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ジェフリー・リチャードソン

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ジェフリー・リチャードソン
Geoffrey Richardson
基本情報
出生名 Peter Geoffrey Richardson
生誕 (1950-07-15) 1950年7月15日(74歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド レスターシャーヒンクリー
ジャンル カンタベリー・ロック
プログレッシブ・ロック
アコースティック・ミュージック
職業 ミュージシャン作曲家
担当楽器 ヴァイオリンヴィオラチェロマンドリンマンドラカリンバギターフルート、スプーンズ等
活動期間 1972年 -
共同作業者 キャラヴァン
マレー・ヘッド
ペンギン・カフェ・オーケストラ
ルノー
ボブ・ゲルドフ

ジェフリー・リチャードソン[1]Geoffrey Richardson1950年7月15日 - 、)は、イングランドレスターシャーヒンクリー出身キャラヴァン[2]マレー・ヘッドペンギン・カフェ・オーケストラの作品で広く知られるヴィオラ奏者で、マルチインストゥルメンタリスト。

略歴

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元芸術学校の学生[3]だったリチャードソンは、1972年にスパイロジャイラに加入したがバンドは間もなくして解散し、ヴィオラ奏者としてキャラヴァンに加入した[4]。1970年代半ば、彼はケヴィン・エアーズ、カフェ・ジャックス、ペンギン・カフェ・オーケストラバズコックスとのセッション仕事をこなすようになっていった。1978年にキャラヴァンを脱退したが、1980年には再加入して彼らのアルバム『ジ・アルバム』で演奏している[5]

その後の経歴としては、マレー・ヘッド、ペンギン・カフェ・オーケストラ、ボブ・ゲルドフのツアーに同行している。また、マレー・ヘッドとはアルバム『Between Us』(1979年)、『Innocence』(1993年)、『Pipe Dreams』(1996年)などで共演もしている。1993年にはソロ・アルバム『Viola Mon Amour』をリリースしており、続いてキャラヴァンのバンドメイトであるジム・レヴァートンと『Follow Your Heart』(1995年)、『Poor Man's Rich Man』(2000年)、『The End of The Pier Show』(2006年)という3枚のアルバムを発表した。

2011年に短いツアーを終えたキャラヴァンにおいて、現在も活動メンバーであり続けている。

ディスコグラフィ

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ソロ・アルバム

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  • Viola Mon Amour (1993年)
  • Moving Up A Cloud (2011年)
  • 『ザ・ガーデン・オブ・ラヴ』 - The Garden of Love (2016年)

ジム・レヴァートン & ジェフリー・リチャードソン

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  • Follow Your Heart (1995年)
  • Poor Man's Rich Man (2000年)
  • The End of The Pier Show (2006年)

フランシス・ケンドール & ジェフリー・リチャードソン

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  • Oh Sister... (2003年)
  • Estella In Lux (2004年)

キャラヴァン

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  • 『夜ごとに太る女のために』 - For Girls Who Grow Plump in the Night (1973年)
  • 『キャラヴァン&ニュー・シンフォニア』 - Caravan and the New Symphonia (1974年)
  • 『ロッキン・コンチェルト』 - Cunning Stunts (1975年)
  • 『聖ダンスタンス通りの盲犬』 - Blind Dog at St. Dunstans (1976年)
  • 『ベター・バイ・ファー』 - Better by Far (1977年)
  • 『ジ・アルバム』 - The Album (1980年)
  • 『ライヴ・アット・ザ・フェアフィールド・ホールズ1974~ザ・ベスト・オブ・キャラヴァン・ライヴ』 - The Best Of Caravan "Live" (1980年)
  • 『ヘイスティングスの戦い』 - The Battle of Hastings (1995年)
  • 『オール・オーヴァー・ユー≪ベスト・ソングズ・オブ・キャラヴァン≫』 - All Over You (1996年)
  • 『イーサー・ウェイ』 - Ether Way (1998年)
  • 『サプライズ・サプライズ(ライヴ1975)』 - Surprise Supplies (1999年)
  • All Over You...Too (1999年)
  • 『アンオウソライズド・ブレックファスト』 - The Unauthorized Breakfast Item (2003年)
  • Paradise Filter (2013年)

