝に貢献した他、大会最優秀選手に選出された。
2010年、2010 FIFA U-20女子ワールドカップに出場し、スイス戦でハットトリックを達成した[10]。これは各カテゴリの男女韓国代表において、初のFIFA開催大会におけるハットトリックとなった。同大会では通算8得点を挙げて[11]3位入賞に貢献し、シルバーボール (大会最優秀選手賞2位) およびシルバーシューズ (大会得点王2位) を獲得した[11]。
同年12月、マネージメント担当企業よりINAC神戸レオネッサと契約した旨が発表され[12]、同月14日にクォン・ウンソムと共に入団した[13]。
2010年・2011年と2年連続で大韓サッカー協会技術委員と新聞記者の投票による韓国最優秀選手「プレーヤー・オブ・イヤー」女子部門を受賞している[14]。
2014年1月、イングランド女子1部・FA WSLのチェルシーLFC[注釈 1]に入団[16]。移籍1年目は19試合で9ゴールの活躍でFA WSLの年間最優秀選手に選出された[17][18]。
2015年4月、「2015 PFA女子年間最優秀選手」に選出された[19][20]。
成績
[編集]国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 皇后杯 | 期間通算 | |||||||
2011 | INAC神戸レオネッサ | 7 | なでしこ | 16 | 8 | - | 4 | 0 | 20 | 8 | |
2012 | 16 | 4 | 6 | 3 | 3 | 0 | 25 | 7 | |||
2013 | 10 | 16 | 9 | 9 | 3 | 4 | 6 | 29 | 18 | ||
イングランド | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2014 | チェルシーLFC | 10 | FA WSL1 | 12 | 3 | 5 | 4 | 2 | 2 | 19 | 9 |
2015 | 14 | 5 | 4 | 2 | 4 | 3 | 22 | 10 | |||
2016 | 16 | 5 | 1 | 0 | 4 | 5 | 21 | 10 | |||
2017 | 7 | 4 | - | 3 | 2 | 10 | 6 | ||||
2017-18 | FA WSL | 14 | 6 | 5 | 1 | 3 | 2 | 22 | 9 | ||
2018-19 | チェルシーFCウィメン | 17 | 6 | 2 | 0 | 3 | 1 | 22 | 7 | ||
2019-20 | 13 | 6 | 4 | 1 | 2 | 0 | 17 | 7 | |||
2020-21 | 19 | 2 | 4 | 0 | 1 | 0 | 19 | 2 | |||
2021-22 | 12 | 0 | 1 | 0 | 4 | 2 | 17 | 2 | |||
韓国 | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2022 | 水原FC | WK | 5 | 5 | - | - | 5 | 5 | |||
2023 | 18 | 3 | - | - | 18 | 3 | |||||
アメリカ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2024 | シアトル・レインFC | NWSL | - | ||||||||
通算 | 日本 | 1部 | 48 | 21 | 15 | 6 | 11 | 6 | 74 | 33 | |
イングランド | 1部 | 124 | 37 | 26 | 8 | 26 | 17 | 176 | 62 | ||
韓国 | 1部 | 23 | 8 | - | - | 23 | 8 | ||||
アメリカ | 1部 | - | |||||||||
総通算 | 195 | 66 | 41 | 14 | 37 | 23 | 273 | 103 |
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
UEFA 女子CL | UEFA 女子CL | |||
2015-16 | チェルシー | 10 | 4 | 0 |
2016-17 | 2 | 0 | ||
2017-18 | 6 | 3 | ||
2018-19 | 8 | 2 | ||
2020-21 | 8 | 1 | ||
2021-22 | 5 | 0 | ||
通算 | UEFA 女子CL | 33 | 6 |
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- INAC神戸レオネッサ
- なでしこリーグ:3回(2011年、2012年、2013年)
- 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会:3回(2011年、2012年、2013年)
- なでしこリーグカップ:1回(2013年)
- 日韓女子リーグチャンピオンシップ:1回(2012年)
