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アノールトカゲ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アノールから転送)
アノールトカゲ科
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: アノールトカゲ科 Dactyloidae

アノール属(アノールトカゲ属) Anolis のみ、あるいは8属に分割

アノールトカゲ科またはアノール科 (Dactyloidae) は、有鱗目イグアナ下目の1科である。

かつてはイグアナ科ハガクレトカゲ属 (Polychrus) と共に含められアノールトカゲ亜科 (Polychrinae) とされていた。別の説ではハガクレトカゲ属と共にアノールトカゲ科 (Polychridae) とされていた。それらの場合も、学名と異なり和名はアノールトカゲ(亜)科だった。

約400種を含む巨大な科。アノール (Anole) と総称される。

日本の外来生物

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日本には本来分布しないが、小笠原諸島及び沖縄本島グリーンアノールが帰化している。

以下の種と属が外来生物法により指定されており、事実上輸入はできない。

分類

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この科は、かつては以下の2属に分類されていて、それぞれ100種以上が属していた。

近年の系統解析によると、アノール属は側系統であり、7属に分割するか、逆にノロプス属も含めるべきだという。

分割した場合の属リスト(ノロプス属を加えた8属)は以下のとおり。

  • Dactyloa タイプ
  • Deiroptyx
  • Audantia
  • Chamaelinorops カメレオンモドキ属
  • Xiphosurus
  • Anolis (かなりの種が除外されるため和名が引き続きアノール属となるかどうかは不確定)
  • Ctenonotus
  • Norops ノロプス属

Phenacosaurus を設ける説もあったが、Dactyloa(あるいは属を分割しないなら Anolis)に含められる。

かつてはハガクレトカゲ属 (Polychrus)、AnisolepisDiplolaemusEnyaliusLeiosaurusPristidactylusUrostrophus などの属を同科とすることもあったが、遠縁であることがわかった。ハガクレトカゲ属はグリーンイグアナ属 (Iguana) やバシリスク属 (Basiliscus) に近縁の可能性がある[1]が単独で科 Polychridae に残し、他は、別科Leiosauridaeに分割することが多い。

出典

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  1. ^ Omar Torres-Carvajal, Claudia Koch, Pablo J. Venegas, Steve Poe (2017-01-01). “Phylogeny and diversity of neotropical monkey lizards (Iguanidae: Polychrus Cuvier, 1817)”. PLOS ONE. doi:10.1371/journal.pone.0178139.