マレー・ヘッド

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  • Between Us (1979年)
  • Voices (1981年)
  • Find the Crowd (1981年)
  • Shade (1982年)
  • Restless (1986年)
  • Sooner or Later (1986年)
  • Some People (1986年)
  • Wave (1991年)
  • When You're in Love (1995年)
  • Pipe Dreams (1995年)
  • Tête à Tête (2007年)
  • Rien N'est Ecrit (2008年)
  • Live 2009/Collection Live 2009 (2010年)

ペンギン・カフェ・オーケストラ

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  • 『ペンギン・カフェ・オーケストラ』 - Penguin Cafe Orchestra (1983年)
  • 『たったひとつのペンギン・カフェ』 - The Penguin Cafe Orchestra Mini Album (1983年)
  • 『ブロードキャスティング・フロム・ホーム』 - Broadcasting from Home (1983年)
  • 『サインズ・オブ・ライフ』 - Signs of Life (1987年)
  • 『黄昏のローマ/ライヴ』 - When in Rome... (1988年)
  • 『帰ってきたペンギン・カフェ 』 - 'Still Life' at the Penguin Cafe (1991年) ※BBC Concert Orchestra
  • 『ユニオン・カフェ』 - Union Cafe (1993年)
  • 『コンサート・プログラム』 - Concert Program (1994年)
  • 『ベスト・オブ・ペンギン・カフェ・オーケストラ』 - Preludes, Airs and Yodels (1997年)
  • 『ピアノ・ミュージック』 - Simon Jeffes Piano Music (2000年)

