アーバンパークライナー
アーバンパークライナー | |
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アーバンパークライナー(南桜井駅) | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運転取りやめ |
地域 | 東京都・埼玉県・千葉県 |
前身 | 特急「きりふり」 |
運行開始 | 2017年4月21日 |
運行終了 | 2024年3月15日 |
運営者 | 東武鉄道 |
路線 | |
起点 | 浅草駅・大宮駅 |
終点 | 大宮駅・春日部駅・運河駅・柏駅 |
営業距離 |
50.5km(浅草駅 - 大宮駅間) 63.0km(浅草駅 - 柏駅間) 42.9km(大宮駅 - 柏駅間) |
列車番号 |
浅草発 S1045(1号)浅草 - 春日部間 S1802A (1号)春日部 - 大宮間 S1401A(1号)春日部 - 柏間 大宮発 1403A(2号) 1405A(4号) 1407A(6号) 柏発 1402A(3号) 1404A(5号) S1406A(7号) |
使用路線 | 伊勢崎線・野田線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
身障者対応 | 2・5号車 |
座席 | 全車指定席 |
技術 | |
車両 | 500系電車 |
軌間 | 1067 mm |
電化 | 直流1,500V |
備考 | |
データは運行休止時点 |
アーバンパークライナーは、かつて東武鉄道が浅草駅 - 大宮駅・柏駅間などを伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・野田線(東武アーバンパークライン)で運行していた特別急行列車である。本項では、浅草駅 - 春日部駅間で現在も運行されている「スカイツリーライナー」についても記述する。
一部の案内では、料金体系が同じアーバンパークライナーとスカイツリーライナーを合わせて「特急ライナー」とくくられていた[1]。アーバンパークライナーの運転取りやめ以降は、スカイツリーライナーのみ「特急ライナー」と案内されている[2]。
概要
[編集]2016年10月27日に、500系電車「リバティ」の愛称が発表されたのと同時に運行開始が公表された[3]。
2017年4月21日のダイヤ改正より運行を開始[4]。野田線(東武アーバンパークライン)では初の定期有料列車であり、同時に定期列車では初の伊勢崎線(東武スカイツリーライン)直通列車となった。
2024年3月16日のダイヤ改正で一旦設定が取りやめられた[5]。これは春日部駅の高架化工事の進捗により、伊勢崎線と野田線を結ぶ渡り線がなくなることが要因とされており、高架化工事完了後に再設定するかどうかを検討する予定にしている[6]。
運行概況
[編集]アーバンパークライナー 経路図 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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平日夜間のみの設定で、浅草発大宮・柏行き(1号)、大宮 - 柏間の2往復(2 - 5号)、大宮発運河行き(6号)、柏発春日部行き(7号)の計7本が運行されていた[7]。
そのうち1号は多層建て列車で、途中の春日部駅で分割され、柏行きは春日部駅から進行方向を変えていた。浅草発大宮行きの野田線内は上り列車だが、号数は浅草からの引き続きで奇数のままであり、それに合わせ柏発も上り列車だが号数は奇数、大宮発は下り列車であるが号数は偶数となっていた[8]。
列車番号は伊勢崎線・野田線で異なる付番で、両線とも下り列車は奇数、上り列車は偶数が原則であるため、春日部駅を境に列車番号は別建てであり、野田線内は号数と一致しなかった。列車番号の付番方法については「列車番号の付番方法#伊勢崎線(東武スカイツリーライン区間を含む)・日光線および野田線を除く支線」および「列車番号の付番方法#野田線」を参照。
土休日は全列車運休であったが、浅草発の列車は、浅草 → 春日部間で「スカイツリーライナー」が同時刻に運行されていた。
停車駅
[編集]- 浅草発柏行き(1号)
- 野田線内発着(2 - 7号)
- 大宮駅 - 岩槻駅 - 春日部駅 - 藤の牛島駅 - 南桜井駅 - 川間駅 - 七光台駅 - 清水公園駅 - 愛宕駅 - 野田市駅 - 梅郷駅 - 運河駅 - 流山おおたかの森駅 - 柏駅
