ウォーカー・ブラザーズ
ウォーカー・ブラザーズ | |
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原語名 | The Walker Brothers |
別名 | ウォーカー・ブラザーズ・トリオ |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル | |
活動期間 |
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レーベル | |
共同作業者 | ジョニー・フランツ |
旧メンバー |
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ウォーカー・ブラザーズ (The Walker Brothers) は、アメリカ合衆国のバンド。1960年代中頃に英国で大きな成功を収めた。クリス・ケナーのカバー「ダンス天国」や、フランキー・ヴァリのカバー「太陽はもう輝かない」のヒットで知られる。ブラザーズと名乗っているが兄弟ではない。
解説
[編集]前身バンド「Judy and the Gents」などを経て、1964年にロサンゼルスで元ルーターズのスコット・エンゲル、ミュージシャンのジョン・ウォーカー(本名 ジョン・ジョゼフ・マウス)、ドラマーのアル・ティニー・シュナイダーの3人で「ウォーカー・ブラザーズ・トリオ」が結成される[5][6]。
スコットとジョンのデュオとしてマーキュリー・レコードと契約し、R&B歌手ユージーン・チャーチのカバー『Pretty Girls Everywhere』でデビューする。メイン・ボーカルはジョンであった。TVショー『Shindig!』やミュージカル・コメディ映画『踊る太陽』にも出演したが人気は出なかった。
その後、スタンデルズのドラマーのゲイリー・リーズにイギリス行きを説得され、1965年2月にゲイリーを加えてロンドンに拠点を移す。名プロデューサージョニー・フランツに見出されフィリップス・レコードと契約する。スコットのメイン・ボーカルで吹き込んだ2枚目のシングル『Love Her』が全英20位を記録する。
1965年9月、ジェリー・バトラーのカバー『涙でさようなら』が全英1位・全米16位を記録する。ジョンはこの年、一緒にツアーを回ったヤードバーズのジェフ・ベックに中古品としては割高の75ポンドで1954年製フェンダー・エスクワイヤーを譲っている[7]。
1966年、『太陽はもう輝かない』が全英1位・全米13位を獲得する。日本でもヒットし、1967年2月に初来日する。
春に行ったジミ・ヘンドリックス、キャット・スティーヴンス、エンゲルベルト・フンパーディンクとのイギリスツアーの後に解散し、それぞれソロ活動を行う。
1968年1月、日本で臨時に再結成をし、日本武道館などで公演を行う[8]。
1975年に再結集して、GTOレコードからアルバム『ノー・リグレッツ』を発売する。翌年シングルカットした『ノー・リグレッツ』が全英7位を記録する[9]。1978年に最後のスタジオ・アルバムを発売し活動停止する。
メンバー
[編集]- スコット・ウォーカー(Scott Walker) – リード・ボーカル、ベース、ギター、鍵盤楽器
- ジョン・ウォーカー(John Walker) – ギター、ボーカル
- ゲイリー・ウォーカー(Gary Walker) – ドラムス、ボーカル
作品
[編集]- スタジオ・アルバム
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- 『ダンス天国〜ウォーカー・ブラザーズ 1st』 – Take It Easy with the Walker Brothers'(1965年)
- 『イントロデューシング・ザ・ウォーカー・ブラザーズ』 – Introducing The Walker Brothers'(1965年)(アメリカでの1作目)
- 『ポートレート〜ウォーカー・ブラザーズ 2nd』 – Portrait'(1966年)
- 『太陽はもう輝かない』 – Take It Easy with the Walker Brothers'(1966年)(アメリカでの2作目)
- 『イメージズ』 – Images'(1967年)
- 『ノー・リグレッツ』 – No Regrets'(1975年)
- 『ラインズ』 – Lines'(1976年)
- 『ナイト・フライツ』 – Nite Flights'(1978年)
脚注
[編集]- ^ Ojomo, Nola (25 March 2019). "What are The Walker Brothers' best songs?". The Irish Sun. News Group Newspapers Limited. 2024年5月3日閲覧。
- ^ Webb, Peter (2010) [2007]. Exploring the Networked Worlds of Popular Music: Milieux Cultures. London: Taylor & Francis. p. 62. ISBN 9781135910792
- ^ Horn, David; Shepherd, John, eds (2012) [2012]. Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World volumes VIII: Genres: North America. London: Bloomsbury Academic. p. 37. ISBN 9781441160782
- ^ Howland, John (2021). Hearing Luxe Pop: Glorification, Glamour, and the Middlebrow in America Popular Music. Berkeley, California: University of California Press. p. 216. ISBN 9780520971646
- ^ "The Walker Brothers: A potted history". The Telegraph. Telegraph Media Group Limited. 9 May 2011. 2024年5月3日閲覧。
- ^ "ウォーカー・ブラザーズのスコット・ウォーカー、死去". BARKS. ジャパンミュージックネットワーク. 2019年3月26日. 2024年5月3日閲覧。
- ^ McCulley, Jerry (28 April 2009). "Legendary Guitar: Jeff Beck's 1954 Yardbirds Esquire". Gibson. 2012年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
- ^ 『昭和の不思議101 2019年陽春号』大洋図書、129頁。ISBN 9784813026976。
- ^ "WALKER BROTHERS songs and albums | full Official Chart history". Official Charts Company. 2024年5月3日閲覧。