エルモア・ジェームス
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(エルモア・ジェイムズから転送)
エルモア・ジェームス Elmore James | |
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出生名 | Elmore Brooks |
生誕 | |
死没 | |
ジャンル | ブルース |
職業 | ミュージシャン、シンガーソングライター |
担当楽器 | ギター、ボーカル |
活動期間 | 1940年代 - 1963年 |
レーベル | トランペット、フレア、ミーティア、モダン、チェス、チーフ、ファイヤー |
エルモア・ジェームス(Elmore James、1918年1月27日 - 1963年5月24日)は、アメリカ合衆国のブルース・ギタリスト。エレクトリック・ギターによるボトルネック奏法を主とした野性的な音を特徴とし、後のロック・ギタリストたちにも影響を与えた。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」(2011年)において第30位。
略歴
[編集]ミシシッピ州ホームズ郡リッチランド生まれ。10代の頃から「クリーンヘッド」「ジョー・ウィリー・ジェームス」などの名前で音楽活動を始め[1]、サニー・ボーイ・ウィリアムソンII、ハウリン・ウルフ、ロバート・ジョンソンらと共演した。
1952年にロバート・ジョンソンのカバーの「ダスト・マイ・ブルーム」がビルボードR&Bチャート9位のヒットを記録する[2]。同曲は、ブルース・ロックのミュージシャンによるアルバムにおいてカバーやライブで演奏されることが多い。曲の冒頭で聴かれる彼のワイルドな3連スライド・ギターリフは他のブルース曲にも借用される。またエルヴィス・プレスリーもカバーしたドゥーワップ・グループ、クローヴァーズの「Down in the Alley」(1957年)でも多少変化させたリフが借用されている[3]。
キャリアの絶頂期だった1963年5月24日、ジェームスはシカゴの従兄、ホームシック・ジェームス宅にて心臓発作により死去した。45歳だった[4]。
ディスコグラフィ
[編集]→詳細は「en:Elmore James discography」を参照
アルバム
[編集]- 『ブルース・アフター・アワーズ』 - Blues After Hours (1960年) ※再発盤『The Blues In My Heart The Rhythm In My Soul』でも知られる
※以下のアルバムは死後の発売
- 『スカイ・イズ・クライング』 - The Sky Is Crying (1965年)
- 『アイ・ニード・ユー』 - I Need You (1966年)
- 『フーズ・マディ・シューズ』 - Whose Muddy Shoes (1969年) ※ジョン・ブリムとのスプリット盤
- Street Talkin' (1975年)
- King of the Slide Guitar (1992年)
- The Classic Early Recordings: 1951–1956 (1993年)
- The Sky Is Crying: The History of Elmore James (1993年)
- Golden Hits (1996年)
主なシングル
[編集]- "Dust My Broom" (1951年 & 1965年)
- "I Believe" (1953年)
- "Standing at the Crossroads" (1954年 & 1965年)
- "Dust My Blues" (1955年)
- "It Hurts Me Too" (1957年 & 1965年)
- "The Sky Is Crying" (1960年)
- "I Can't Hold Out" (1960年)
- "Rollin' and Tumblin'" (1960年)
- "Shake Your Moneymaker" (1961年)
- "Look on Yonder Wall" (1961年)
- "Bleeding Heart" (1965年)
- "One Way Out" (1965年)
- "Every Day I Have the Blues" (1965年)
関連項目
[編集]- シェイク・ユア・マネーメイカー - 1961年に吹き込んだ代表曲のひとつ
- ハウンド・ドッグ・テイラー - エルモア直系の荒削りで豪快なスライド・ギターが特長
- デルタ・ブルース
- アメリカ合衆国の音楽
- アメリカ合衆国南部
- シカゴ・ブルース
脚注
[編集]- ^ Koda, Cub. “Elmore James - Biography & History”. AllMusic. May 13, 2022閲覧。
- ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942–2004. Record Research
- ^ Elmore James – Cry for me Baby (Open G Tuning) 2023年7月31日閲覧
- ^ The Story Of Elmore James - The Legends Of Music, Jan 22, 2019 2023年7月31日閲覧