その他の参加アルバム

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  • ケヴィン・エアーズ : 『夢博士の告白』 - The Confessions of Dr. Dream and Other Stories (1974年)
  • ジョン・G・ペリー : 『サンセット・ウェイディング』 - Sunset Wading (1976年)
  • クォンタム・ジャンプ : Barracuda (1977年)
  • クォンタム・ジャンプ : Mixing (1977年)
  • オザーク・マウンテン・デアデヴィルズ : Don't Look Down (1977年)
  • カフェ・ジャックス : 『ラウンド・ザ・バック』 - Round The Back (1977年)
  • カフェ・ジャックス : 『インターナショナル』 - International (1978年)
  • John Glover : Midnight Over England (1979年)
  • バズコックス : Why She's a Girl From The Chainstore (1980年)
  • Bob Weston : Nightlight (1980年)
  • Wildlife : Burning (1980年)
  • ルパート・ハイン : 『イミュニティー』 - Immunity (1980年)
  • ルパート・ハイン : 『漂流』 - Waving Not Drowning (1982年)
  • ジョン・グリーヴス : 『アクシデント』 - Accident (1982年)
  • Julien Clerc : Femmes, Indicrétions, Blasphéme (1982年)
  • Microdisney : The Clock Comes Down The Stairs (1984年)
  • Paul Brady : Primitive Dance (1987年)
  • シンクマン : Hard Hat Zone (1990年)
  • Dubh Chapter : Silence, Cunning & Exile (1990年)
  • ボブ・ゲルドフ : 『ベジタリアンズ・オブ・ラブ』 - The Vegetarians of Love (1990年)
  • ザ・クロス : 『ブルー・ロック』 - Blue Rock (1991年)
  • ルノー : Marchand de cailloux (1991年)
  • Bliss : A Change In The Weather (1991年)
  • ボブ・ゲルドフ : The Happy Club (1992年)
  • クリス・デ・バー : Power of Ten (1992年)
  • ミラ・ジョヴォヴィッチ : The Divine Comedy (1993年)
  • ラシッド・タハ : Rachid Taha (1993年)
  • サリフ・ケイタ & スティーヴ・ヒレッジ : L'Enfant Lion (1993年)
  • ルノー : A La Belle de Mai (1994年)
  • Nina Morato : L'Allumeuse (1995年)
  • ジョン・G・ペリー : Seabird (1995年)
  • ラシッド・タハ : Olé, Olé (1995年)
  • ニック・ヘイワード : Tangled (1996年)
  • Bruno Maman : Aujourd'hui (1996年)
  • ルノー : Paris/Provinces (1996年)
  • フランキー・ヴァレンタイン : Summary of Evidence (1997年)
  • ラシッド・タハ : Diwan (1997年)
  • Métisse : Singe (1997年)
  • ジャスティン・ヘイワード : 『ヴュー・フロム・ザ・ヒル』 - The View From The Hill (1997年)
  • リンダ・マッカートニー : Wide Prairie (1998年)
  • Wolf Maahn : Album (1998年)
  • ラシッド・タハ/ハレド/フォーデル : 1,2,3 Soleils (1998年)
  • ラシッド・タハ : Carte Blanche (1998年)
  • Bloem de Ligny : Zink (1998年)
  • Sadia : Pieces (1999年)
  • Nova Nova : La Chanson de Roland (1999年)
  • The Uncalled Four : Rubbed Raw (1999年)
  • ラシッド・タハ : Made in Medina (1999年)
  • Kofi Dako : Kologo (2000年)
  • フランシス・ケンドール : Goodbye Rambling Man (2000年)
  • Various Artists : Miniatures 2 (Music for the Millenium) (2000年)
  • Nova Nova : Plaid (2000年)
  • ハワード・ジョーンズ : Metamorphosis (2001年)
  • モストリー・オータム : Catch The Spirit (2002年)
  • マイケル・ジャイルズ : 『プログレス』 - Progress (2002年)
  • David Blosse Pilot : Episode (2005年)
  • Julian Whitfield : Christopher (2005年)
  • ジム・レヴァートン : Bright New Way (2005年)
  • The Fat River Band : The Last Great Guitar Heist (2005年)
  • Jim Laslett : Loving Should Be Easy (2005年)
  • Lupen Crook : Accidents Occur Whilst Sleeping (2006年)
  • Paul Roland : Re-animator (2006年)
  • Maestoso : Caterwauling (2007年)
  • Raphael Mead : On The Hill (2007年)
  • Darwin Bay : Pluies Acides (2007年)
  • Up-C Down-C Left-C Right-C : Embers (2008年)
  • クリス・デ・バー : Footsteps (2008年)
  • ルノー : Tournée Rouge Sang (the Rouge Sang live album) (2009年)
  • ルノー : Molly Malone – Balade irlandaise (2009年)
  • マンダラバンド : 『III BCアンセスターズ』 - Ancestors (2009年)
  • Amber : Album (2009年)
  • クリス・デ・バー : You'll Never Walk Alone (2009年)
  • Raphael Mead : Ruled By The Heart (2010年)
  • Juanes : P.A.R.C.E. (2010年)
  • クリス・デ・バー : Moonfleet (2010年)
  • クリス・デ・バー : Footsteps 2 (2011年)
  • Last Knight : Talking To The Moon (2011年)
  • Mattea de Luca : Album (2011年)

脚注

[編集]
  1. ^ ジェフ・リチャードソン」「ジョフリー・リチャードソン」という表記もある。
  2. ^ Caravan Information Service » History of Caravan - Part 2”. www.caravan-info.co.uk. 5 January 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月24日閲覧。
  3. ^ The rough guide to rock - Google Books. books.google.com. https://books.google.com/books?id=haEfq-nKqjgC&pg=PA177&dq=Geoffrey+Richardson+caravan&client=firefox-a&cd=6#v=onepage&q=Geoffrey%20Richardson%20caravan&f=false 2010年1月24日閲覧。 
  4. ^ BBC - Kent - Entertainment - Geoffrey Richardson”. www.bbc.co.uk. 2010年1月24日閲覧。
  5. ^ Caravan Information Service » History of Caravan - Part 3”. www.caravan-info.co.uk. 4 January 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月24日閲覧。

外部リンク

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