ソニーオプティアーク
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒243-0021 神奈川県厚木市岡田4-16-1 ソニー株式会社 厚木第2テクノロジーセンター内 |
設立 | 2006年4月3日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 8021001047847 |
事業内容 | 光ディスクドライブ製品の開発・設計・製造・マーケティング・販売 |
代表者 | 山村真一 |
資本金 | 1000万円 |
売上高 |
0円 (2023年3月期)[1] |
営業利益 |
▲1700万円 (2023年3月期)[1] |
経常利益 |
2500万円 (2023年3月期)[1] |
純利益 |
2500万円 (2023年3月期)[1] |
純資産 |
▲422億4000万円 (2023年3月期)[1] |
総資産 |
1億0800万円 (2023年3月期)[1] |
従業員数 | 317名(2008年12月現在) |
外部リンク | www.sony-optiarc.com |
ソニーオプティアーク株式会社 (Sony Optiarc Inc.) は、かつてコンピュータ向けの光学ドライブを製造していた企業。ソニーのグループ会社で、ソニー株式会社が全額出資していた。
概要
[編集]2004年より台湾のLite-Onと共同で光学ドライブを開発していたソニーが、Lite-Onとの開発をやめ、2006年4月3日に日本電気と共同出資して「ソニーNECオプティアーク株式会社」を立ち上げた。2008年12月5日に日本電気の保有する45%の株式をソニーが買収する形でソニーの完全子会社となり、現在の社名になった。
CD-ROMドライブからブルーレイドライブまで、一般に普及している様々な光学ドライブを製造しており、ドライブ形状もデスクトップ向け、ノート向け両方を得意としていた。 ソニーのPCであるVAIOやBDレコーダー(BDZシリーズ)のブルーレイドライブ部分に供給している他にPCメーカーや外付けドライブメーカー等へのOEM提供のほか、バルクドライブとして店頭に並ぶ事も多く、パイオニア、日立LGデータストレージ、パナソニック等と共にスタンダードな地位を確立していた。
2012年8月25日、親会社であるソニーがPC用光ディスクドライブ事業から撤退する方針を固め、ソニーオプティアークの業務を来年3月に終了する予定であると一部で報じられた[2]。
オフィシャルサイトにもその旨が掲示されており、サイト自体も2013年3月31日をもって閉鎖した。
その後、2017年のCOMPUTEX TAIPEIにおいて「オプティアーク」ブランドを冠した光学ドライブ製品が復活することが発表された。製造はVinpower Digitalで、同社はかつてソニーとの共同で開発に当たった経緯がある[3]。
製品
[編集]従来のATAPIインターフェースに代わりSATAインターフェースのモデルが登場したことから、近年のモデルではATAPIモデルには型番の末尾にAが、S-ATAモデルには末尾にS、Hが付加される。
CDドライブ
[編集]- CD-ROM
- CDU5225
- CD-RW
- CRX230EE
DVDドライブ
[編集]- DVD-ROM (Combo)
- CRX320EE
- CRX880 - スリムタイプ
- CRX880A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- CRX890 - スリムタイプ
- CRX890A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- CRX890S - スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- DDU1615/1615A/1671/1671S/1675/1675A/1675S/1678A/1681S
- DVD-RW Writer
- AW-G170/G170A/G170S/Q170/Q170A
- AW-G540 - スリムタイプ
- AW-G540A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- AD-5170/AD-5170A/AD-5170S
- AD-7170/7170A/7170S/7190/7190A/7190S/7191A/7191S
- AD-7200/7200A/7200S/7201A/7201S/7220A/7220S/7240S/7260S/7280S
- AD-5540A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- AD-7540/7590 - スリムタイプ
- AD-7560A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- AD-7580A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- AD-7590A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- AD-7590S - スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- AD-7630A -スリムタイプ(ATAPI/スロットインタイプ)
- AD-7640A -スリムタイプ(ATAPI/スロットインタイプ)
- AD-7670S -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)
- AD-7690H -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)
- AD-7693H -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)、Labelflash対応
- AD-7700S -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- AD-7703S -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)、Labelflash対応
- AD-7710H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- AD-7713H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)、Labelflash対応
- AD-7740H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- AD-7760H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- AD-7800H -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)
- AD-7930H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)、9.5mm厚
Blu-rayドライブ
[編集]- BD-ROM
- BR-5100/5100S
- BD-ROM (Combo)
- BC-5100/5100S
- BC-5500 - スリムタイプ
- BC-5500A - スリムタイプ(ATAPI/トレイ式ドライブ)
- BC-5500S -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- BC-5600 - スリムタイプ, スロットローディング
- BC-5600S -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)
- BC-5540H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- BC-5550H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- BC-5640H -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)
- BC-5650H -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)
- Blu-ray Writer
- BD-5300S
- BD-5740H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- BD-5750H -スリムタイプ(S-ATA/トレイ式ドライブ)
- BD-5850H -スリムタイプ(S-ATA/スロットインタイプ)
沿革
[編集]- 2006年 - ソニーと日本電気との合弁により、ソニーNECオプティアークを設立
- 2008年 - 合弁解消により、ソニーオプティアークと社名変更
- 2012年度内(予定) - 前年8月下旬の公式発表により年度内いっぱいで営業終了、休眠・会社解散へ。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f ソニーオプティアーク株式会社 第17期決算公告
- ^ “ソニー、パソコン用光ディスクドライブから撤退:日本経済新聞”. 日本経済新聞社 (2012年8月25日). 2012年8月25日閲覧。
- ^ 劉尭 (2017年6月1日). “元ソニーのオプティアークのPC用光学ドライブが戻ってきた!”. PC Watch. 2017年6月1日閲覧。