- 八木崎駅・豊春駅・東岩槻駅は浅草発のみ停車し、野田線内運行の列車は停車しなかった。
- 6号は大宮発運河行き、7号は柏発春日部行き。
使用車両
[編集]500系電車「リバティ」を使用していた。1号は春日部駅まで6両で運行したのち1 - 3号車を大宮行きに、4 - 6号車を柏行きの3両に分割して運行していた。1号以外は全区間3両編成で運行された。
最終運用となる大宮発運河行き(6号)、柏発春日部行き(7号)終着後は併合せず3両編成のまま別個に北春日部(南栗橋車両管区春日部支所)へ回送されていた。
なお、2020年3月13日まで運行されていた浅草発大宮行き(当時の1号)は、春日部駅で分割せずに6両のまま大宮へ向かい、大宮から浅草へ回送されていた。
料金制度
[編集]全列車が全車指定席であった。ただし、浅草発はせんげん台駅、大宮発は春日部駅、柏発は運河駅より先では乗車券のみで利用できた[9]。
方向 | 乗車駅 | 特急料金(円) |
---|---|---|
上り | 柏 流山おおたかの森 |
320 |
下り | 浅草 とうきょうスカイツリー 曳舟 北千住 |
420 |
大宮 岩槻 |
320 |
座席指定区間内の乗降口は浅草発は途中のとうきょうスカイツリー駅・曳舟駅・北千住駅の各駅を含み6両全開扉するが、大宮発(岩槻駅を含む)および柏発(流山おおたかの森駅を含む)では3両編成の2号車1か所のみ開扉した。座席指定解除後は全開扉する。
スカイツリーライナー
[編集]スカイツリーライナー | |
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概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 東京都・埼玉県 |
前身 | 特急「けごん」「きりふり」 |
運行開始 | 2017年4月21日 |
運営者 | 東武鉄道 |
路線 | |
起点 | 浅草駅 |
停車地点数 |
上り5 下り6 (いずれも起終点含む) |
終点 | 春日部駅 |
営業距離 | 35.3km |
平均所要時間 | 約36分 |
列車番号 |
下り 1045(1号) 1053(3号) 上り 1000+号数 |
使用路線 | 伊勢崎線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
身障者対応 | 2・5号車(500系) |
座席 | 全車指定席 |
その他 | 東武鉄道の登録商標(第5858289号) |
技術 | |
車両 | 500系電車 |
軌間 | 1067 mm |
電化 | 直流1,500V |
スカイツリーライナーは、浅草駅 - 春日部駅間で運行される特急列車である。2017年4月21日のダイヤ改正より、区間運転の「けごん」「きりふり」を転換する形で運行開始した。
2023年8月現在、下りは夜間・上りは朝に各1本(土休日は2本)運行されている。なお、下り列車は2020年6月6日にいったん廃止されたが、2022年3月のダイヤ改正より「けごん」「リバティけごん」を区間短縮する形で再度設定された。
「スカイツリーライナー」の列車号数は特急「けごん」「きぬ」の列車号数順と比較し、下りは独立しているが上りは通しとなっている。また列車番号については「けごん」「きぬ」との通し番号となっている[10]。
停車駅
[編集]浅草駅 - とうきょうスカイツリー駅 - 曳舟駅 - 北千住駅 -(せんげん台駅)- 春日部駅
- せんげん台駅は下り列車のみ停車。
使用車両
[編集]- 500系(リバティ):1号・2号(6両編成)、3号・4号(3両編成)
料金制度
[編集]全列車が全車指定席である。ただし、浅草発はせんげん台駅より先では乗車券のみで利用できる[11]。
方向 | 乗車駅 | 特急料金(円) |
---|---|---|
上り | 春日部 | 550 |
両方向 | 北千住 曳舟 とうきょうスカイツリー |
420 |
下り | 浅草 |
座席指定区間内の乗降口は、浅草発は途中のとうきょうスカイツリー駅・曳舟駅・北千住駅の各駅を含み6両全開扉した。
野田線優等列車沿革
[編集]※便宜上、「スカイツリーライナー」の沿革も記述する。
- 1969年(昭和44年)9月27日:春・秋の臨時列車として5700系を使用した大宮発の急行「きりふり」・「りゅうおう」を設定。
- 1972年(昭和47年) 11月11日:「きりふり」・「りゅうおう」運行終了。
- 2012年(平成24年)
