ザ・クラブ
ザ・クラブ | |
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El Club | |
監督 | パブロ・ラライン |
脚本 |
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製作 |
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出演者 | |
音楽 | カルロス・カベサス |
撮影 | セルヒオ・アームストロング |
公開 |
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上映時間 | 97分[1] |
製作国 | チリ |
言語 | スペイン語 |
興行収入 | 483,222ドル[2] |
『ザ・クラブ』 (スペイン語: El Club)は、2015年に公開されたチリ映画(ドラマ映画)。監督と脚本はパブロ・ラライン。第65回ベルリン国際映画祭に正式出品され[3]、審査員グランプリを受賞した[4]。第88回アカデミー賞にはチリ代表として外国語映画賞に出品されたが、ノミネートはされていない[5]。
キャスト
[編集]- アルフレード・カストロ(ビダル神父役)
- ロベルト・ファリアス(サンドカン役)
- アントニア・セヘルス(マドレ・モニカ役)
- マルセロ・アロンソ(ガルシア神父役)
- アレハンドロ・ゴイック(オルテガ神父役)
- ハイメ・バデル(シルバ神父役)
- アレハンドロ・ジーフェキング(ラミレス神父役)
- ホセ・ソサ(ラスカーノ神父役)
- フランシスコ・レジェス(アルフォンソ神父役)
- ゴンサロ・バレンスエラ(サーファーのゴンサロ役)
- ディエゴ・ムニョス(サーファーのディエゴ役)
- カタリーナ・プリード(サーファーのカタ約)
- パオラ・ラトゥス(魚売り役)
- エルト・パントハ(ドッグトレーナー役)
- フェリペ・リオス(ドッグトレーナー役)
批評
[編集]イギリスのガーディアン紙はこの作品に5つ星を与え、「彼の作品の中でもっとも美しい」と書いた[6]。アメリカ合衆国のバラエティ誌は「an original and brilliantly acted chamber drama in which Larrain’s fiercely political voice comes through as loud and clear as ever」と書いた[7]。
Rotten Tomatoesは42人のレビューに基づいて、新鮮度を81%、平均点を7.6/10とした。総評として「監督のパブロ・ララインは重いテーマを模索しながら、難しい問題を提起し続けた。出演者の能力を最大限に引き出した」と書いた[8]。Metacriticは22人のレビューに基づいてスコアを71点/100点とし、「概して好意的に批評されている」とした[9]。
2015年10月にはラテンビート映画祭で上映されたが、日本では一般劇場公開はされていない。
受賞とノミネート
[編集]第65回ベルリン国際映画祭に正式出品され[3]、審査員グランプリを受賞した[4]。第88回アカデミー賞にはチリ代表として外国語映画賞に出品されたが、ノミネートはされていない[5]。ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネートされた[10]。サン・セバスティアン国際映画祭ではオリソンテ賞にノミネートされた[11]。
賞 | 部門 | 対象者 | 結果 | 脚注 |
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ゴールデングローブ賞 | 外国語映画賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | [10] |
ベルリン国際映画祭 | 金熊賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | [12] |
審査員グランプリ | パブロ・ラライン | 受賞 | ||
サン・セバスティアン国際映画祭 | オリソンテ賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | [11] |
ハバナ国際映画祭 | 作品賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | [13] |
シネ・フェニクス・イベロアメリカ賞 | 作品賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | [14] |
監督賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | ||
男優賞 | アルフレード・カストロ | 受賞 | ||
男優賞 | ロベルト・ファリアス | ノミネート | ||
女優賞 | アントニア・セヘルス | ノミネート | ||
脚本賞 | パブロ・ラライン ダニエル・ビリャロボス ギジェルモ・カルデロン |
受賞 | ||
撮影賞 | セルヒオ・アームストロング | ノミネート | ||
編集賞 | セバスティアン・セプルベダ | ノミネート | ||
音響賞 | ミゲル・オルマンサバル ロベルト・スニガ イボ・モラガ サロメ・ロマン マウリシオ・モリーナ |
ノミネート | ||
マル・デル・プラタ国際映画祭 | 作品賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | [15] |
脚本賞 | パブロ・ラライン ダニエル・ビリャロボス ギジェルモ・カルデロン |
受賞 | ||
男優賞 | ロベルト・ファリアス アルフレード・カストロ アレハンドロ・ゴイック ハイメ・バデル |
受賞 | ||
シカゴ国際映画祭 | 作品賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | [16] |
監督賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | ||
脚本賞 | パブロ・ラライン ダニエル・ビリャロボス ギジェルモ・カルデロン |
受賞 | ||
アンサンブル賞 | ロベルト・ファリアス アントニア・セヘルス アルフレード・カストロ アレハンドロ・ゴイック アレハンドロ・ジーフェキング ハイメ・バデル マルセロ・アロンソ |
受賞 | ||
シネ・セアラ | 作品賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | [17] |
脚本賞 | パブロ・ラライン ダニエル・ビリャロボス ギジェルモ・カルデロン |
受賞 | ||
男優賞 | ロベルト・ファリアス アルフレード・カストロ アレハンドロ・ゴイック アレハンドロ・ジーフェキング ハイメ・バデル マルセロ・アロンソ |
受賞 | ||
批評家賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | ||
ファンタスティック・フェスト | 作品賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | [18] |
ヘルシンキ国際映画祭 | 作品賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | [19] |
ヘント・フランドル国際映画祭 | 作品賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | |
フィラデルフィア国際映画祭 | 審査員特別賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | [20] |
リマ映画祭 | 作品賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | [21] |
オンライン映画批評家協会 | Top 10 no estrenadas en USA | パブロ・ラライン | 受賞 | [22] |
ホセ・マリア・ファルケ賞 | ラテンアメリカ作品賞 | パブロ・ラライン | 受賞 | [23] |
カレウチェ賞 | 新人男優賞 | アルフレード・カストロ | ノミネート | [24] |
新人男優賞 | マルセロ・アロンソ | ノミネート | ||
助演男優賞 | ロベルト・ファリアス | 受賞 | ||
助演男優賞 | アレハンドロ・ジーフェキング | ノミネート | ||
助演男優賞 | ホセ・ソサ | ノミネート | ||
助演女優賞 | アントニア・セヘルス | 受賞 | ||
プラティーノ賞 | イベロアメリカ・フィクション作品賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | |
監督賞 | パブロ・ラライン | ノミネート | ||
脚本賞 | パブロ・ラライン ダニエル・ビリャロボス ギジェルモ・カルデロン |
受賞 | ||
男優賞 | アルフレード・カストロ | ノミネート | ||
女優賞 | アントニア・セヘルス | ノミネート | ||
撮影賞 | セルヒオ・アームストロング | ノミネート |
脚注
[編集]- ^ “The Club (18)”. British Board of Film Classification (19 February 2016). 19 February 2016閲覧。
- ^ “The Club (2016) - International Box Office Results”. Box Office Mojo. インターネット・ムービー・データベース(IMDb) (7 February 2016). 19 February 2016閲覧。
- ^ a b “Berlinale 2015: Competition Complete”. ベルリン国際映画祭. 28 January 2015閲覧。
- ^ a b “Prizes of the International Jury”. ベルリン国際映画祭. 14 February 2015閲覧。
- ^ a b Mango, Agustin (9 September 2015). “Oscars: Chile Selects 'The Club' for Foreign-Language Category”. ハリウッド・リポーター. 9 September 2015閲覧。
- ^ “Berlin 2015 - The Guardian review”. ガーディアン (February 10, 2015). 7 March 2015閲覧。
- ^ Scott Foundas. “Berlin film 2015 - Vaiety review”. バラエティ. 7 March 2015閲覧。
- ^ “The Club (El Club) (2016)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 19 February 2016閲覧。
- ^ “The Club reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 19 February 2016閲覧。
- ^ a b “"El Club" de Pablo Larraín es nominada a los Globo de Oro 2016” (español). Emol. 10 de diciembre de 2015閲覧。
- ^ a b “Larraín perturba en Festival de San Sebastián con su filme "El Club"” (español). La Tercera. 19 de septiembre de 2015閲覧。
- ^ “Pablo Larraín triunfa con “El Club” en el Festival de Berlín” (español). T13.cl. 14 de febrero de 2015閲覧。
- ^ “El club triunfa en La Habana” (español). La Tercera. 14 de diciembre de 2015閲覧。
- ^ “"El Club" de Pablo Larraín arrasó en los premios Fénix de cine Iberoamericano” (español). ADN Radio. 26 de noviembre de 2015閲覧。
- ^ “Los premios del Festival de Cine de Mar del Plata” (español). Los In Rocks. 9 de noviembre de 2015閲覧。
- ^ “Festival de Chicago otorga tres premios a El Club de Pablo Larraín” (español). La Tercera. 24 de octubre de 2015閲覧。
- ^ “El Club triunfa en Festival Iberoamericano de Cine en Brasil” (español). La Tercera. 25 de junio de 2015閲覧。
- ^ “Announcing The 2015 Fantastic Fest Jury Winners!” (inglés). Fantastic Fest. 1 de octubre de 2015閲覧。
- ^ “Larrain-gana-premio-publico-en-helsinki/20000009-2723618 "El club", del chileno Pablo Larraín, gana el premio del público en Helsinki” (español). EFE. 27 de septiembre de 2015閲覧。
- ^ “24th Philadelphia Film Festival” (inglés). Philadelphia FF. 31 de octubre de 2015閲覧。
- ^ “Festival de Cine de Lima: "El club", el mejor filme para APRECI” (español). El Comercio. 14 de agosto de 2015閲覧。
- ^ “Online Film Critics Society Awards 2015: Lista completa de ganadores” (español). El Otro Cine. 12 de diciembre de 2015閲覧。
- ^ “La chilena "El club" y Ricardo Darín, victoria latina en los premios Forqué” (español). WRadio. 11 de enero de 2016閲覧。
- ^ “Premios Caleuche 2016: Lista completa de nominados” (español). El Otro Cine. 29 de diciembre de 2015閲覧。