- チェルシーFCウィメン
- FA WSL:3回(2015、2017-18, 2019-20)
- FA WSL スプリングシリーズ:1回(2017)
- FA女子カップ:2回(2014-15、2017-18)
- FA 女子リーグカップ:1回(2019-20)
- 女子FAコミュニティー・シールド:1回(2020)
個人
[編集]- 2010 FIFA U-20女子ワールドカップ:シルバーボール, シルバーシューズ
- 韓国女子最優秀選手賞:2回(2010年、2011年)
- なでしこリーグベストイレブン:2回(2012年、2013年)
- 東アジアカップ得点王:1回(2013年)
- アジア女子年間最優秀選手賞:1回(2013年)
- FA WSL1年間最優秀選手(2014年)
- PFA女子年間最優秀選手(2015年)
選出歴
[編集]- 韓国女子代表 (2006-)
- U-17韓国女子代表 (2008、FIFA U-17女子ワールドカップ出場)
- U-19韓国女子代表 (2009、AFC U-19女子選手権2009出場)
- U-20韓国女子代表 (2010、FIFA U-20女子ワールドカップ出場)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2018年5月に「チェルシーFCウィメン」に改名された。
出典
[編集]- ^ 『大阪国際サッカーフェスティバル2008 第4回日・中・韓国際女子サッカー (U-18) 大会 公式プログラム』 p.8中の表記。朝鮮日報の記事中では漢字表記が存在しない。
- ^ a b “‘여자 메시’ 지소연의 원동력은 ‘엄마’” (朝鮮語). sports.media.daum.net (2010年7月18日). 2010.7.25 13:17 (UTC)閲覧。
- ^ 女子サッカー チ・ソヨン(池笑然) KBS WORLD 2010.8.3付記事
- ^ a b “サッカーU20W杯:韓国女子が決勝T進出”. 朝鮮日報日本語版 (アーカイヴ) (2010.7.19付記事). 2010.7.25 12:07 (UTC)閲覧。
- ^ a b “Match Report Korea Republic - Nigeria” (英語). FIFA公式サイト (2008年10月30日). 2010.7.25 12:24 (UTC)閲覧。
- ^ Match Report Brazil - Korea Republic (英語) FIFA公式サイト 2008.11.2
- ^ a b “Match Report England - Korea Republic” (英語). FIFA公式サイト (2008年11月5日). 2010.7.25 12:28 (UTC)閲覧。
- ^ Match Report Korea Republic - USA (英語) FIFA公式サイト 2008.11.9
- ^ AFC U-19女子選手権大会2009 決勝戦マッチレポートJFA公式サイト(2009.8.13)、2018年9月5日閲覧。
- ^ Match Report Switzerland - Korea Republic (英語) FIFA公式サイト 2010.7.14
- ^ a b “Double honour for Alexandra Popp” (英語). FIFA公式サイト (2010年8月1日). 2010.8.12 05:03 (UTC)閲覧。
- ^ [女子サッカー]チ・ソヨン、神戸入団 innolife.net 2010.12.1付記事
- ^ 女子サッカー池邵蓮ら、INAC神戸レオネッサ入団 聯合ニュース 2010.12.14付記事
- ^ 【KFA】2011KFA表彰式開催 - 大韓サッカー協会、2011年12月21日
- ^ チソヨン選手 契約満了のお知らせ INAC神戸レオネッサ公式サイト、2013年12月27日付。
- ^ LADIES SIGN SOUTH KOREAN STAR チェルシーLFC公式サイト、2014年1月27日付。
- ^ JI SO-YUN NAMED FA WSL 1 PLAYERS' PLAYER OF THE YEARTHE FA(2014.11.14付)、2018年9月5日閲覧。
- ^ 元INAC神戸のチ・ソヨンがWSL女子年間最優秀選手に選出「快く迎え入れてくれたみんなのもの」FOOTBALL CHANNEL(2014.11.15付)、2018年9月5日閲覧。
- ^ 元INACのチ・ソヨン、PFA女子年間最優秀選手に輝くゲキサカ(2015.4.27付)、2018年9月5日閲覧。
- ^ PFA Women’s Players' Player of the Year: Ji So-YunTHE PFA(2015.4.26付)、2018年9月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- Ji So-Yun - チェルシーFC公式サイト
- 池笑然 (@jsy0341) - X(旧Twitter)
- 池笑然 – FIFA主催大会成績