- 12月1日:634型を使用した臨時特急「スカイツリートレイン」4号大宮発浅草行きを土曜日限定で運行開始。「きりふり」・「りゅうおう」廃止以来40年ぶりに野田線に一般向け優等列車が設定される。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)3月12日 :「スカイツリーライナー」の下り列車を再設定[19]。
- 2024年(令和6年)3月16日:ダイヤ改正により、「アーバンパークライナー」の運行を取り止め[5]。代替として、浅草発春日部行き「スカイツリーライナー」1号(平日)と、大宮発野田市行き普通列車を新設。
脚注
[編集]- ^ “停車駅|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2023年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月5日閲覧。
- ^ “停車駅|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2024年4月5日閲覧。
- ^ “新型特急車両「500系」の車両愛称名が「Revaty(リバティ)」に決定しました!” (PDF). 東武鉄道 2016年10月27日閲覧。
- ^ “2017年4月21日(金)ダイヤ改正を実施! 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・東武アーバンパークライン【特急列車概要】” (PDF). 東武鉄道 2017年1月18日閲覧。
- ^ a b “2024年3月16日(土)ダイヤ改正を実施します” (PDF). 東武鉄道 2023年12月15日閲覧。
- ^ “なぜ?東武の異色特急「アーバンパークライナー」全て廃止のワケ 乗車率は関係なかった”. 乗りものニュース 2023年12月19日閲覧。
- ^ a b “東武アーバンパークライン、急行運転の開始や最終列車の繰り下げ等大幅なダイヤ改正を2020年3月14日に実施” (PDF). 東武鉄道. (2019年12月10日) 2019年12月11日閲覧。
- ^ “特急情報 浅草 ー 春日部 ー 大宮・柏” (PDF). 東武鉄道. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “スカイツリーライナー・アーバンパークライナーの特急料金”. 東武鉄道. 2023年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月15日閲覧。
- ^ “平日上り時刻表” (PDF). 東武鉄道. 2024年3月16日閲覧。
- ^ “スカイツリーライナーの特急料金”. 東武鉄道. 2024年3月16日閲覧。
- ^ “8月8日(土)から 大宮発浅草行き 臨時特急「スカイツリートレイン」増発!” (PDF). 東武鉄道. 2015年7月27日閲覧。
- ^ “浅草駅から東武アーバンパークライン 清水公園駅方面に直通する運河駅行き臨時特急を初運転!” (PDF). 東武鉄道. 2015年11月12日閲覧。
- ^ “昨年に引き続き浅草駅から東武アーバンパークライン 清水公園方面に直通する運河行き臨時特急を列車運転します!” (PDF). 東武鉄道. 2016年11月21日閲覧。
- ^ “3・4月 スカイツリートレインの運行スケジュールはこちら” (PDF). 東武鉄道 (2017年3月8日). 2017年3月10日閲覧。
- ^ “2020年3月東武アーバンパークラインで大幅なダイヤ改正を実施!ラッシュ時の柏~船橋間を最大11分短縮します!” (PDF). 東武鉄道 2019年9月27日閲覧。
- ^ “2020年6月6日(土)ダイヤ改正を実施!【特急列車・THライナー・SL大樹概要が決定】” (PDF). 東武鉄道 2020年2月27日閲覧。
- ^ “8月18日以降の伊勢崎線および日光線特急列車の車種変更について”. 東武鉄道 (2021年7月16日). 2021年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月27日閲覧。
- ^ “東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線等にて2022年3月12日(土)ダイヤ改正を実施します” (PDF). 東武鉄道. (2021年12月10日) 2023年12月15日閲覧。